カラオケ機種どっちがいいの? DAM?JOYSOUND?


はじめに

さて、前の記事を書いてからとうに4ヶ月が過ぎてしまっています。
まあそれは置いといて、この前の記事の冒頭でチラッと言った「DAMとJOYSOUNDの違い」について書いていきましょう。

DAMとJOYSOUNDの違い

①それぞれの機械

まずはDAMとJOYSOUND、それぞれの機械の名前や特徴についてです。
それぞれ上から新しいものです。

DAM

・LIVE DAM AiR
下のLIVE DAM Aiと何ら変わりはない。ただ単にUIがネオンサイン風になってかっこよくなっただけ。
逆にしゃべってリモコン機能「演奏中止、DAM」や「間奏スキップ、DAM」などが全然伝わらなくなった。なんで?

・LIVE DAM Ai
下のLIVE DAM STADIUMとは比べ物にならないくらい進化した。
見えるところでいうと、UIがえらい派手になった。光ったり影がついたりフェードしてみたり。機能面でいうと精密採点Ai。従来の攻略法が完璧に分かっていた精密採点dxとは全く違う。スコアラーは結構苦労したみたい。しらんけど。

・LIVE DAM STADIUM
まあ言うことはない。今ではもう古い機種。
カラオケでこれに遭遇してしまったときには、精密採点dxミリオンをしてみると、画面上に音程が連続で何回あっていたかを「コンボ 159」とかで表示してくれるので、勝手に鬼レンちゃんをすることができる。

JOYSOUND

・JOYSOUND X1
下のJOYSOUND MAX GOからほとんど変わっていない。
UIが変わっただけ。キョクナビ(デンモク)も使いにくくなったよう。
採点がDAMのようにスゴくなるかもしれない!!と思っていたが、前作の分析採点AIと何ら変わらず。
なぜどこのメーカーも最新機種はあんまり変わっていない??

・JOYSOUND MAX GO
変わった点はまあ、そんなにない。
一つ言えば、分析採点AIが搭載されたので、下手な人にもお世辞のAIボーナスを加算して点数をよく見せられるようになったことと、音程が外れると赤く表示されるようになったこと。

・JOYSOUND MAX2
変わった点は、まあない。
一つ言えば、ハイレゾに対応したことくらい。だけどカラオケでハイレゾなんているか?雑音の多い場所でハイレゾでもなんでも関係ないね。

・JOYSOUND MAX
これがたぶんのフルモデルチェンジ(ガラッと変わること)。
これ以前の機器を触ったことがないのでどんな感じかはわからん

②音質

カラオケで重要な音質についてですが、これに関してはJOYSOUNDのほうがいいのかな?と思います。

DAM
ドンシャリ(低音のドンドンと高音が割れてシャリシャリいう事)
DAMは基本的に重低音が大きいです。
これはDAM本体の設定から重低音を減らすことができるのでいいとしましょう。

JOYSOUND
結構まんべんなく出てる。
メロディーもしっかり流れているので、メロディーがつかみやすい。

③機能性

機能性に関しては、歌うときの機能、と、歌わないときの機能についてです。

DAM
採点中に「早送り」「一時停止」「サビまで飛ばす」「前奏/間奏をスキップする」ができるので、歌うときの機能はDAM一択です。(JOYSOUNDだと採点中は上の機能は使用できない。)
ただ、歌わないときの機能はあまりありません。まあカラオケだしずっと歌ってればいいよね。

JOYSOUND
先程の通り、歌うときの機能は全然良くない。
採点中に、唯一できることとしては「キー変更」「ボイスチェンジ」くらいかな?早送りには早く対応してほしい。
歌わないときの機能はみるハコとかいう謎のサービスをしていますが、映像コンテンツがイマイチすぎるので、歌わないときはDAM,JOYSOUND両方まあまあということにしておきましょう。

④採点

さて、私が一番重要だと思っている採点までやってきました。
まあ私は採点はDAM一択だと思っています。

DAM
とにかく精密採点Aiがすごい。
YouTubeとかで精密採点Aiと調べてみてください。「ハンマリング」?「プリング・オフ」?「抑揚」?「ビブラートタイプ」?謎の言葉がどんどん出てきます。
これらの単語は精密採点Aiでいい点を取るために必要な歌唱技法。
つまり、音程表現力安定性リズムは基礎としてもちろん取った後に、これだけのことをしないと簡単には良いと認めてくれないのです。
つまり、それだけちゃんと歌を聞いてくれているということ。
採点画面の2ページ目でどんな歌だったかを詳しくデータとして見れます。
一曲歌っている間にこんなに判定してくれているのかとびっくりするほどです。

