2019年創作(?)振り返り

さて冒頭からですが、まず昨年のコピペをします。
↓ここから

表題のとおり……ではないんですが、今年のことを振り返ります。
表題詐欺な理由は創作以外の話(個人的な生活全般、認知と感情などについて)を大いに含むからです。わたしがそういう、書き手自身の「ひとりの生活者としてのいろいろな面」を排した文章を書くのは不得手だからですが、創作についての話だけ見たい方には不向きです。ていうか創作についての部分だけで言っても、一次創作小説だけではなく二次創作小説と音楽を含みます。
このnoteは自分の書きたいように書くための場として運用していますので、そのあたりのことをご容赦くださると幸いです。
趣としては自分用の記録です。

↑ここまで。
去年の自分ありがとう。
以上を前置きとしまして今年も振り返りをします。なお去年に引き続き創作TALK 2019−20(twitter:@create_talk )参加記事のつもりで書いていますが、去年以上に内容は一次創作小説以外のことに偏りますのでご容赦ください。だって今年一次創作小説はほとんど書いてないから……ウッ

ではトピックを。
・今年つくったもの
・今年の生活振り返り(※おもに療養とサバイバルのきろく)
・今後やりたいこと

ちなみになんですが、去年の記事を読むと一年間の変化がわかって「こういうやつもおるんやな」感が増すためちょっと愉快かもしれないです、いや愉快ではないか……。では本題に移ります。


〇今年作ったもの
◆一次創作小説
・掌編「刹那の共振、永遠の福音」(8月発行『コトバ小曲集』に寄稿)
・短編「よわたりの光」(11月発行『アンソロジー光』に寄稿)

◆二次創作小説
・再録本「八重の光と色を追う」(5月発行)
・中編「ダストトレイル」(7月発行)
(いずれもSwitch向けゲーム「オクトパストラベラー」の二次創作)

◆音楽
・ゲーム音楽のピアノ(+α含む)アレンジいくつか。たぶん5曲くらい
(オクトパストラベラー/ファイアーエムブレムシリーズ/逆転裁判3/バンジョーとカズーイの大冒険 より)
・「こうあまのおんぷとーばー」にてオリジナル6曲

では詳細を。と言いたいがほとんど詳細ないかもしれない……。

・掌編「刹那の共振、永遠の福音」
楽曲和名をテーマとした掌編アンソロジー『コトバ小曲集』(Twitter:@KotobaMusic )に寄稿したものです。主宰は青嶺トウコさま。8月のコミティア129にて頒布(悔しいことにわたしは不参加でした……頒布してるとこ見たかった!)、現在は通販があるようです。
800字程度の掌編であること、CDケースサイズの冊子であらかじめ版組が周知されていたことから、最初から版に合わせて書きました。のがちょっと新鮮でした。
わたしの担当は「即興曲」だったんですが、ものすごく良い引きをしたなあと思いました。個人的にすごく書きやすく思い入れもある最高のお題~! ということで、ストリートピアノを弾くひとの話っぽいものを書きました。
提出前に綿津見さんと見せ合いっこ(制作メモ含む)をしたのがとても楽しかったです。綿津見さんの担当は「奏鳴曲」いわゆるソナタでいらっしゃったのですが、ソナタをこんなふうに書けるのか、と感無量でした。音楽をかじる人間としてはそういう楽しみもある、とにかく素敵企画でした。
そういえばらしくもなく、あとがきをちょっと気取って書いたのが楽しかったです。

