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はじめに~「KOU」の企業理念・展望

芸術とは何か?

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 はじめまして、KOU(コウ)です。天坂大三郎(てんさかだいざぶろう)のペンネームで小説を書いています。といっても、有名な文学賞を取ったこともなければ、ここ数年は「小説」とは呼び難い、ただダラダラ長いだけともいえる文章を、ガラケーにメモってはパソコンに清書して電子出版を続けています。例えばこんな文章です。

 ぼくには嫌いな人がいないなんちゃってリフォームを考察し 自分の伝記や空き家らしいこと 素人のリフォームでもひじき 切り干し 砂肝 ワサビ 山を買い 要は「それから」からをYouTubeで放送しながら自分ができることとできないこと 他の人ができることできないことを 主観を交えずどんなに仕事をしていないようにみえる人にも炊き込みご飯 カルボナーラ ひじきおにぎり ソーセージ サンドイッチ ツナ缶 手羽先とそれぞれの可能性を引き出し 非効率を減らし 適材適所の仕組みをつくって やっぱり少し寝ることにしたぼくは入社して約一年 より品質の高い仕事をより効率よく実現する学舎の日常清掃に主に携わってきました 苦手意識はあるものの嫌いはなく それぞれの良さをみつけるなかで適所に配置 組織のわだかまりを減らす方法が福岡さんだった西武詰所の傘を明日にするか微妙なラッキーポイントは三枚 やがて小作で起きあがって姿勢をまっすぐ直した彼はたぶん少しエハラマサヒロに似ていた軽井沢の底の児童公園にエビナと泉と豊川とショウジもいた 重要でない箇所は水日だけにして たとえばバイブーだったら二番ルームだけをそうして 月曜日は一番ルーム 火曜日は三番ルーム 水曜日は鶏肉タルタルを食べながらそれじゃダメだと酒本さんはいった 結局一二番の一日おきはそのままに 北別府の六分割の容量をそのままシフトするのがわかりやすいし変化も最小で済むとの結論に落ち着いた匂いのもとは 結わえた後ろ髪がピンク色のどうもしっくりこない女だった次の匂いは普通にいい匂いで 四十五歳定年論が資料を取り出してみたもののほとんど手つかずで終わった0時からの夜勤をシュミレーションしたところ 11時に帰ったとしてからのご飯と酒以前の根本が放置されたまま要はまるで話にならなかった 接続詞はもうつかわない!と激しくオザックが会館の裏地を安いヒョウ柄のスニーカーブルースと意味がわからないことを恐れていた時代 「チェリー&ザ・マウンティン」に今度こそみた光の確証は小村くんと爆笑談を結成 だいたい手書きの価値をいまさら「無名作家の手書き生原稿」をメルカリとか空き家管理清掃とあわせて不動産会社に空き家情報と仲介権を売るビジネッスからはじまり チラシの中身は管理だけから清掃や仲介オプションほか空き家の利用提案をスンにはエクセルと湯抜きマニュアルをセブンでプリントしたら 風にむかって顔ビニールするおっちゃんと目が合った三鷹で気にしていた中神まで送りがてらシロに会いにいくのもありだと思った国 そう 青梅通貨をつくって青梅国 青梅王 青梅の王 ブロックチェーン 独立国 とりあえず半独立国家を目指す畑とシロが警戒のこぶしは相変わらず傑作すぎて自分の笑顔と坂上の笑顔がダブってみえた 

アマゾン(Kindle版)で絶賛?発売中!!の【天坂大三郎・全集】

 はい、まったく興味が沸かないと思います。というのもこの文章は文章だけでは成立しない、「音読」をしてこそ完成する文章なのです。なぜ「音読」が必要なのか?

 その前に、芸術とは何だ?と、皆さんは思いますか?

