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書籍「突破するデザイン」 読んでみた①

第1章「意味のイノベーション」 序

サービスデザイン的なアプローチに感銘を受けて6年ぐらいが経ち、色々な現場で実践している中で感じていた一種のモヤモヤが本書によって少し晴れた気がするので改めて気づきを深めたいので文書として書き出してみます。

いわゆるサービスデザインのセオリーともいえるアプローチについて

・原則1 他人の意見を批判してはならない

・原則2 イノベーションは外からやってくる。ユーザーや他者から始めるべし

うんうん、そうだ、そうだ。と頷きたくなる。が。。。書籍では「そうじゃない」と、このセオリーから外れたサービスが世に多く存在すると。。。書籍の中で創業者も事例として登場している「ネスト」、言わずと知れた「アップル」、「ヤンキーキャンドル(この書籍で知りました)」。。。etc

確かに「アップル」の創業秘話やプロダクト開発の話は色んなところで見聞きしており、自分の中では「あれは、アップルだからね。。。」という思考で切り離していました。「偉人」の域でなければ出来ない所業だと捉えてました。

この書籍では「世間一般的に言われてるオープンイノベーションの反対(極端な言い方をすると)」その点に着目していることにとても興味が湧きました。その点について最初に3つの要点でまとめられてました。自分なりに更に短縮したものが以下。

1. アイデアが「溢れすぎる」ことでその価値を破壊してしまう

2. いかに改善するかよりも「より意味のある何かを提供する」ことが大事

3. 意味のあるモノゴトは「批判精神」と「自分自身」から始めることだ

最初は「1 → 2 → 3」と理解したくなる衝動にかられましたが(その順番で書いてあるし)。何度か読み返して大事なのは「3 → 2 → 1」なんだと。後述にある「問題解決のイノベーション」と「意味のイノベーション」から更に先の「意味のイノベーションのプロセス」においても大事なのは「内から来るもの(響きがカッコいい笑)」であり。それを洗練(批判)させながら最終的にはカタチにしてファンに届けていく。

自分が好きじゃないものは他人に勧められないし。それ自身を育てて行きたいと結局のところ思わない。。。何かに求められて行動することにある種の麻痺状態になっていたのかもしれない。この書籍に触れて改めて大切と感じた1つ目は自分の直感や感性を殺し過ぎてもダメなんだなという点。

序盤の大きな気づきはそこでした。続く。。。


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