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【推しの子】黒川あかねまとめ【アクタージュ】

「アクタージュ連載再開」「ママは作れる」とまで言われたラスボスの皮を被った村人A、それが黒川あかねである。

サムネ絵の通り視聴者に強い爪痕を残し、そのキャラクター性は多くのこってりしたオタクを惹きつけた。

※注意

こんなマイナー記事を開いている時点で大丈夫だとは思いますが、このnoteには原作28話までのネタバレが含まれます。
黒川あかねに関しては一連の流れを原作で追ったほうが楽しめるので、まだ見てない方は先に原作を見てから視聴するのをおすすめします。

初登場

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アクアたちが参加した恋愛リアリティショー「今からガチ恋♡始めます(今ガチ)」にて登場。

原作三巻時点で高校2年生のJK。性格は非常に素直で、良くも悪くも「等身大の女子」といった印象。非常に学習意欲が強く、あらゆることをメモる。

職業は女優をしており、その実力は同業者の有馬かなをもって「天才役者」と言わせるほど。

ただしそれは役者としての話で、「台本もないありのままの自分」を見せることが求められる恋愛リアリティショーにおいては番組映えが悪く苦戦。事務所から「目立っていない」「頑張るだけじゃ金にならない」等の厳しい批判を受ける。

事務所やマネージャーへの引け目を感じ始めた黒川あかねは、番組に爪痕を残そうと努力し始めるが…

炎上

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色々な人に話を聞いたり、目立とうとするあかね。しかし目立とうとするあまり、共演者であり、リアリティショーの中でも人気のある「鷲見ゆき」の顔を傷つけてしまう

当人たちは気にしてはいないものの、そんな面白いネタを番組側が見逃すはずはなく。あおり立てるような形で放送され、炎上してしまう。

謝罪をしても逆効果で、素直な性格の黒川あかねはそれを自分のせいだと思い込み病み始める。

そして悩んだ末、「もう疲れた」と自殺を図るが…

反撃

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自殺しようとした黒川あかねだったが、アクアに見つかり未遂に終わった。アクアを始め今ガチのメンバーは大変心配しており、たまたま家の周辺を捜索していたのだった。

急死に一生を得たのであった黒川あかね。そんな黒川あかねの自殺未遂にアイの死を重ね合わせたアクアは、番組サイドやネットへの復讐を企てる。

復讐の内容は、まず警察への情報リーク。世間を騒がせ、さらに注目度を上げる。

その上でアクアたち今ガチのメンバーで、「オフカット素材を使っての動画作成」を行い、印象を変えさせるというものだった。

動画を見た視聴者は、「鷲見ゆきに嫉妬する悪女、黒川あかね」から、「不器用ながらも努力する少女、黒川あかね」へと印象を変える。

世間の評価を変えたアクア。復讐は大成功したのであった。

豹変

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無事問題を解決したアクア。そこに感動し好意を抱いた黒川あかねは、豹変とも言うべき変化を遂げる。

前述した通り黒川あかねは女優ではあるが、その中でも天才と呼ばれるレベルのもの。

アクアの好きな相手である「B小町のアイ」を徹底的に模写。子供であるアクアやルビーまでもが本物と見間違えるだけの雰囲気を醸し出したのであった。

その領域はもはや演技ではなく、「コピー」と呼べるだろう。「演技のないリアリティーショー」では強みは発揮されなかったが、「リアリティーショーであってもキャラ付けをした方がいい」というアドバイスから、一変。

アクアが好きなB小町のアイ」として、再度リアリティーショーに登場するのであった…

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当時の心境を振り返ってみる

とまあ固い話はここまでにして。
ここからは当時の話を振り返る時間です。

黒川あかねは本当に最初の印象から変わりましたね。単行本で一気に見るのも楽しいと思うんですが、まさに毎週毎週追う習慣連載としてお手本のようなキャラ変化だと思います。

それを出た当時から一話一話、振り返っていこうかなって話です。

上に書いてある情報以上の内容は出てこないので、情報目的の方はここでブラウザバック推奨です!!!ただのオタクの語りなのでね!!