「芸術は爆発だ!」という有名な言葉もありますが、私が思う芸術とは、一言でいうと、「心」です。「魂」や「本質」という言い方もできるでしょう。人はみんな、自分の本当の「心」や「魂」や「本質」のままに生きることはできません。会社のため、利益のため、誰かに好かれるため、誰かと争わないため……。いわば社会(集団)と折り合いをつけるために、自分の本当の「心」を常日頃偽っています。偽り続けるうちに、自分の本当の「心」が何か?わからなくなってしまっています。芸術をつくるとは、自分の本当の「心」に気づき、取りもどすための手段なのです。


自然の秩序と人工の秩序

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 自分はこれこれこういう性格だと、簡単に口に出して言えることは、本当の自分とはほど遠い表面的なものです。本当の心、その人の本当の魂や本質というのは、簡単に口で言えるようなことではありません。一方で、とても単純でもあります。本当の心の在りのままを実現しているのが、子供です。動物もそうです。われわれ人間の大人が子供や動物をみて、その様子や言動に魅かれるのは、そのままの彼らがすでに一流の芸術家だからです。

「人間は産まれたその日が最も完璧で、人生が進むにつれて衰退していく」

 なにを隠そう、これは私自身の言葉です。「完璧」とは、純真性=生命としての在りのままの状態ということです。「衰退」とは、社会(集団)と折り合いをつけるために、本当の「心」(在りのままの状態)を偽り、自分自身を見失っていく大人の有様のことです。

 子供や動物たちにも「秩序」はあります。虫を殺せば「可哀想」という心が芽生えるし、動物たちにしても、必要以上に獲物をとって食ったりは基本しません。たとえば野生の肉食動物たちは、空腹になってから獲物をとりに出かけます。獲物を探し、追いかけ、捕まえるまでの運動量……空腹時の状態で激しく運動することで、血中のブドウ糖が適度に分解されるため、満腹中枢がしっかりと働き、結果、食べ過ぎを防ぎ、肥満や生活習慣病にならないと言われています。彼らの秩序は、科学的にも自然の原理に則った生命そのものの秩序です。

 一方の人間は、空腹を感じたらすぐ食べてしまうどころか、空腹でなくても毎日三食食べるので、体中に溜まった糖を分解する「間」がありません。だから食べ過ぎてしまい、肥満や生活習慣病になってしまうのです。人間の秩序は、必要以上の欲求を満たすため、大きな利益や権威を得ようとするあまり、人工的です。人工的につくったあらゆる決まりごとや法律で自らを縛り、自ら苦しんでいます。そして、そうあるべきこそが普通、人生とは所詮苦しみのほうが多い、その苦しみに耐えるのが大人……というふうに、自然の原理に反した間違った認識を正当化してしまっています。故に、本当の心を取りもどすどころではないのです。

 本当の心と自然の秩序を取りもどすには、人工的な秩序の枠から出なければなりません。小説でいう人工的な秩序の枠とは、主に「テーマ」や「ストーリー」です。小説とは、人生の教訓的なテーマをモチーフに書かれるもの、起承転結のストーリーがちゃんとあるもの……と、大抵の人は思っています。しかし、私が書く小説には、教訓的な「テーマ」も「ストーリー」もありません。基本的な文法でさえわざと崩して書いているのは、先に紹介した文章を読んでの通りです。

 音読をもって完成させることにしても、視覚の枠に限定しない為です。舞台パフォーマンス的な演出ができれば、視覚や聴覚だけでなく、五感ぜんぶにまで広げられるでしょう。これらの芸術的行為はすべて、人工的な秩序を極限まで取り払って、子供や動物のような自然の秩序を、自分自身の本当の「心」を取りもどすための実験であり、過程なのです。


芸術家は仕事をしてはいけない

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 過程の形や趣向は人それぞれでも、人間の「目的」はみんな一緒です。自分自身の本当の心を取りもどし、自然の秩序に身を任せること。仕事でも趣味でも、人が真剣になり得るもののゴールはすべてそこに繋がっていると私は思います。つまり、すべてが芸術と繋がっている、すべての行為が芸術ともいえます。

