今日で5年

大好きだったばぁちゃんとお別れしてもう5年。ばぁちゃんが見たかったひ孫は男の子で5歳になったよ。それからもう一人3歳の女の子も産まれたんだよ!

なぁんていつもこの時期になるとなんとなく胸がざわめく。

5年前、私は介護福祉士の試験を控えていました。試験のため土曜日に前乗りし日曜日の試験に行く予定で、ばぁちゃんもそれを知っていたので前乗りの前日の夕方に電話が来て、「気をつけて行くんだよ、頑張って来るんだよ」と30分程会話をしました。

その数時間後…
27日の朝にばぁちゃんは突然亡くなりました。胸の痛みを訴え、叔母さんに救急車を呼んでもらい、私と母と病院へ向かいました。もちろん妹夫婦も。その日は大雪で普段なら20分くらいで病院に着くところ40分くらいかかりました。病院についたときにはすでにばぁちゃんは機械で心臓マッサージをされていました。あまりに突然の事、数時間前にはちゃんと会話したよね??と頭がごちゃごちゃのまま、母と叔母さんは先生から説明を受け、心臓マッサージを辞めました。

突然の出来事、死因も不明(書類には心臓性突然死と記載されていました)
家に帰ってきたばぁちゃんの姿をあまり見ることができませんでした。
でもばぁちゃんから離れたくないと試験に行くのは辞めると母に伝えました。でも母は「ばぁちゃんは頑張って来いって言ってたでしょ?なら行きなさい」と言ってくれました。正直葛藤はかなりありました。でもばぁちゃんから受けた言葉を胸に行くことにしました。
予定よりもかなり遅れて出発する事、一緒に行く人は理解をしてくれていて待っていてくれました。
ホテルについたときには勉強しなきゃより、ばぁちゃんとの事が頭でいっぱいで号泣でした。

翌日、モヤモヤは晴れないまま試験会場へ。
やれる事は全てやりきろうと思い、試験に望みました。

終了後はすぐに帰りました。何時に帰ったかは覚えてないけれど、なんとかばぁちゃんの所に行きました。そこからはあっという間に通夜、葬儀が終わり、火葬場での最後のお別れはやっぱり寂しいし、辛かった。涙はずっと止まりませんでした。

葬儀後はしばらくばぁちゃんの家で過ごしました。田舎でしたのでとても寒かったし、妊娠中の妹も心配でしたが、最後にあの家で過ごせたことはよかったです。


5年たってもまだばぁちゃんがどこかにいる気はします。今の自分を見たら怒るんだろうなぁって想像もします。唯一続いてた介護の仕事だったので。

こうやって振り返っていてもまだ思い出して涙が出てきます。
前を向かないといけないのになかなか上手くいかない。
焦らなくてもいいのに焦ってしまう。

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