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来週の読書リスト

① 『母と子の詩集』

周郷博 著

今週読んだ服部祥子氏の『子どもが育つみちすじ』では、多くの詩が引用されていた。なかでも印象的だったのが『くまのプーさん』の著者A.A.ミルンの詩「六つになった」。

六つになった

一つのときは なにもかも はじめてだった
二つのときは ぼくはまるっきり しんまいだった
三つのとき ぼくはやっと ぼくになった
四つのとき ぼくは 大きくなりたかった
五つのときには なにからなにまで おもしろかった
今は六つで  ぼくはありったけおりこうです
だから いつまでも 六つでいたいと思います

これの訳者が周郷博氏だった。ミルンの他の詩を読みたかったけれど見つけられなくて、だから周郷氏の詩集を読んでみようと思い立ったのだ。
わたしは本を読みながら言葉を探す。詩は鋭利な言葉の宝庫だ。

② 『完訳 ファーブル昆虫記 第一巻(上)』

ジャン・アンリ・ファーブル 著 / 奥本 大三郎 訳

仕事場の子どもが最近読み耽っているシリーズ。昆虫はそんなに好きじゃないし、なんなら今日までカブトムシとクワガタを見分けることもできなかった。でも、読書という共通言語を彼と持っていたくて。
前にミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を借りた後も、あれこれ貸してくれた。同じものを読むということは、同じものを食べることと似ている。体内に取り込む言葉や情景や感情を共有するということは、何かとても価値のある交流のように感じるのだ。

③ 『子どもアドボカシーと当事者参画のモヤモヤとこれから』

栄留里美・長瀬正子・永野咲 著

子ども支援の現場にいるので、決して忘れてはいけないのが子どもの権利。支援者と被支援者、大人と子どもというその関係には、否応なしに力関係が生じてしまう。わたしは子どもの声を潰していないか? 子どもの声は聞こえているか? 常に自己点検して、現場に立ち続けなくてはいけない。
だから、わたしはこれを読もう。


以下は、毎日少しずつ読む予定の本だったけど全然読んでない。

・『世界標準の経営理論』

入山章栄 著

#思考の練習帖 でせっせと学びを整理しているこの本。たぶん全部読破することはないだろうけれど、気になるところをつまみ食いしていくつもり。
びっくりするほど分厚いけれど、文章はやさしめ。いろいろな考え方を知るきっかけとして有効な一冊だと思う。最近読んでない。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

この本を読んでいると、次から次へと読みたい本が増えてしまうので今は読み進めるのを自粛中。読みたい!の熱の冷めないうちに読み始めたいから。
今の進捗状況は、23/50。

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