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#28 SMARTなわたし|思考の練習帖

シンプルで、具体的で、刺激的で、測定可能な目標こそが仕事の成果に直結するのだと書いたのは、 #思考の練習帖 の記念すべき第一本目の記事だった。

具体的で、刺激的で、測定可能な目標。それが、エッセンシャルな目標。
先日読んだ『リフレクションー自分とチームの成長を加速させる内省の技術』にも似たようなことが書いてあったので、おさらいがてら。

SMARTゴール

例によって頭文字を取った略称である(フレームワークってそんなのばっかだな)。

SはSpecific(具体的な目標)。
MはMeasurable(測定可能)。
AはAchievable(達成可能でかつチャレンジのある目標)。
RはRelevant(組織のニーズとのつながり)。
TはTime(時間軸、スケジュール)。

目標が具体的で、成功の評価軸を明確であること。自分の(あるいは相手の)経験や能力に照らして、それが妥当なチャレンジであること。クライエントや組織のニーズに応える意義のあるミッションであること。そして、スケジュールが明確であることだ。

SMARTに後輩を育成する

大事なのはコミュニケーションの量

というのが昨日の記事👇 でのわたしの結論だった。

とはいえ質も高めたい。その指針となるのがSMARTゴールなのだ。
そしてこれは、きっと業務マニュアルづくりにも使える(マニュアル作りは後輩育成と並ぶわたしの次年度の三大目標の一つである)。

もう年度末だというのに結局マニュアル作りはほとんど進んでいなくて、フォーマットも固まらないままという状況だ。しかし、このフォーマットにSMARTゴールが使えるかもしれない。

業務内容が詳細に記述されていること(Specific)・実行可能であること(Achievable)は当然のこととして、業務遂行後にどのような状態になっていればよいのかを客観的に判断する指標があること(Measurable)、いつどんなタイミングで実行するものであるのかが明らかであること(Time)によって、業務遂行のイメージがより正確に共有できる。
さらに、そもそも「それって何のためにやるの?」「やることでどんな影響があるの?」ということをどれだけ理解しているか、チーム内の認識が合致しているかどうかということは、長期的に見たときにパフォーマンスが大きく変わってくると思う。

今のチームでは発足当初から引き継ぎの漏れの課題が指摘されているのだが、その原因がチーム内の「認識のずれ」にあるとわたしは踏んでいる。
だから、マニュアル作りのミソはそこにある。SMARTなマニュアルをつくろう。
SMARTゴール、ノートに書き留めていつでも参照できるようにしておこう。

機能しているチームの条件

もう一つノートにメモしておきたいことがある。同じく『リフレクション』に書かれていた、「機能しているチームの条件」である。

信頼関係の確立:お互いに信頼する関係性ができている。
自然な対立:メンバーが、遠慮することなく、異なる意見を出し合える。
コミットする姿勢:メンバーは、決定事項や行動計画に対してコミットしている。
実行に対する責任感:一人ひとりが計画の実行に対して責任を持っている。
結果の達成:チーム全体の結果の達成に注意が払われている。

マニュアル作りがこれを促進できればいいな、と思っている(マニュアル信者)。
今日はここまで。

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