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「青い池」美瑛湖が入場税を検討。オーバーツーリズムと北海道旅行の思い出。

美瑛湖が入場税を検討、とのニュース。

金額等の詳細は未定だが、観光客の増加によるオーバーツーリズム(観光公害)対策に充てられる模様。

個人的な意見としては、観光税はどんどん導入すべき。そもそも現時点でも、オーバーツーリズムは世界規模で日に日に問題化しており、日本の観光地も遅かれ早かれ導入を避けられないだろう。

私が美瑛湖を訪れたのは、コロナ禍の旅行振興策「Go to travel」が施行された2020年の夏。

2020年夏撮影。Go to travelのおかげか、コロナ禍にもかかわらず多くの観光客でにぎわっていた。現在さらに観光客が押し寄せているのは、想像に難くない。

美瑛湖の青さの理由は諸説あるようだが、その独特の美しさにははるばる訪れるだけの価値がある。

のどが渇いたので、売店で青い池ソーダを購入。テーブルで飲んでいたら、隣に座ってた子供に「青いソーダって普通じゃん」と言われて苦笑い。
買わなかったけど、青い池まんじゅう(ラムネ饅頭)。この他にも、青いシリーズが色々と売っていた。青はあまり食欲をそそらない色だが、その分珍しさがあってお土産としては「映える」でしょう。

せっかく価値のある観光資源も、人の介在によって魅力が低減してしまっては意味がない。

また一人の旅行者としても、自分の観光が現地にダメージを与え、住民のヘイトを引き起こしていると思うと心が痛い。

時勢もあって値上げや徴税には敏感な人が多い日本だが、それが人工物であれ自然であれ、観光資源はタダではないという前提に立ち、金銭的な負担の在り方を逃げずに考えるべきだろう。


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