『Shota off to a start never seen before in Cubs history(カブス史上かつてないスタートを切った昇太)』
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※以下は記事内の抜粋です。
カブスのジェド・ホイヤー編成本部長が木曜日、オフィスに入ると、他のフロントオフィスメンバーが机の上に置き忘れた本を見つけた。
それは、左腕の今永昇太が昨年日本で出版した、若い投手たちに精神的、肉体的な指導をするための投球術の本だった。
「いや、読めねぇわ」とホイヤーは金曜日、フェンウェイパークのビジター側ダグアウトで笑いながら言った。
「しかし、彼の人間性が分かるよ。彼はとても思慮深い。"投げる哲学者"という異名を持つだけの事はある」
今永は、カブスの先発投手史上初の、キャリア最初の5試合で4勝0敗を記録し、AL / NLの史上37人目の記録となった。
彼は1945年(ボストンのデイブ・フェリス)以来、キャリア最初の5試合で4勝0敗、防御率1.00を下回った最初の先発である。
今永はこう語る。
「信頼を築くのは、それを壊すよりもずっと難しい」
「チームメイトが僕を信頼してくれていること、そしてそれを築き上げることができたことを、本当に嬉しく思っている」
(4/27 レッドソックス戦にて)
今永は、キャリアハイの6回1/3を投げる。その試合、レッドソックスの4番オニールに、センターへロケット弾を運ばれた。
シカゴの先発投手は、ボールが運ばれるのを見ながら、背もたれにもたれかかるように、一瞬、ショックの表情を浮かべた。今永はその後、振り返って首をかしげながら投球を続けた。
「彼がデッドセンターに打ったことには、かなり驚いた。一番大事なのは、そこから気持ちを切り替えて、調整して、そして進み続けること。僕はそれができた」
その評価は、周囲が彼の人柄について語るのと一致する。
試合前、カブスのカウンセル監督は今永について、次のように語った。
「昇太の最大の特徴のひとつは、好奇心が旺盛なことだ。彼はとてもオープンで、とてもよく情報を吸収する。よく観察している。そしてそれが、調整能力に長けている選手に繋がっている」
今永は、シカゴの投手陣がメジャーリーグの打者に対して彼のレパートリーをどのように活かすことができると感じているかに興味を持った。
彼はスプリングトレーニング中に、いくつかのアイデア(1つは速球でゾーンの高めを積極的に攻めること)を実践した。それはシーズンへの土台作りに役立った。
今永が投げれば投げるほど、この左腕に関する本が生まれる。
「彼は進化していく」とホイヤー編成本部長。
「人に見られることを理解し、調整しなければならない。でも、彼の人間性からして、その調整がうまくいくことは間違いない」
ーホイヤーの机の上にある本については?
「その本を読むには時間がかかりそうだね」と今永はジョークを言った。
「エドウィン(通訳)に彼を助けてもらう予定だよ」
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