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赤子のねんねについて奮闘した話

あれから無事に帝王切開にて出産しました。

今もなお奮闘中のねんねについて論文が書けそうな気がしたので、ここに記載します。


妊娠中もでしたが、私は事前に色々情報を集める性格で、もちろん、出産後の体験を描かれたコミックエッセイを読みまくっていた。

何が一番不安だったかというと、夜。

色々な本を読めば読むほど【抱っこしないと寝ない】【しかも立って抱っこしてゆらゆらしないと寝ない】【背中スイッチ発動で布団で寝ない】という情報ばかりを見てしまってやる前から不安いっぱい。

で、実際、奮闘をし始めたのが生後4日。帝王切開だったので入院期間も長く、母子同室も経過を見て、ということでこの日。

ただ、前日から母子同室の大部屋に寝ていたため、夜、同室者の赤ちゃんの泣き声に起きてしまう(のと、傷が痛くて寝がえりで起きる)ああ、大変だな…とやっぱり不安いっぱい。

翌日、早めに寝て備え、最初に起きたときはおっぱい(出てないからくわえただけ)→ミルクで即寝。

なんだ、余裕~~他人の大人のお世話をしていたくらいだし、新生児は軽いし、オムツ替えも動かなくていいなぁ~~3時間も寝れないけど、妊娠中もこのくらいでトイレに行っていたし、こんなもんだろ。

なんてのんきなことを考えていたが、今ではあほだな、と思う。

日付をまたいで次の授乳。おむつを替えて授乳してベッドに置く。

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あれ、なんか寝ない。

でも泣いていない。

昼間あれだけ目を開けなかったのにガン見されている。

まぁ、泣いてないし、オムツは大丈夫だし、授乳したし、寝よう。

と、電気を消して寝ようとすると泣きだした。

何で!?となってオムツを見ても濡れてないし、何だかわからない。ミルクはあげたばっかだし、と試行錯誤しているうちに1時間経ちミルクをもらう→寝ない→1時間経つ→ミルク貰う→寝ない→さすがに貰いすぎだし飲みすぎだから(出ないけど)おっぱいをくわえてもらおう→泣く

という感じを繰り返し、2時に起きて6時に預けるまで全く寝なかった。ただ、ミルクは新生児なのにとてもよく飲んだ。

​これが噂の寝かしつけが大変というやつか。昼間はよく寝てるのにと愕然とした。

朝に小児科医の診察があるため、そのまま預かってもらって自分が寝た。

…が、担当の医師(おそらく30代の男性医師)に起こされた。


日中の担当の方から「預かってた時、抱っこしてほしくて泣いていたから、抱っこしてほしいのかも」と言われる。ナースステーションでは看護師さんにかわるがわる抱っこしてもらっていた様子。

立って縦抱っこじゃないと駄目になるのが怖くてあまり抱っこをしていなかった(というか傷が痛くて長く抱っこするのがしんどい)ので、反省してぐずったら抱っこ(胡坐した上に横抱き)をすると泣き止んだ。

だが、下すとやはり泣く。

これが背中スイッチなのか…

その日は夕飯ごろから寝なくなっていたので、旦那が来るまで抱っこのまま食事を食べるという始末。

そして、夜。また魔の時間(と当時は呼んでいた)が来て、抱っこをしていたら夜の担当の助産師さんが来てくれて

「何してるの?それじゃ寝れないじゃない!」と布団代わりのバスタオルをかなりきつめのお雛巻きにくるんでくれたらあっさりと寝た。感動して、まねできるよう写真を撮った。

更におっぱいの授乳がへたくそだった私に丁寧にフットボール抱きやらクッションの入れ方やらを指導してくれたのだ(深夜)

次の授乳の時もまねしたお雛巻きであっさり寝てくれて、トイレへ行くのに預けたら「もうこのまま預かるから寝てて」と声をかけてくれた。涙目。

この人を一生忘れまいと思ったが、今現在、もうすでに顔や姿が曖昧。名前すらも覚えていない。その日しか担当されなかったので完全に忘れてしまっていた。

その日以後、1日に必ずどこかで授乳だけで寝ない時間(魔の時間)が1回はやってくる、というのが判明した。5時間格闘したのは初日だけで以後は何とか乗り切れた入院生活だった。

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