21話

リアリティーショー編スタート。新キャラ出すぎだったってのもありますが、個人的に出た当時は全くのノーマークでした。

いやというか、21話だけみたら間違いなくヒロインは鷲見ゆきちゃんでしょ。

「演技で好きになるよ。仲良くしようね」
➡「実は彼女の過去にはこんなことが!問題発生!」
➡「あーくんがそれを解決!本当に好きになっちゃった!(本当のフリをした演技のフリをした本気恋)」

みたいな展開を永遠と妄想してました。いやまあ、その対象となるキャラが黒川あかねだった、という点を除けば案外当たってるんですが…

というか黒川あかね、出てるの最初の一コマだけだし!!!これで注目するのが無理って話ですよええ、、

22話

ぴ え ヨ ン 回 で す

コラボの話は勉強になるし、ルビーは流石にえっちでしたし、シンプルに良い回でした。メンゴ先生の汗かき美少女は犯罪感が凄いが…???

23話

ゆきちゃんの悪女ムーブが捗る回。すきすきすき。

こういう演技だと分かってるのに好きになっちゃう自分が一番好きで、一番嫌い。(なによりクリスマスイブなのに1人でこんな記事を書いてる自分が・・・)

そして徐々に黒川あかねにスポットライトが当たります。焼肉のトングを持ち続け、ひたすらメモを取る様子に、きっと誰もが「ああ今回の噛ませ役は彼女なんだ」と思ったことでしょう。(トングで焼き肉を噛ませてる的な意味でも)

まだまだ印象は「下手だけど素直に頑張る女の子」って感じですかね。僕としても「幸せになれなさそうだけど根強いファンがいて人気投票でもそこそこの順位に落ち着くヒロイン」くらい。

つまりは、好きにはならなそうでした、当時はね…

まさかこの後本当の意味で視聴者に爪痕を残していくとは。
それもエグい方面で…

24話

いよいよ流れが変わり始めます。

自分の悪評を見て日々自己嫌悪し続ける黒川あかね。いやもう心が痛いですね。仕事柄ちょっとSNSとかやってますが、自社のコンテンツがボコボコにされるとそりゃもう心が痛いです。

なんというか、伝わらないんですよね。メディアの捉え方が悪いってのも確かにあるんですが、それ以上に欠点だけをピンポイントで見つけて批判する人が多すぎて。

そりゃ「手に届く感じ」を売りにしているアイドルなんだから、当然失敗もするし。完璧じゃないからいいんですよ。批判する人たちにはそれが分からんのです。

どうでもいいですが、推しの子のnoteでこう情報発信を続けてるのはそういうアンチへの抵抗だったりします。意外と皆「面白い」っていう言葉は思ってても発しないものなので。面白いものを面白いと言い続けたいですね。

閑話休題。そんな批判に耐えかねた黒川あかねは、強引なムーブを取ろうとして、ゆきちゃんの肌に傷をつけてしまいます。このあたりの温度感の演出上手すぎて。早くアニメで見たいナア????

そして炎上が始まる…最後のSNS画像つらすぎでは、、、

25話

始まる炎上、そして沢山の暴言。まさにネット社会の闇。

炎上対策として謝るのは下の下
この言葉を深く胸に刻みたいと思います。だってそもそも炎上させる人たちは怒ってるんじゃなくて、ただ人を煽ってちっぽけな自尊心を満たしたいだけなんだからさ…許す許さないではないんやなって…

そして潰れる黒川あかね。この辺り大分心に来るものがありました。

素直だから自責にして反省する、
➡でも謝っても許してもらえない
➡色々な人にも迷惑がかかる

以下ループ。本当に良くない。ローランドぐらい自尊心を持てとは言えないですが、素直な人ほどネットで有名になるってデメリットだと思います。

そしてついに自殺を考えはじめ…たその時!

「落ち着け」
「俺は敵じゃない 頼むから落ち着いてくれ」

颯爽と現れるアクアくん。イケメンすぎる。僕もクリスマスイブで彼氏に振られてつらそうにしている女の子に同じことを言って自尊心を満たしたいだけの人生だった…

あとシンプルに最後の態勢がえっちすぎる。犯罪です。アウト!!!

26話

ひたすらつづくイケメンムーブ。ちなみにこれは豆知識ですが、女の子を救って「馬鹿野郎が…」というのは全男が言いたいセリフナンバー10くらいには入ります。アクアそこ変われ?

からの職質!!!突然の職質!!タイミングのいい警官!!!

大変不謹慎ですが、泣き出す黒川あかねは大変に好きでした。性癖がえぐられるんだよこの作品…

なによりアクアがアイの話も重なって本当にイケメンです。俺は将来アクアみたいな人間になるんだ…(成人済み1人部屋おじさん感)

からの鷲見ゆきビンタ!!突然のビンタ!!女子同士のいつもの奴!!!美しい!!!!

