【No.14】「最高のリーダはーは何もしない」を読んだまとめ
「最高のリーダはーは何もしない」
本屋でパラパラ見ていたら、本当に自分の理想のリーダー像について書かれていて、衝動買いしてしまった。
ちなみに、著者の藤沢久美さんは研究機関の代表や、NHKのキャスターをやっていた。
その中で、多くのリーダーたちをインタビューしてきたそうだ。彼女のTEDトークを見つけたので貼っておく。
結論
リーダーはビジョンを作り、浸透させ、メンバーに仕事を任せることが仕事である。
これに尽きる気がした。
詳しくまとめていく。
リーダーはビジョンを作り、語る
今の時代では、「指図して人を動かす」という方針では組織として発展しない。
「ビジョンに沿って、自発的に動いてくれるチーム」が必要である。
これは、今の時代だと、ユーザーの欲しいものが多岐に渡って、そして変化のスピードが速い。そうすると、リーダー一人で全てを決めて、それをメンバーに割り振るやり方では追いつかなくなっている。
そのため、リーダーに求められる役割は3つ。
1. 人々の心が動くようなビジョンを作る
2. そのビジョンをチームに浸透させる
3. メンバーを信じて仕事を任せる
逆にメンバーに求められることは、
1. そのビジョンに共感する
2. ビジョンに沿って、自律的に考えて仕事をする
逆に、リーダーは、この二つが出来る人を見極めてチームに入れないといけない。
そして、この体制が整うと、
メンバーがビジョンに共感し、ビジョンに沿って自律的に動けるようになる
↓↑
リーダーの手が空いて、次なる展開を考えて、さらにビジョンを磨くことができるようになる
という好循環を巻き起こすことができる。
まさに!これ!!これが自分としてのチームの理想。
リーダーはビジョンをどうやって作るか
リーダーの最終的な決断は、「直感」であることが多い。
日々考え続け、新しいことに挑戦し、様々なことに興味を持つことによって、リーダーの中にデータがどんどん溜まったいく。
そして、そのビッグデータを解析し、直感で結論を出す「AI」のような方法で、決断が行われている。
リーダーがよく使う「たまたま」は、普段からアンテナを貼ってるからこその「たまたま」である。
このビッグデータを集めるために、様々なことに対して常に釣り針を垂らしておくことが大切である。そうすると、いい情報と出会った時に「たまたま」それをキャッチすることができる。
視野広く、いろんなことに興味を突っ込む姿勢が大切だ!
リーダーはビジョンをどうやって浸透させるか
ただし、「ただ直感で決めました」と言っただけじゃ、ビジョンは浸透しない。
基本的に組織の決定に対して、「正解」はない。リーダーの方針が正しいか間違っているかは結果が出るまでわからない。
だからこそ決断に対しては「納得感」が全てである。リーダーは直感に対して後付けでもいいので、ロジックを説明し、ストーリーテリングをし、メンバーに納得してもらうという仕事がある。
リーダーはついつい、メンバーにもビジョンは十分浸透しているだろうと考えがちである。
リーダーはビジョンに対して一番思い入れを持っているし、ビジョンについて一番考えているが、実際に手を動かしているメンバーはそこまでビジョンについて考えていないこともある。
リーダーは、自分の発言や行動がチームに与える影響力が大きいことを自覚する。
そして、ビジョンを浸透させるには、日頃からリーダーが何度も繰り返し口に出し、自ら実践しないといけない。
感想
この本の対象として、まさしく今のチームだなと思った。今僕は二人に事業を任せているけど、ちゃんと信頼して、世界を知る仕事をしないといけない。
最近COOからビジョン・ミッションについて話さなくなったよねと言われたけど、まさに自分とメンバーでのビジョン・ミッションへの温度感の違いだったんだろう。
もっと狂ったようにビジョンを言いまくる社長になろう。
自分たちのビジョンは「全ての人がやりたいことをやり、人生にワクワクしてる世界を創る」なので、まずは僕自身が毎日ワクワクして、楽しそうに仕事していきたい。
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