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来週の読書リスト

① 『娘と話す 不正義ってなに?』

アンドレ・ランガネー 著 / 及川裕二 訳

図書館で見つけた。父と娘の対話からなる、とても薄くて(物理)、しかし濃い本。
人間が作り出した「正義」あるいは「不正義」という概念の曖昧さと向き合って生きていくには?
子どもと日々接する仕事をしているからこそ、子どもたちに対して誠実な大人でありたいと思う。100%はとても無理かもしれないが、少しでもそこに近づきたいと思う。不正義を考えることは、そこへ辿り着くための足掛かりだ。

② 『ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。14才の世渡り術』

雨宮処凛 著

14歳じゃないけど。なんなら倍以上生きてるけど。
図書館で立ち読みをしながら、こういう、大切な本をお勧めしてくれる系の文章がわたしは好きなのだと気がついた。三宅さんの『人生を狂わす名著50』しかり。そっちもまだ読み終わっていないのに、新しいものに手を出してしまった。モームを訳した金原さんとか、豆子を生み出したナオコーラさんとか、ゼミで著書を輪読した橘木さんとか、わたしの中学時代のお供だった角田光代・森絵都・恩田陸の三強とか、錚々たるメンツが筆を取っているのが堪らない。
とりあえず、今更ながらカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』を読もうと決めた。

③ 『世界標準の経営理論』

入山章栄 著

「少しずつ読む本」として毎週のリストに並んできたこの本。「少しずつ」とか悠長なことを言っていても全然読まないことを学んだので、こちらへ。気になるところだけ、ガツっとまとめて読んじゃおう。

④ 『子どもによる 子どものための「子どもの権利条約」』

小口尚子・福岡鮎美 著

「むずかしい条約文を、子どもにもわかるように」と中学生が自分たちのことばで「子どもの権利条約」を訳しました。「子どもの権利条約翻訳・創作コンテスト」最優秀賞作品。
Amazon

ここ1年くらい、「子どもの権利条約」を子どもたちと権利について考えるツールとして使ってきた。条文を読み合わせたり、カルタを一緒につくったり。でも、一つひとつの権利を実際に理解するというレベルに到達するのには、どうしても大きなハードルを感じてしまう。言葉が難しいのだ。
中学生の言葉でそれらが語られたなら、どうだろう。子どもたちと一緒に読むのが楽しみだ。


以下は、毎日少しずつ読む予定の本。少しずつすぎて進捗なし。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

この本を読んでいると、次から次へと読みたい本が増えてしまうので今は読み進めるのを自粛中。読みたい!の熱の冷めないうちに読み始めたいから。
今の進捗状況は、23/50。

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