 とはいえ、利益や表面的な共感を得ることを前提としない「芸術」というカテゴリこそが、自然の秩序と本当の心を取りもどす目的により純粋であることは言うまでもありません。故に、芸術家のほとんどは、その意思や志に見合った生活環境にいないのが現実です。私自身も、二十代の頃までは風呂なしアパートに住みながら、小説を書く時間のために借金を重ね、自己破産をしました。

 芸術をつくる、自然の秩序と本当の自分の心を取りもどすためには、圧倒的な時間と忍耐が必要です。成長の過程で、躾や教育の名のもとに植え込まれた社会の秩序(常識と言われているもの)の多くが、実は自然の秩序と自らの心を見失わせる原因であることをしっかり認識し、自分の中に落とし込まなければなりません。それは単純に、生きてきた年数の倍かかるとして、二十歳からなら、四十歳までかかる計算になります。

 要するに芸術家は仕事をしてはいけないのです。「自然の秩序と本当の心を取りもどす」という全人類共通の生きる目的のために、社会の秩序からできるだけ離れたところにいなければならないのです。具体的にそれは、生活のための仕事をしなくても、最低限より以上の普通の生活ができる、何の気兼ねもなく芸術に打ち込める環境のことです。


「空き家」を芸術家に解放したい

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 生活のための仕事をそれほどしなくても、最低限より以上の普通の生活ができる環境……経済的不安をなくし、芸術家が気兼ねなく芸術に打ち込める環境……。そのためには生活費を抑えるしかありません。中でも家賃(住居費)は、生活費の中でもっとも負担が大きく、しかも固定費なので、節約のしようがありません。

 そこで私はずっと以前から「空き家」に目をつけていました。皆さんもご存じのとおり「ゼロ円物件」なるものが存在するくらい、今の日本には空き家がたくさんあります。そう、どうせ使わないなら、放置された空き家をそのままの状態で安く借りることはできないか?

 やがて、売りや貸しに出される前の放置された空き家、つまりまだ値段も条件も何もない状態の空き家に直接交渉する方法があることを、「空き家不動産投資術」という本で知りました。

 簡単にいうと、自分で歩いて空き家をさがして、その空き家の大家さんに直接交渉を持ちかけるやり方です。不動産会社を通さないので、時間と手間はかかりますが、そのぶん家賃だったり条件を相場よりお得に交渉することができます。とはいえ、利便性が良い場所は土地の値段がそもそも高いので、ボロ家といってもそれほど安く借りることはできません。

 私が理想としている家賃は、毎月数千円~1万円です。さらに、車がなくても生活の不便がない、都会と田舎の中間です。それ以上の家賃だったり、それ以下の利便性は、「芸術家の創作活動に差し障る」という基準でとりあえず考えています。

 老朽化、悪戯、ご近所の目、固定資産税の改定など……空き家をそのまま放置しておくことにはさまざまなリスクがあります。それらのリスクがなくなるだけでも、空き家オーナー様にはメリットでしょう。さらに、「DIY自由」を条件にしてくれれば、片付けや簡単な修繕も、自分たち(入居する芸術家)やボランティアを募ってこちらで請け負うつもりなので、オーナー様には余計なお金も手間もかかりません。むしろ無料で家の改修までしてもらえるわけです。

 とはいえ、場所や広さにもよりますが、仮に一軒家だとして、都内で家賃1万はさすがに安すぎるでしょう。また、家賃の半分は、仲介及び事務手数料として差し引かせて頂くつもり(そうしないと最低限のビジネスとして成立しない)なので、空き家のオーナー様には、実質1万もしくはそれ以下の家賃しか入らないことになってしまいます。