JOYSOUND
一方こちらの分析採点AI、出来はまあまあです。
とりま、またYouTubeで調べてみてください。
分析採点AIという検索で、謎の言葉は出てきましたか?というか採点を深堀りしている解説動画すらないと思います。
なぜDAMは動画がたくさんあって、JOYSOUNDは動画が少ないか?
答えは単純。深堀りするものがないからです。
DAMの精密採点ではいろいろな歌唱技法や抑揚などを使える必要がありましたが、JOYSOUNDの分析採点では歌唱技法や抑揚はいりません。
JOYSOUNDの分析採点は音程を合わせて、ビブラートを入れるだけで簡単に高得点が取れます。
難しいことをしなくても良い点数が取れるなら、みなさんJOYSOUNDの分析採点で良い点を取るには?とかいう動画は出しません。難しいことをしないといけないので動画を出すわけです。マヨネーズの袋の開け方とかいう動画がないように。

最近では両社とも「AI」を押し出していますが、実際にAIが歌を聞いて「これいいねえ」「これはけしからんねえ」とか言っているわけではありません。
DAMの精密採点Aiでは、AI+(ピンク)は【ビブラートやしゃくりなどの表現技法やハンマリングやアクセントなどの裏技能やわざとずらして歌うテクニック】、AI-(青)は【急激な抑揚の変化、マイクの距離の変化】などを検知するためにAIが導入されていて、検知されればとAi感性として判定されます。まあやっぱり感情とかなんたらではなく、だいたい感情がこもっている、うまいと感じる表現の技を検知することでAi感性が変化するということになっています。
JOYSOUNDの分析採点AIに関しては、みなさん本当にJOYSOUNDの分析採点をしないので、全く情報が出ていません。
一部ではAIという名の点数調整なのでは?という声も出ています。ちょっと…な人にボーナスをあげてかさ増しすることで悪い気分にさせないようにと言った感じですかね?

⑤曲の多さ

マイナーな曲を歌いたいときに、その曲がカラオケに入っていなかったらがっかりしますよね。
そのため、搭載されている曲数を比較してみましょう。

DAM

16万曲以上の楽曲を搭載(*)し、毎週200曲程度のカラオケ楽曲を追加しています。
*2023年8月時点

カラオケの曲数は何曲ありますか?|カラオケDAM公式 (clubdam.com)

JOYSOUND

圧倒的曲数No.1※
業界トップの36.1万曲以上を搭載!※
※2024年4月時点、当社調べ。

JOYSOUNDの特長 | 業務用カラオケ機器(導入・レンタル) | JOYSOUND.Biz

こんな感じです。
マイナーな曲はJOYSOUNDのほうが入っている確率が高いのではないでしょうか。
ただし、ごくごく一般的な曲を歌うならば関係ないですけどね。

⑥UI・操作性

スマホやパソコンのように操作は慣れれば簡単ですが、初めて使うときにはどのくらい操作がわかりやすいかは重要です。

DAM
DAMのデンモク(曲を選んだりするリモコン)はこんな感じです。

第一興商ホームページより

各機能がボタンで表示されており、後述のJOYSOUNDのキョクナビのタブ形式と違い、すこし分かりづらいです。

JOYSOUND
JOYSOUNDのキョクナビはこんな感じです。

HIRAKU株式会社ホームページより

JOYSOUNDのキョクナビは、機能ごとに上部のタブで分けられており、選曲したいなら曲を選ぶタブを、採点をしたいなら採点タブを、とわかりやすい操作になっています。

たぶんみなさんは、カラオケ本体にはあまり触らないと思うので、解説はしませんが、カラオケ本体の操作性はどちらも同じくらいです。
DAMはカラオケ本体でできることが多いですが、UIはきれいにまとまっています。
JOYSOUNDはカラオケ本体でできることはほとんどないので、超シンプルになっています。

初心者にとっての操作性はJOYSOUNDのほうがいいかと思います。

結論

とりあえず最初に迷ったら、簡単に高得点が出るJOYSOUNDでもいい。
ただし、精度の高い採点や一人カラオケで時間を節約したいときにはDAMがいいかと思います。

また、カラオケで90点取ったよ!と言っても、DAMとJOYSOUNDでは全くすごさが異なります。
よって、点数が低くてもくじけずに、初めから高い環境でカラオケがしたいなら、DAM一択ですね。

ま、カラオケで「DAMかJOYSOUNDどちらにしますか?」と聞かれたら、「DAM Aiで」と答えることを私はおすすめします。


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