斉藤まりあ

ご訪問ありがとうございます。 斉藤まりあと申します。 将来は自宅で物書きが夢です。 ①…

斉藤まりあ

ご訪問ありがとうございます。 斉藤まりあと申します。 将来は自宅で物書きが夢です。 ①三浦綾子氏、住井すゑ氏、有吉佐和子氏は憧れの別格本山 ②新選組、サブカル、アニメ、特撮への愛強し

最近の記事

夏アニメ/るろうに剣心/感想

第一話(いや、それ以前か)から賛否両論が烈しく分かれ、両者泥試合の様相を呈している「るろうに剣心」リメイク版についての私見をば。 ⊇前提・書き手、斉藤まりあについて 程よいおばちゃん。 るろうに剣心は、ジャンプ連載時からの好きな作品で、ドラマCD、アニメ、実写、舞台と追いかけて今に至る。 まぁ、BのLを好む傾向にあり、長い腐人生の間に出合った、るろうに剣心には、珍しく腐要素抜きに向き合えた作品。 中学生から傾倒している新選組との絡みも多い事から、今でも胸熱で推し中。 なお

    • 神のまにまに〜オバちゃんが審神者始めました(ネタバレあり)其の五

      本日で就任219日目の斉藤です。 2日前に大和守安定を修行の旅に出しました。 ついさっき、2通目の文が届き、涙が止まりません。 (ちょっと使いたかったフレーズw決してdisりたい訳でもない。安定よゴメン) 思い返してみると、ボケ防止にと始めた刀らぶですが、基盤ヲタのお陰で思いの他、スルスルズブズブと沼地と順調に同化し、自他共に得心するばかりでござります。 又、○amilyMart様とも深い縁を結ぶ運びになり、仕事の行き帰りにお世話になっております。 刀剣乱舞マンチョコを

      • 神のまにまに〜オバちゃんが審神者始めました(ネタバレあり)其の四

        どうも、斉藤です。 ボケ防止で始めてから、本日で114日目です。 其の三では、大変取り乱してしまいましたが、今回も取り乱し率高めのレポートになるかと… 21日目〜50日目まで一気に行きます。 宜しければ笑ってやって下さい。 【数字が多ければ良い訳ではない件/だけどね、増えると嬉しいんだよ。色々と】 一応ですが、日参しています。 「今日はなんか疲れてるし、やめとこうかなー」と思いつつ、気付いたら本丸に帰っている。 男士達に翻弄されていますな、はい。 これがきっと沼への招

        • 神のまにまに〜オバちゃんが審神者始めました(ネタバレあり)其の三

          どうも、こんにちは。 昨日で本丸通い、ちょうど70日。 相変わらずポンコツ審神者ですが、幸いな事に折れた男士は0振なので、まあ良しとしておきたい。 今回は11〜20日目までの記録です。 いつもの様に笑ってやって下さい。 (オバちゃんの記憶なので、今回も曖昧です) 【悲報/短刀祭り再び/本当はキュンキュンした件】 部隊ニが開放されたとはいえ、まだまだレベルも男士も不足の我が本丸。 なので、ひたすら出陣、ひたすら鍛刀、時々遠征を黙々とこなす日々でした。 内番も出来るだ

        夏アニメ/るろうに剣心/感想

          少年の風景・第二部①

          かくして少年達の夢は未遂に終り、まさに悪夢で幕を閉じた。 結果から言うと、この騒動後の彼らの身の振り方が新しい騒動を産み、石田村の誰もが不信感を拭えずに悶々としていた。 それもその筈。 歳三の熱に突き動かされ立上がった少年達(諸悪の根源は全て歳三である。と言う、各親の見解)の処遇についてである。 やらかしてしまった事実は変えられない。実際、怪我人も出ているし、中には結構な重症者もあり、とても今迄の様に「ガキの悪戯」とは笑えない。 バラガキを育てる土地柄から察すれば

          少年の風景・第二部①

          神のまにまに~オバちゃんが審神者始めました(ネタバレあり)其のニ

          どうもお久しぶりです。 二日目〜十日目の覚え書きです。 お暇つぶしにどうぞ。 【短刀まつり(一ノ沼)+α】 さて始めてはみたものの、まだ今一つ波に乗り切れていない感。 プレイ前に「遊び方」は読んだけど、いかんせん脳みその硬いオバであるが故に、???時々!みたいな。 ネットには情報が沢山あるのは承知であるが、探って仕入れたところで消化できる自信もないので、その辺りは慣れてからにしようと決めた。 という訳で、掲げた唯一の目標 ❖折らない❖ これで行くと決意。 では二日

          神のまにまに~オバちゃんが審神者始めました(ネタバレあり)其のニ

          神のまにまに~オバちゃんが審神者始めました (一ヶ月記念/ネタバレあり)

          【悲劇への誘い】 もうだめだ。 これ以上、棺桶に入れてもらうグッズが増えないように、あえて自らを厳しく律して来たのに、一気にタガが外れた。 刀剣乱舞無双リリースのニュースで、毎日のように美麗な画像(+動画)を見せつけられては、もう、理性を飛ばさない訳には行かなくなった。 六年前に「刀剣乱舞ONLINE」なるゲームが配信された。 あちこちで良い話ばかり見聞きし、ムズムズしたけれど、冒頭の理由により耐えた。 アニメと舞台だけで我慢しようと、一応は頑張りましたよ、はい。

          神のまにまに~オバちゃんが審神者始めました (一ヶ月記念/ネタバレあり)

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃⑦(終)

