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来週の読書リスト

① 『私たちにはことばが必要だ』

イ・ミンギョン 著 / すんみ・小山内園子 訳

本当は今週読むはずだった本。
さすがに1週間に6冊は無理があったようなので、来週に持ち越し。

② 『二十歳の原点』

高野悦子 著

三部作、最後の日記。
前作の「序章」で大学生活が始まり、学生運動の空気に触れた1回生、そこから距離を置いてワンダーフォーゲルに熱中した2回生。いよいよ20歳の誕生日を迎える彼女が、自ら死を選ぶまでの半年間で何を感じ、何を思うのか。
結末はわかっているのに、どうか心穏やかに生きてほしいと願わずにいられない切なさに苦しくなる。
『アンネの日記』もまた読もうかな。

③ 『ヘッセ詩集(独和対訳叢書)』

ヘルマン・ヘッセ 著 / 高橋健二 訳

ヘッセの『デミアン』を今週読んだ。これが初ヘッセだった。
ところでヘッセってどういう人物なんだろうとネットで調べてみたら、こんなプロフィールに行きついた。

(1877-1962)ドイツの抒情詩人・小説家。南独カルプの牧師の家庭に生れ、神学校に進むが、「詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない」と脱走、職を転々の後、書店員となり、1904年の『郷愁』の成功で作家生活に入る。両大戦時には、非戦論者として苦境に立ったが、スイス国籍を得、在住、人間の精神の幸福を問う作品を著し続けた。1946年ノーベル文学賞受賞。

新潮社

詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない。
それだけの情熱を燃やした詩人としてのヘッセを知りたいと思った。図書館の蔵書を検索していたら、「独和対訳」の詩集があるという。ドイツ語なんてグーテンタークしか読めないけれど、見てみたくなった。詩的な雰囲気のひとかけらを感じられたらいいなと期待を込めて。

④ 『子どもたちは夜と遊ぶ(上・下)』

辻村深月 著

高校生のときに一度読んだ本。辻村深月は新刊が出るたびに買っていたほど大好きな作家だったけれど、他作品と比べてダントツにグロくて暗かった印象がある。今読んだら、何か違うものを感じるだろうか。かつてのわたしには見えなかったものが見えるだろうか。
そんな期待から、もう一度手に取ってみようと思ったのだ。


以下は、毎日少しずつ読んでいる本。ラインナップは継続。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

順調に読書欲を刺激されている。読みたい本が増えすぎて、なかなかこちらを読み進められないのが難点。
今の進捗状況は、12/50。

・『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』

情報文化研究所 著 / 高橋 昌一郎 監修

枕元に常備している本。寝る前に、あるいは目を覚まして布団から出るまでの間に。
今の進捗状況は、30/60。
あのときのあれは、認知バイアスだったんだなって過去の失敗を許してあげられるようになる。


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