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英語ディベートができるようになるメソッド

さいたま市立浦和高校の浜野教諭が普通の日本の高校生をディベートの世界大会まで行けるように指導されたメソッドが詰まった一冊です。

ほとんどの高校が帰国子女や留学経験ある生徒がメンバーにいて大会を勝ち上がってくる中でそのようなメンバー無しでどうやって勝てたのか。

本を読んでみるとなるほど納得でした。日本の英語教育にもっとこのようなメソッドが導入されれば英語のスピーキング力やエッセイライティング力が向上するのになと思いました。

毎日5-10分のセンテンス発音練習
発音判定ソフトを使った練習をまず基礎トレとしてやり、発音向上を目指す。

ペアの会話

脳と口を結びつける練習をするため書いてあるテキストを読まず、とにかく頭の中のことを英語にする。

ブレーンストーミング

主張(assertion), 理由(reason), 例証(example), 主張(assertion)のそれぞれに必要な単語を書き出す。これに基づきスピーチする。

聞きながらメモ

ペアの人の発話をメモする。メモはその内容が再現できるものがよい。

あとは学年によって難易度の高いトレーニングへ移していくのですが一年で262時間のスピーキング量になるそうです。毎日少なくとも放課後に1時間は英語を話していると初めは話せなかった制度も話せるようになるとか。

文法は後回し

文法は後回しでもいいからとにかく話すことが大事だそうです。100時間くらい話すと一気に変化が現れるとのこと。

スピーチの後にライティングをさせてペアのチェックを受けることでミスを気づかせるという手法は授業では取り入れていても部活では取り入れてません。

海外のニュースに触れる

ディベートのために生徒さんがネットで話題になりそうな英語の記事を読んで用意したりしたという経験談が紹介されていましたがこれこそ英語を学ぶ重要性なのではないかと感じました。特に日本ではあまりニュースとして注目されていない話題でも他の国や地域で話題になっているものに色々触れることができ世界への視野が広がるという効果があります。

最後に

浜野教諭は週一回ディベート方式を授業に取り入れてスピーチ、ペアワーク、エッセイライティングを実践されているそうです。週一回でもこのような授業があると単調な受験英語だけでなく実践英語の世界に触れられるのでもっと多くの高校で導入されるといいなと思いました。😊

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