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来週の読書リスト

① 『生活の中の治療』

アルバート・E・トリーシュマン、ラリー・K・ブレンドロー、ジェームズ・K・ウィテカー 著 / 西澤哲 訳

本当は、もっとずっと前に読んでいないといけなかった本。おそらくわたしの仕事に一番直結する本。今さらになって猛烈に読みたくなったのはきっと、今がわたしのそのときだということだろう。
子どもたちの生活を仕事にするようになって、もうすぐ五年。今だからこそわかる言葉があるのではないか。それを求めて、読む。

② 『完訳 ファーブル昆虫記 第三巻(下)』

ジャン・アンリ・ファーブル 著 / 奥本 大三郎 訳

週二冊のペースでファーブルを読み進めている。昨日もちょうど、仕事場の子どもとファーブル談義をしたところだ。
虫たちはおもしろい。彼らの道理は通っているのだけど、それを人間の眼鏡で見ると滑稽なのだ。やりかけの作業を終わらせないと次へ進めないし、目の前に我が子がいても巣の入り口を通過しないと我が子と認識できない。彼らの身体にプログラミングされた本能はとてもよくできているが、それゆえ予想外の魔の手(ファーブルの実験)にかかると途端に対応できなくなってしまう。
ファーブルの軽快な語り口に乗せられて思わずププッと笑ってしまうけれど、実際のところ人間だってそう変わらない。
本能に振り回されて、踊らされているのはわたしたちのほうだ。

③ 『完訳 ファーブル昆虫記 第四巻(上)』

ジャン・アンリ・ファーブル 著 / 奥本 大三郎 訳

そろそろここに書くことがなくなってきそう(同じことを書いている気がして不安になる)。全十巻で上下巻あるので、あと13回あるんだけど……。

④ 『田辺聖子珠玉短篇集⑥』

田辺聖子 著

田辺聖子珠玉短篇集はこれがラスト。
田辺聖子という人を、わたしはこの短篇集でしか知らない。コテコテの大阪人で、すれ違う女と男を鮮やかに描き出す。コミカルでじれったくってエロティック。彼女の世界に触れていると、わたしの記憶にはない昭和の味わいを感じられる。
あ、この感じはあれに似ている。サマセット・モームの描く南国の物語。かたや国内、かたや異国だけど。わたしの日常とは少し違う空気が、たぶんそう感じさせるのだ。
これでおしまいだと思うとちょっと寂しいな。


以下は、毎日少しずつ読む予定の本だったけど相変わらず全然読んでない。……いい加減、見直そうとは思っている。

・『世界標準の経営理論』

入山章栄 著

#思考の練習帖 でせっせと学びを整理しているこの本。たぶん全部読破することはないだろうけれど、気になるところをつまみ食いしていくつもり。
びっくりするほど分厚いけれど、文章はやさしめ。いろいろな考え方を知るきっかけとして有効な一冊だと思う。最近読んでない。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

この本を読んでいると、次から次へと読みたい本が増えてしまうので今は読み進めるのを自粛中。読みたい!の熱の冷めないうちに読み始めたいから。
今の進捗状況は、23/50。

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