見出し画像

来週の読書リスト

① 『一葉の震え』

モーム 著 / 小牟田康彦 訳

前回読んだ短篇(中野好夫訳)の「雨」を含む、南海の小島にまつわる短篇集とのこと。ポリネシアの島だといいな。

モームは読み続けられる。というか、モームの書いたすべてを読破したいという衝動に駆られる。中学生のときに夏目漱石を読み漁ったのと同じ衝動だ。
調べてみると、モームと漱石は同時代を生きた人たちだった。モームが漱石より7年後に生まれて、漱石の倍生きている。
漱石は若い頃イギリスに留学しているから、もしかしたら二人はどこかですれ違っているかもしれない。

小学六年生のときに『吾輩は猫である』を読んだ後、漱石の伝記を読んだ。モームの『人間の絆』も自伝的小説だと言われている。文豪の生きざまに触れると、ぜんぶ知り尽くしたくなる。そういう衝動なのかもしれない。

② 『琥珀の夏』

辻村深月 著

久方ぶりの辻村深月。学生の頃は新刊が出たらすぐ買っていたのに、最近追いかけなくなってしまった。たまたま貸してくれる人がいたので、やっと読む。夏も近いしちょうどいい。

③ 『児童養護施設で暮らすということ』

楢原真也 著

社会的養護界隈の某メーリングリストで紹介されていた著書。いまの自分の置かれている環境を客観的に、体系的に、捉え直してみる。そこから新しく見えてくるものがあるかもしれない。
初心に立ちかえること、言葉を獲得すること、語ること。それがわたしには大切で、たぶんそのために本を読み続けている。


以下は、毎日少しずつ読んでいる本。変わり映えしなくてつまらないので、新しい本を加えてみた。が、読んでない。

・『世界標準の経営理論』

入山章栄 著

#思考の練習帖 でせっせと学びを整理しているこの本。たぶん全部読破することはないだろうけれど、気になるところをつまみ食いしていくつもり。
びっくりするほど分厚いけれど、文章はやさしめ。いろいろな考え方を知るきっかけとして有効な一冊だと思う。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

この本を読んでいると、次から次へと読みたい本が増えてしまうので今は読み進めるのを自粛中。読みたい!の熱の冷めないうちに読み始めたいから。
今の進捗状況は、23/50。

・『〈責任〉の生成ー中動態と当事者研究』

國分功一郎、熊谷晋一郎 著

「中動態」は、わたしの仕事のひとつのキーワードだ。忘れちゃいけないから、『中動態の世界』は二度読んだ。でも時間が経つとまた曖昧になってしまう。
だから今度は、こっちを読んでみることにした。少しずつ、じっくりと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?