・短編「よわたりの光」
光をテーマとしたアンソロジー『アンソロジー光』(Twitter:@ant_hikari )に寄稿したものです。主宰は綿津見さま。11月のコミティア130にて頒布なさっていました(ありがたくも売り子のフリおよびガチャ係をしました)。
イラストと小説の一次創作アンソロジーで、参加者64名という規模の大きなものです。もろもろをまとめあげる綿津見さんの手腕がすごくて、あと〆切の交渉をした身としても頭が上がりません。(結論としてはなんとか元々の〆切で間に合いましたがほんとに申し訳なくて……)
内容はふたりのひとが夜のお散歩をする話です。テーマに沿わせて光に敏感なひとや目が見えにくいひとが出てきます。最初は冬季うつのひとの話を書こうかなとか思っていたのですが、光に敏感なひとの話に代わったのはまさに今年のわたしがそうであったからです。あと「寮」に住んでいるひとの話ですが、「寮」の構想元はいまの勤め先です。というわけで、書いた時点の自分をよく反映した話になっていると思います。
冊子をまだ全然読めていないのが悔しい。

・再録本「八重の光と色を追う」(5月発行)
・中編「ダストトレイル」(7月発行)

詳細は割愛します。が、「ダストトレイル」は頒布のために初めて二次創作でイベントに出ましたし、「描き下ろし表紙を依頼する」「ポスターを飾る」などいろいろと初めてのことに取り組めた一冊でした。あとイベントに出るってやはりとても楽しい。
あっオクトパストラベラーはSwitchのDL版が1/5までセールでなんと4割引きなのでどうぞよろしくおねがいします!(宣伝!)
発売から1年半くらい経過してようやく落ち着いた日々を送ってますがスマホで新作「大陸の覇者」が出る予定らしい(宣伝!!)のでまたいつなにがあるかわからなくて戦々恐々してます。

・ゲーム音楽のピアノ(+α含む)アレンジ
昨年もちんまりとゲーム音楽のアレンジ作ったのですが今年も作りました。
ガチャでどうしても欲しいキャラがいるために「弾けば出る」と言わんばかりリコーダー吹いてみたり、オフ会に参加するためにいろんな編成で楽譜作ってみたり、ただ弾きたい曲をピアノアレンジにしてみたり。
ピアノアカウントのモーメントに一部まとまっています。
音楽をつくるのは比較的新しい取り組みなので毎度手探りでたいへんです、しかし代わりに発見も多くて新鮮です。やりたいことも山のようにあってどう手を付けていいやらわかりません。

・「こうあまのおんぷとーばー」

Inktoberにあやかってなにか弾いてみようという試みです。ピアノオンリー、最終日に弾いてるもののみ二次創作であとは一次創作です。即興そのものの訓練というよりは、即興を「公開する」ことの訓練でした。暴露療法というか、免疫づくりというか……自己評価とか他人の反応とかを気にせず音楽を作って公開しよう、という訓練として行いました。なので作った曲の内容は自分でもわりとどうでも良く、振り返りもしていません。もうちょっと数打てれば良かったとは思う。これは来年もやりたいです。
あとオリジナルの音楽を作りたいという欲は少しずつ育まれてきているように思います。この即興をちゃんと譜起こし&演奏しなおしてなにかの素材にするのも案のひとつかもしれない。


〇今年の生活振り返り
個別の創作物の記録はここまで。昨年は一次創作の長編小説を書いていたので、今年はそれに比べると物足りない印象です。が、先に題した通り今年は療養とサバイバルにエネルギーを費やしていたので、むしろ一冊でも本を作ったのはちょっと気がおかしい行為……もとい快挙だったのです。
ということでこのへんからはただの自分語りであってしばらく創作の話は出ません。興味ない方は飛ばしてどうぞ

