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来週の読書リスト

① 『ガルガンチュアとパンタグリュエル(2) パンタグリュエル』

ラブレー 著 / 宮下志朗 訳

今週読みきれなかったので、再掲。今、パンタグリュエル(ガルガンチュアの子で巨人)がパニュルジュに出会ったところ。パニュルジュは『ファーブル昆虫記』でも何かの文脈で名前が挙がっていて、訳注にはラテン語で「pan=すべて、urge=主張する」で、とにかく知識が豊富で賢いやつみたいな解説があった気がするので(うろ覚えだけど)、このパニュルジュがパンタグリュエルのブレーンとなって物語を進めていくのかなあと想像する。
でも、『ガルガンチュアとパンタグリュエル』の方の訳注では「ギリシア語のpanurhgosは『巧みな、活発な、狡猾な、いじわるな』といった意味」とあるのでとりあえず性格は悪そう。

② 『日本の歴史5 平安建都』
③ 『日本の歴史6 王朝と貴族』
④ 『日本の歴史7 武者の世に』

瀧浪貞子・朧谷寿・入間田宣夫 著 

先月で『ファーブル昆虫記』を読み終えてしまったので、今月からは怒涛の勢いで日本史の学び直しをする(結構な方向転換)。
もともとこの日本史学び直しプロジェクトはただ『いっきに学び直す日本史』を一通り読んで完結する予定だったのだけれど、一気読みだけではとても頭に残らなくて(これはひとえにわたしの日本史の知識量の少なさのせいだ)、一つひとつの時代を丁寧に読み解いていく必要がありそうだと判断したのだ。集英社の『日本の歴史』と学習漫画を併読しながら、少しずつ『いっきに〜』を読み進めていく計画だ。

日本史をさらったら、今度は世界史もやりたいなあ(世界史は受験科目だったのに、すっかり忘れてしまった)。

⑤ 『壁抜け男』

エーメ 著 / 平岡敦 訳 / ヨシタケシンスケ 絵

たしか、5月に読んだ『フランス文学は役に立つ!』で紹介されていたんじゃなかっただろうか。エーメの短編「壁抜け男」。
パワハラ上司にはらわた煮えくり返る思いをしていた男がある日突然「壁抜け」の超能力者になって、上司の執務室に壁から顔だけ覗かせて恐怖体験を繰り返し、ついに上司は精神崩壊してしまうというおそろしい話(と認識している)。
いったいどういう話だよ、と突っ込みたくて気になっていた。仕事場の中学生がちょうどヨシタケシンスケ挿絵のこの「世界ショートセレクション」にハマっていて借りてきてくれたのだ。もともと蔵書になかったのをリクエストまでして!
ありがとう中学生。ありがとう司書の先生。たのしみ。


以下は、毎日少しずつ読む予定の本。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

この本を読んでいると、次から次へと読みたい本が増えてしまうので今は読み進めるのを自粛中。読みたい!の熱の冷めないうちに読み始めたいから。
今の進捗状況は、23/50。

・『すばらしい人体』

山本健人 著

しばらく前に本屋で衝動買いをして、ずっとこの「毎日少しずつ読むリスト」への加入を待機していた本。海賊が眼帯をしているのは、暗順応をするためだとか。なるほどねえ。

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