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行動することが怖いあなたへ。

KOUはよく、知人から
「行動力あるよね」とか
「迷わないですぐ判断できるよね」って言われるんです。

実際に、これまで友人に驚かれたことは

「ディズ〇ーランド行こう!」って言われた言葉に
「いいよ!チケット取ろう!」と秒で返事をして
その次の日には夢の国で遊んでいたり

滅多に大雪の降らない地域で
数年ぶりに降り積もった雪にはしゃぐ子どもたちに

「先生!雪で遊びたいです!」と言われて
「よおし分かった!!
その代わり、一週間の授業は巻き巻きでやるから覚悟しておけ!」

と、雪合戦して、クラス全員で協力して巨大かまくらを作って
みんなでどろどろになりながら遊び倒したり。
(このあと主任に叱られたのは子供たちには内緒(笑))

「先生!卒業する6年生のために、サプライズがしたいんです!」
と部活の子どもたちに言われた時には

「いいねぇ!ただしバレないように暗号を決めよう!
『サプライズ』って言葉は禁止!『サラダ』に言い換えなさい!」

と話し、

子どもたちは秘密の合言葉を使って
6年生の前でものびのびと打ち合わせをしていました。

部活の最後の演奏会では
6年生全員が突然のことに、「え?」という顔をし
後輩たちからのありがとうの手紙の朗読に大号泣。

今振り返ると
もうちょっと冷静に判断しろ、とも思いますが
それくらい、即断即決をしてきました。


ですが、私は本来そういう人では無くて
子どもの頃は何をするのにも人一倍臆病でした。


5歳の頃、友達が楽しそうに歌っていても
私は声を出すのが恥ずかしくて、怖くて
人前で歌うことができませんでした。

小学生4年生まで、朝の出席確認の時間に
「KOUさん」
「はい、元気です」と答えなくてはいけないその瞬間がものすごく嫌で

一人一人順番に呼名されていき、自分の番が回ってくるまでが
地獄のカウントダウンの時間でした。

人に声を聞かれる
変な声じゃないかな
声は裏返らないかな
上手く声が出なくて先生を困らせちゃうかもな
次の子の迷惑にならないかな
私の声、先生のいるところまで聞こえるかな

ぐるぐるぐるぐる考えては
その恐怖の時間に必死に耐えて

目立つことをする
人と少しでも違うことをすることが
本当に嫌で

いつもみんながやっているのを見てから
自分もやっと安心して動けるのが私でした。


そんな私が今、人の目を気にすること無く
人よりも行動力がついたのは

小学5年生で出会った、アルトサックスのおかげです。

KOUの通っていた小学校には
ブラスバンド部がありました。

校内の音楽発表会で初めて聞いた「ブラスの響き」。

感動するな
やりたいって思うな
帰りが遅くなるからやるなって言われてるのに


それでも、憧れの気持ちが強くて
私はブラスバンド部に入部しました。


入ってからは、孤独でした。
同じサックスという楽器をやっている子は
KOU含めて4人だったのですが

私以外の3人は全員
陸上の選手として、大会が終わるまでの期間は
その練習に行っていたので

KOUは初めて触る楽器を
たった一人で演奏するしかありませんでした。


指使いが分からなくても質問できない
音が上手く出なくても誰にも聞けない
口も手も痛いから、休みたいけど
人にさぼってるって思われたらどうしよう
音を出し続けなきゃ
先生に聞きたいけれど、他の子たちに教えるのに邪魔しちゃう


人と話すことも大の苦手だったKOUですから
先生が隣の教室でフルートパートを教えていようとも

そこに入っていって自分の声を出して
質問するなんて、到底怖くてできなかったんです

だから

とにかく自分で練習する

しか選択肢がありませんでした。


それからは
いつも放課後の2時間
たった一人で基礎練習を
ひたすら繰り返しました。

1学期という4か月の間
全体練習も無く(他のパートも仕上がらないので合わせられない)

ただもくもくと、1冊の教則本を
毎日毎日繰り返しました。

4か月もあるものですから
すっかり最後まで練習してしまって。

「昨日はこのページをやったから、今日はこのページだけやろう」と
少しずつ、自分なりに工夫して練習をするようになりました。

すると2学期の初めての合奏の日
陸上から帰ってきた子たちが演奏できないところも
できるようになっているのを実感しました。

さらに、先生からは
「KOUさんは、基礎練習の本を一人で全部終わらせたから、こんなにきれいな音が出るようになったんだよ」
と、周りの子たちや、他の楽器の6年生を差し置いて褒められました。

それが自信になり
「やればできるようになる」ということを知りました。

それ以降、練習にもっと打ち込むようになり
家に楽器を持って帰っては、
音楽祭の曲の練習を自主的に行うようになりました。

このことがきっかけで
KOUは自分から行動していくことできるようになったのですが

ここで終わってしまっては
「じゃあ、楽器をやれば行動力が身に着くのか!」という
結論になりそうなので←(なる訳ない笑)

行動するまでの段階についてお話しします。


これには明確な理由があって
人が行動するまでには決まった過程を踏んでいくのです。


①物事について知る(どんなこと?/物?)
②そのことを覚える(繰り返す/慣れる)
③一度自分で考える(大丈夫かな?/今やることじゃないよな)
④行動する(動いてみる/実際にやってみる)


「いつも行動できない」という人たちは
③つ目の『考える』で、悩みすぎてしまって
④つ目の『行動する』にたどり着かないんです。

地獄のカウントダウンの時のKOUのように。


では、すぐ行動できる人は
どのような考えをもっているかというと

①知る
②覚える
③動く
④考える

こんな風に
考えることを動くことよりも後に置いているのです。


もしKOUが、楽器の練習をする時に

指使い分からないから、できないや
演奏の仕方が分からないから、やらなくていいや
先生が来てから、やればいいや

と、考えてしまっていたら

「練習する」という行動をすることができずに

上達することも
先生に褒められることも無かったと思います。


何かできるようになりたいなら、
何かやるべきことがあるのなら、

まずはやってみる。

その後で
何が良いのか、悪いのかを考える。

たったこれだけの考え方の違いで
行動するまでのスピードが段違いに変わるんです。

だから、成長する速さも人より速くなります。


ぜひ、今日から行動するための順番を

①知る
②覚える
③動く
④考える

に、変えていってみてくださいね。
KOUもまだまだ成長し続けます。

新しく知ったことや、考えたこと
ぜひ感想をLINEで送ってくださいね。

ちょっとした『行動をする』ための練習です。
一見簡単なことですが、このハードルを越えられる人って
なかなかいないんです。

「いつも送ろうか迷って送らない」という壁を
ぜひ乗り越えてみてください!
大切に読ませていただいた後、お返事をいたします。

今日も一日お疲れ様でした。謝謝~!

KOU

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