【第二期 欲求を開発しよう!】Part 6-2 時間を注ぐ準備をしよう①

2020.04.14

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【第二期 欲求を開発しよう!】
Part 6-1 繰り返す欲求・達成される欲求

6-7. 欲求を愛する・育てる = 時間を注ぐ


実践的な話を書く前に…

子供の自分に愛情を与えよう!
自分の欲求を育てよう!

たしかに、概念としてここが大事なのは言うまでもない。
しかし、具体的にはどうゆうことなんだろう…?

酵母マン的には、

「時間」を注ぐ

これだと考えている。

なぜ、「欲求に愛情を与えること=時間を注ぐ」となるのか?
僕としても完全に把握しているわけではない。
それに、ここで細かい仕組みを考察しても意味がない…

でも、時間を注ぐことが最重要なのは当たってると思う。

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6-8. 時間を注ぐ準備をしよう


ここからは欲求に時間を注ぐ方法を考えていく。


欲求を育てる=時間を注ぐこと、と捉えることで、考えが一つ進む。

自分は、何に対して時間を注いでいるのだろうか?

ここをしっかり自問自答していく。


そうすると、とある問題点が浮き彫りになっていく。

時間を注いでいる、ならまだ良い。
もしかして…時間を吸い取られていないだろうか?


そこで、まずは「注ぐための『時間』」を確保するために、
自分の時間を吸い取ってしまう「時間掃除機」への対処法を考えていく。

僕の場合は…

反復性・衝動性が弱い(良い・悪いの点でも中立)
・SNS
・ネットニュース
・その他スマホ関連

反復性・衝動性が強い(ネガティブな性質もある)
・酒

について考える。

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スマホ・ネット系への対処法


Twitter、note、You Tube、その他諸々のSNSなど。
あるいは、Yahoo!などのネットニュース。

これらは、時間の観点で考えると、所々でつまみ食いしていくねずみのようなものだ。
人によっては掃除機のように時間がガンガン吸い取られる。

SNSとかネットニュースを見れない状態になった時。
不安になったり、イライラしたり、我慢できない、
などの傾向が見えたら。
対処法としてはお酒などと同様の、
依存傾向のある欲求への対策が必要になる。

先に対策を書いて、そのあと心の動きを説明する。

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ネット対策:スクリーンタイム

(iPhoneの話を書きます)

① 「設定」>「スクリーンタイム」>「コンテンツとプライバシーの制限」
>「コンテンツの制限」>「Webコンテンツ」

ここの、「常に許可しない」の部分に、SNSやネットニュースのアドレスを入れる。
パスワードは4桁の数字なので、あまり使わない数字を紙にメモっておく。
紙は無くさないように注意

② 先程の「コンテンツとプライバシーの制限」で、一番上をONにする

これでスクリーンタイム機能が始まる。

③ 先程の「スクリーンタイム」>「休止時間」で時間を設定

最初は寝てるであろう時間帯でいいのでは?

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SNS対策:パスワードの分離

① ログインパスワードを10文字以上(できれば20文字くらい)の文字の羅列にする (パスワードA)

記憶できないように、英字・数字(可能なら記号も)入れる。

例えば…
ajb6rt7kd8f90ajx5
↑何も見ないでこれを暗記して書き出すのは難しい

② これをエクセル上に保存する

③ エクセルファイルにパスワードをかける (パスワードB)
(方法は各自検索してくれ)
これも、覚えられないパスワードにする
例えば… nphjwief2a688oq

④ エクセルファイルをUSBにだけ保存する

⑤ パスワードBは紙に書いておく

⑥ USBは家、パスワードBの紙は職場、などのように
物理的に異なる場所に置く


この方法を取ると、
・USBに入った、鍵付きのパスワードA
・紙に書いたパスワードB
この両方が揃わないと、SNSにログインできなくなる。

もっと簡単にすると、パスワードAを紙に書いて隠しておく、だけでも良い。
(この紙は手の届かないところに隔離する)

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心の動き

心の動きの観点で考えてみよう。

① 「我慢しなければいけない」という思考の縛りをやめる

これから欲求を開発しよう!って話をしてるのに。
最初の一歩目から抑圧・我慢をしてたら何も始まらない。

我慢が必要になるのは、
目の前に・手の届くところにあるから
この初期設定の部分をいじってしまうのだ。
(家計の管理で言えば、食費とかをいじるんじゃなくて、固定費を変えるかんじ)

② 「実行可能な欲求」から「実行不可能な願望」に変える

目の前ですぐに実行できるから、「欲求」になる。
欲求だから、我慢する必要がある。

ここを逆手に取って、欲求を願望に変えてしまう。
願望は実行に移せないから、我慢の仕様がない。

③ 距離感を活用することで、欲求を願望に変える

・手順の距離感(面倒くさい)
・物理的な距離感(物理的にアクセスできない)
・心理的な距離感(抵抗感・拒否感)

これを利用する。


・手順の距離感(面倒くささ)

スクリーンタイムで、特定のサイトにアクセスしたときにパスワードを要求されるようになると…
まず、めんどくさい。
パスワードを覚えていなければ開けられない。

とはいえ、スクリーンタイムの効果はそんなに強くない。
開けようと思えば開けられるから。
スクリーンタイムはあくまで、補助道具と考えておく。


・物理的な距離感(物理的にアクセスできない)

こいつがかなり効果的。

ふと、「Twitterみたいな」と思った瞬間に、ログインできない状況。
これを作り出せれば、SNSに吸い取られる時間のかなりを回収できる。

また、この状況を活用することで、
「土曜日だけはパスワードの紙を合体させてログインしよう」
というような、欲求のコントロールも可能になる。

欲求のスイッチがONになる数段階手前で、
理性があらかじめコントロールしておく。

この思考のスタンスが大事。


・心理的な距離感(抵抗感・拒否感)

スクリーンタイムも、パスワードの分離も。
この心理的な距離感を生み出すための補助道具だ。

せっかく設定したから、無駄にしたくないという「抵抗感」
楽な方へ、楽な方へ流れるのが嫌だ!という「拒否感」

こういった、ネガティブに対する反動が出てきたらまずまず。

一番良い状態は…

○○に時間を注ぎたいから、SNSなどに吸い取られるのを止めたい!

というポジティブベースの気持ちが出てきたら大成功。

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次回は、ネガティブな欲求対策を考える。

【第二期 欲求を開発しよう!】
Part 6-3 時間を注ぐ準備をしよう②

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