          朝になった。 結局の所、無双は叶わず、臍を噛みながら最悪の朝を迎える予定であった筈だが、皮肉な事に湯呑一杯の寝酒で見事に爆睡した歳三は、怖ろしい位の平常心で目覚める。 未だ少し覚醒していない部分があるのか、起き上がりもせずぼんやりと天井を見つめながら、昨夜の長兄とのやり取りを思い出している。 本来なら今頃は、江戸への凱旋道中を満喫中である筈であるが、今現在、相変わらずの煎餅布団の中に居ると云う事は、矢張り昨夜の出来事が現実であると自覚すると共に、ようやっと仲間達の安否

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃⑦(終)

          斉藤部屋|斉藤まりあ #note https://note.com/kotune/m/ma705e96f22d2

          斉藤部屋|斉藤まりあ #note https://note.com/kotune/m/ma705e96f22d2

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃⑥

          トシは布団の中で一睡もせず、まんじりともせずに時を待つ。野犬か何かの不気味な遠吠えが、長く尾を引く様に耳について仕方ない。 (そろそろやるか) トシは恐怖を振り切る様に勢いよく布団から飛び出そうとするが、はやる気持ちを鎮めるべく自分に言い聞かせると、わざと一息置いてゆっくりと起き上がる。 あらかじめ用意しておいた木刀を手にすると、静かに部屋の戸を開く。ともすれば古民家の建付けは、用心を重ねても軋みを招く。重々承知だ。それを器用に抑え込んで処理すると廊下に出る。それから足

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃⑥

          サーファーボーイ

          新しい彼はサーファーボーイだった。 程よく日焼けした肌、爽やかな笑顔。醤油顔のイケメンで背も高く、私にはもったいないくらいの人。 デートの時、身長コンプレックスの私は、わざと彼の腕にぶら下がるように歩いた。 彼はそんな私の歩調に合わせて、いつもゆっくり歩いてくれた。 出会いは残念だけど海じゃない。何ならアスファルトの上。 彼がサーファーボーイだって知ったのは、付き合い始めて少ししてから。 「海に行こう」 次のデートの相談をしてたら、彼が提案してきた。「うん?」 私

          サーファーボーイ

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃⑤

          夕方から雨になった。 啜り泣きの様な肌寒い水滴は、何時しかその勢いを増し、あっという間に一寸先も見えない激しさになる。更に季節外れの雷も加われば、地鳴りを招いて子供達を一斉に押入れに走り込ませる。 「おい、トシ。ちょいと、ひとっ走り、悪さでもしに行って、きやがれ。薄気味悪く、て、しょうがねぇや」 夕餉の膳に向い、ちびちびと舐める様に飲っていた喜六が、ふと思い出した様に呂律も怪しくトシに赤ら顔を向ける。 「断る。この雨にケンカなんざ行くバカがいるものか」 素直に断るトシ

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃⑤

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃④

          しかし、まんまと彼らの罠に掛かったかの様にみえた大人達の中にも、異変を感じ取った者が一人だけいた。 トシの兄、為次郎だ。 彼は土方家の長男だが、視力を持たずに生まれたせいで家督を次ぐ事を許されず、元服の年をを過ぎた辺りから、奥の離れに部屋を与えられ若隠居の様な生活を送っている。 百姓とは言っても、一律が同等でない現実は拭えない。土方家はお大尽と呼ばれる豪農だ。副業として石田散薬の製造販売も行っているので、日々、一家の口を糊するだけが精ぎりで、それでも足らず、如何にし

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃④

          少年の風景・第一部 〜バラガキだった頃③

          トシが立てた江戸凱旋計画は次の通りだ。 一、実行は二日後の深夜 二、対象は家中の男達(チビ共は除外) 寝込みを襲って叩きのめす 三、事が終わり次第、順次、高幡不動境内に集合 後、夜陰に乗じて江戸に出発 四(重要) 金子は勿論の事、金目の物あれば頂戴する お粗末な物である。 しかし、これまで連戦連勝を誇るトシの戦略に基づく戦績と、今後も積まれるだろう実戦経験が、後の新選組実戦闘における基盤の一端に投影されると考える事は、あ

          少年の風景・第一部 〜バラガキだった頃③

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃②

          「バカ野郎!」 その静寂を打ち砕く様に、トシと呼ばれた少年が低く吠えた。そして吐き捨てる様に続ける。 「てめぇら、よく考えてみろよ。俺達が死んじまって誰が悲しむ?それどころか、食い扶持が増えたと喜ぶヤツばかりじゃあねぇのか?そんな奴らのために命捨てるなんざ馬鹿げてるぜ」 トシ。 この少年こそ、来たるべき幕末の京都を震撼させる新選組の鬼副長となる土方歳三だ。 天保六年(一八三五)に土方隼人の四男として生まれる。母の胎内にいる時に父を、四才の時に母を失くして、それからは兄の喜

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃②

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃①

          秋祭りも終わり本格的な冬が訪れようとしていた。 ここ、武州多摩は石田村にも例外なく冬将軍が寒気を率いてやって来た。刈取りが終わり寒々とした田の上を、それよりももっと寒い風が舐める様に藁屑を巻き上げて走る。 村外れに一軒の荒屋がある。尤も家と言っても、そうであったであろう体だ。風を防ぐ筈の壁や雨を凌ぐ筈の屋根は、殆どその機能を果たしていない。 そんな荒屋の中で七、八人程の少年達が肩を寄せ合う様にして蹲っている。身なりは皆貧しく、申しわけ程度の薄っぺらな綿入れ半纏を百姓行き

          少年の風景・第一部 ~バラガキだった頃①