できないことを数える性質


いつの頃からか
光くんは
「できること」よりも
「できないこと」を数えるようになった。


そうなんだね〜
とか

できないことをできるようになるのも
楽しいよ〜

などと言ってたけど
よくなかったな、と思ってきた。


できないことを数える光くんの
感情は、
そんな言葉では消えないよね。


できない〜涙
という完璧主義な君。

できることが
そんなにたくさんあるのに
できないことが許せない君。


まるでわたしだ。
幼稚園のころから
今までずっと抱えてきた
わたしの感情だ。


自分の
できることは
価値がないことだから
できる

という謎の方程式がある。

でも、わたしは
わたしのできることにもっと価値があることを
認めたい。

わたしは
こんなに素晴らしい人間なんだ
ともっと自分を誇りたい。


そして、光くんにも
そうなってほしい。

きづかせてくれて
ありがとう光くん。


これからも
一緒に成長しよう。

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