今年の生活というと
・5月に引っ越しをした
・そのあと盛大に体調を崩す(しかし原稿その他はやっていた……り、やれなかったりしていた)
・あまりに崩していろいろ病名が変わるだの心理検査受けるだのする
・精神保健福祉の社会制度をいろいろ使ったり使えなかったりで右往左往する。最終的に障害者手帳を取得した
・もろもろ落ち着けて転職活動をはじめる(今の仕事では到底生活できないので)
・11月にまたも盛大に体調を崩す
という具合で、もともとわたしは精神疾患持ちですが、その様相が大きく変わった年でした。(そういえば創作TALKのテーマに「手帳」がありますけどこの話で当てはめたら手帳違いでふざけんな案件ですね……)
以前の暮らしは経済的にも精神的にも負荷が少なくて、引っ越しをしたことにより隠れていた脆弱性みたいなものが表に浮かんできたのだと思います、まだまだ適応に難儀する日々です。
とはいえ生活や体調の話をうだうだここに書いても仕方がない、のですが、ひとつ記しておきたいことがあったので取り上げます。
わたしは体調崩すと買い物もできないし電車も乗れない、という感じになりますが、一方で今年は体調が悪いなかでも本を作ったり音楽をするオフ会に出かけたりしました。つまり、体調にはかなりの波があり、波間を縫うようにしていろんなことをしていました。調子が良い時に予定をこなしていたのか、予定があるから調子があがるのか……謎というよりはたぶん両方ともあったのですが。新しくついた病名もそういう気分の波があることを示すものです。
気分の上げ下げがある精神疾患においてはおおむね、下がるときより上がるときが厄介というのが通説です。が、上がった状態というのはたぶん創作をする上で不可欠でした。なのでこれは今後の課題にします。
で、同様の方がたぶん創作家さん各位にはたくさんいらっしゃるような気がします。ひらめきと衝動に身をゆだねて過度に集中している、生活を削ってものすごいエネルギーを気づいたら注ぎ込んでいる。もちろんそれらすべてが「病的」というわけではなく、問題ないケースがほとんどであろうと思います。
でも創作をするに際して、そういう過度な調子のよさ(あるいはそのあとにくる気分の波に苦しむことを含む)とともに生きている方がいたらくれぐれも病的なそれとならぬようご自愛いただきたいと思います。そのうえで、わたしはそういう健康的なケースに学ばなくてはならないので、ぜひにいろんなケースの発信を見たいものだなあと思います。その意味でもこの創作TALKは楽しい。ちらりと見た限りでも、体調とたたかいながら創作をされている方の多さを感じましたし。信念や苦労を知るのが楽しいので、ぜひそんな記事を書いてほしいです、とかってnoteの片隅でおしゃべりしておきます。
うまくまとまりませんが、「病気」とカウントされていないだけで、創作をする一瞬においては同様の状態のひとはたくさんいるのではないかと思ったという話です。
全然今年の振り返りになってないな……まあいいか。


〇今後やりたいこと
来年のことにうつります。とはいえ差し当たった予定はありません。
去年の記事を書いたときは創作の目標を立てなかった……なぜなら今後どうなっているかわからないと予想したから(大当たり)なのですが、そしてそれは現在進行形なんですが、さすがに今回はちょっと目標を立てたいです。そしてそのために頑張りたい。
書いてみるだけならタダくらいの気持ちで書きます。小説もその他もまぜこぜで

・長めの話をひとつ書いて本を作る
・薄いワンコインの短編集も作る
・下読みをお願いする&自分もひとから受けてみる
・PVを作って自分でピアノ演奏をつける
・文フリに行ってみる
・楽器のレッスンに行く(ピアノでも他の楽器でも)
・音楽で舞台に乗る機会を作る

とりあえず欲張って書くとこんなところ。正直ひとつも出来ないかもしれない。でもやりたいことが出てくること自体をいまは大切にする。
ちなみに去年の記事にも一応の目標もどきは書いてあって、

・家と仕事を見つける
・各種twitterアカウントは、自分が納得できるように都度運用していく
・やりたいことメモを常時用意しておいて、できる範囲で随時取り組む。
・生活基盤の不安定さに過度に振り回されず、意義があると思える予定はとりあえず入れとくようにする

という具合だったんですが、体感6割くらいは達成しているように思います。仕事見つけてないという一番重大な未達成がありますけど。
というわけで、最後の最後に今年のざっくり振り返りをしまして終了とします。お付き合いいただきましてありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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