そして始まるアクアの復讐。半沢直樹とか、7人の秘書たちとか。「盾の勇者の成り上がり」とかもですが、最近は復讐するもの増えてますよね。

多分復讐っていう「正当な怒りをぶつける手段」に皆が共感しストレス発散としてるんでしょうね。IQサプリで最後にもやっとボール投げ続けるあの感じ。

まあとにかく最後の「ここからが本当のリアリティーだ」はかっこよすぎでした。お前ヒロインか?

27話

いよいよ社会問題化した自殺未遂。

ここからどんな手段をするのかと思いきや…まさかの「コンテンツをぶつけ意見を上書きする」とかいう手段。
普通にアイディアとして天才すぎて辛い。前々から言ってるけど推しの子はマーケティング能力が高すぎる作品だ…

100ワニが死んで突然商材広告が連打されたみたいなものと近いかもしれません。まあまるっきり逆のことしてますが…

確かにそりゃね。「ゆきちゃんに同情してあかねをdisってた」訳ですから。「ゆきちゃんは本当にあかねをかばってる」ってのが分かればそりゃ手のひらクルーですよね。敵があかねから番組側になるだけですが()

そして始まる皆での動画制作。こういう「みんなの力を集めて一つのものを作る」みたいな展開はやっぱ胸が熱くなりますね。

そしてバズりだす動画。問題は解決。と多分皆思いました。まさかここからもう一回大波乱が起きるなんて誰も思わないじゃないですか…

28話

感動の展開!!!良かった!!第三部完!!!!!!

と思いきや。

嬉しかったな 恩返ししないと
アクアくんの好みを演じてアピールしたら 喜んでくれるかな

ん?
ちょっと重い感じの雰囲気から始まり…

「愛情の抱き方に何かしらのバイアス有り」

「秘密主義と暴露欲求 破天荒な言動に反し完璧主義者」

「思春期の段階で性交渉があった子特有のバランスの悪さ」

「発達障害の傾向 教育レベルは低め」

「15歳あたりから破滅的行動に改善が見られる 
いい出会いがあったのかな?」

突然始まる超絶情報量!!!!!僕もそうですが、大半の人がえ??みたいな気持ちになったと思います。

そして明かされる衝撃の真実!黒川あかねは超演技派女優だったのでした!!!!

いや~~~
いや~~~
ええ・・・・?

読んででこんな感じでした。いやマジで。
そりゃ素直キャラとして生きてきた子が、いきなりそんな分析的かつ重い感じだされたら…シンプルに好きになっちゃいますね…

ええ。こってりとしたオタクとしては、流石に性癖ぶっささりました。いや~~~やっぱ嘘は愛なんですよね(n度目)こういう不器用すぎて愛が重くなる感じ、めちゃくちゃ好き…好きすぎてつらい…

まさかあのアクアがチョロインみたいになるとは…いやこの構図を想像できた人誰もいないでしょ・・・・・・・・まあでも同じ気持ちだぜアクア・・・(謎同調)

まとめ

長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!!!

黒川あかねが可愛いというか、推しの子って天才だなって話でした。
あんま応援ってほど応援できてませんが、推しの子面白すぎるのでこういうnote書けたらいいなあと…

いや、本当にアクアと黒川あかねとの関係はどうなるんでしょう。なんかあからさますぎてメインヒロインではないと思うんですが、アクアの新しい一面が見れたりしそうで流石に好き。

有馬かなの時も同じこといってますが、唐突にでてきてよくぞまあここまでキャラを立たせて視聴者に好かれるようにできるなと…天才か?天才たちの恋愛頭脳戦なのか??

ギャルゲー好きなので、もしいつか暇だったら2次創作SSとして黒川あかねエンドでも作ろうかなと思われるくらいには好きになりました。

有馬かなもですが、こういう不器用な女子が幸せになってほしいと、こってりオタクたちは思うのでした…

あ、あともしアニメ化されたら黒川あかねの声優は種崎敦美さんでお願いします!!!(声豚願望)

宣伝:最新話配信中&単行本発売中

最新29話は本日12/24よりヤンジャンで配信中なので、皆さん是非リアタイ視聴しましょうね!!!!!

単行本も。
える知ってるか?この内容でまだ既存2巻なんだぜ…買うしかねえ!!





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