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来週の読書リスト

① 『わたしを離さないで』

カズオ・イシグロ 著 / 土屋政雄 訳

言わずと知れた名作だが、実は読んだことがなかった。
同氏の『日の名残り』の原作(“The Remains of the Day”)を大学時代に英語の授業で読んで映画も観たけれど、うっすらとしか記憶がない(最後まで読んだのかも怪しい)。

この間『ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。』に載っていたのが『わたしを離さないで』だった。しかも、「読んでおくべき」本としてではなく、「読んでおくべき本」の中で登場人物が読んでいた本としてなのだが…。
そこで初めてこの本の舞台設定を知って、「あ、読まなきゃ」と思ったのだ。ディストピアを生きる子どもたちの物語。

②③ 『完訳 ファーブル昆虫記 第六巻(上・下)』

ジャン・アンリ・ファーブル 著 / 奥本 大三郎 訳

ファーブルはいつも、進化論者と死体の研究ばかりで行動を観察しない昆虫学者に憤っている。そういう人間臭いところを隠しもしないところがいい。
8月中に十巻まで読み切るのが目標。

④ 『子どもによる 子どものための「子どもの権利条約」』

小口尚子・福岡鮎美 著

ここ1年くらい、「子どもの権利条約」を子どもたちと権利について考えるツールとして使ってきた。条文を読み合わせたり、カルタを一緒につくったり。でも、一つひとつの権利を実際に理解するというレベルに到達するのには、どうしても大きなハードルを感じてしまう。言葉が難しいのだ。
中学生の言葉でそれらが語られたなら、どうだろう。子どもたちと一緒に読むのが楽しみだ。

これ、まだ読めていない。この前パラッとめくってみたら、すごくカジュアルな言葉が綴られていてハッとした。これはいい。楽しみだ。


以下は、毎日少しずつ読む予定の本。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

この本を読んでいると、次から次へと読みたい本が増えてしまうので今は読み進めるのを自粛中。読みたい!の熱の冷めないうちに読み始めたいから。
今の進捗状況は、23/50。

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