 やがて私は閃きました。入居者を芸術家に限定して、空き家のオーナーには、芸術家のパトロンになってもらうというのはどうか?と。芸術家のパトロンになることで、芸術家の作品を優先的に手にすることができ(あるいは鑑賞でき)、作品が売れたらたとえばその売り上げの25%を報酬として受け取ることができる。毎月もらえる家賃が少ないかわりに、「芸術家のパトロン」という、他の投資商品にはない「付加価値」を見出してもらえないだろうか?と。


誰でも今すぐ芸術家になれる

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「アート工房KOU」の「KOU(コウ)」は私の本名、「全き(すべき)芸術家の肖像」は、アイルランドの小説家、ジェイムズ・ジョイスの「若き芸術家の肖像」という小説をもじったものです。

 芸術家には誰でもなれます。しかも今すぐなれます。スポーツや他の職業と違い、芸術家になるための素質はみんな平等です。なぜなら、芸術作品なんて所詮「何でもいい」からです。絵や音楽や小説などは、むしろ定番すぎておもしろくありません。芸術は、その大本のジャンルから作ってしまえるものです。

 たとえば私は、テーマや起承転結がある普通の小説を書くことに飽きて(それで得られる気づきの量に限界を感じて)しまったからこそ、先に紹介した音読専用のしっちゃかめっちゃかな文章を今は書いていますが、そのうち音読専用文章にも飽きてしまうでしょう。今の私に見えかけている次の芸術的形は「擬音」です。そう、私は自分が、「擬音家(ぎおんか)」なる未知のジャンルに突き進んでいる気がしています。毛色は違いますが、既存のマンガを朗読するパフォーマンス、「漫読家(まんどくか)」という未知のジャンルを作った人も実際にいます。

【あの人は今】漫読家って今何してるの?【静かなブーム】

 芸術家に必要なのは、技術や才能ではなく、「芸術的衝動」です。芸術的衝動とは、あらゆる束縛をなくして、ただ今やりたい、ただ今ついやってしまうような「こと」「純粋なる欲求」です。だから芸術的衝動は誰にでもあります

 もう仕事嫌だから安い部屋にこもって好き勝手やりたい、還暦の今はじめて芸術をしてみたい……。

 こんなバカげた理由も大歓迎です。そのかわり、芸術的衝動の程度(レベル)を、私なりの基準で判断させてもらいます。言ってしまえば、共に芸術的衝動を刺激し合える仲間がほしいというのが本音でもあります。要は、私自身の願望と夢を、現実可能なビジネスプランに無理やり仕上げようとしているわけです。


青梅で会いましょう。

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 ここは東京都の青梅市というところです。新宿まで一時間、東京駅までも一時間半、徒歩圏内にスーパーもコンビニも病院も市役所も図書館もぜんぶあります。二キロ歩けばイオンもあります。自転車なら10分もかかりません。一方で、多摩川と山々に囲まれた自然豊かな地域でもあります。つい最近の話ですが、私が住んでいる東青梅~青梅間の青梅線内に鹿が侵入して電車が止まったくらいです(笑)

 この地に移住し、芸術家になりたいとの志を持つ方はぜひご連絡ください。どのみちこちらも今すぐお誘いできる状況ではないので、興味がある、もう少し詳しい話が聞きたい……くらいで構いません。もちろん、青梅市周辺に空き家をお持ちの方(パトロン希望)からのご連絡も大歓迎です。

 尚、現在、クラウドファンディング等のサイトで資金援助を呼びかける準備をしておりますが、現時点で資金援助をご検討頂ける方がもしいらっしゃいましたら、このnoteのサポート機能をご利用頂くか、もしくは直接ご連絡を頂ければ、振込先の口座をお伝えしますので、よろしくお願いします。

 お金ではなく、空き家の改修作業や、会社のサイトづくり、ビジネスプランに関してのご提案的なことでも結構です。共感、ご協力頂ける方からのご連絡をお待ちしております。


メールでのご相談はこちら→kouart21@gmail.com
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*現在、電話回線を準備中のため、メールでのご相談のみ承っております。ご不便をおかけしますが、お電話からのご相談については、今しばらくお待ちください。

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