カラオケ機種どっちがいいの? DAM?JOYSOUND?
はじめに
さて、前の記事を書いてからとうに4ヶ月が過ぎてしまっています。
まあそれは置いといて、この前の記事の冒頭でチラッと言った「DAMとJOYSOUNDの違い」について書いていきましょう。
DAMとJOYSOUNDの違い
①それぞれの機械
まずはDAMとJOYSOUND、それぞれの機械の名前や特徴についてです。
それぞれ上から新しいものです。
DAM
JOYSOUND
②音質
カラオケで重要な音質についてですが、これに関してはJOYSOUNDのほうがいいのかな?と思います。
DAM
ドンシャリ(低音のドンドンと高音が割れてシャリシャリいう事)
DAMは基本的に重低音が大きいです。
これはDAM本体の設定から重低音を減らすことができるのでいいとしましょう。
JOYSOUND
結構まんべんなく出てる。
メロディーもしっかり流れているので、メロディーがつかみやすい。
③機能性
機能性に関しては、歌うときの機能、と、歌わないときの機能についてです。
DAM
採点中に「早送り」「一時停止」「サビまで飛ばす」「前奏/間奏をスキップする」ができるので、歌うときの機能はDAM一択です。(JOYSOUNDだと採点中は上の機能は使用できない。)
ただ、歌わないときの機能はあまりありません。まあカラオケだしずっと歌ってればいいよね。
JOYSOUND
先程の通り、歌うときの機能は全然良くない。
採点中に、唯一できることとしては「キー変更」「ボイスチェンジ」くらいかな?早送りには早く対応してほしい。
歌わないときの機能はみるハコとかいう謎のサービスをしていますが、映像コンテンツがイマイチすぎるので、歌わないときはDAM,JOYSOUND両方まあまあということにしておきましょう。
④採点
さて、私が一番重要だと思っている採点までやってきました。
まあ私は採点はDAM一択だと思っています。
DAM
とにかく精密採点Aiがすごい。
YouTubeとかで精密採点Aiと調べてみてください。「ハンマリング」?「プリング・オフ」?「抑揚」?「ビブラートタイプ」?謎の言葉がどんどん出てきます。
これらの単語は精密採点Aiでいい点を取るために必要な歌唱技法。
つまり、音程表現力安定性リズムは基礎としてもちろん取った後に、これだけのことをしないと簡単には良いと認めてくれないのです。
つまり、それだけちゃんと歌を聞いてくれているということ。
採点画面の2ページ目でどんな歌だったかを詳しくデータとして見れます。
一曲歌っている間にこんなに判定してくれているのかとびっくりするほどです。
JOYSOUND
━ 2024/10/24 追記 ━━━━━━
JOYSOUNDの分析採点の攻略法を調べてみましたが、どうも音程を合わせるだけで良いという情報が出てきました。
「ビブラートをぶち込むと音程がフラフラしていると見なされ、逆に安定性で減点される」らしいのです。
これは全く意味が分かりません。ビブラートと声がフラフラしているのは全くの別物です。なぜならビブラートは規則的な波形が出ているのに対し、声の不安定は不規則な波形になっているからです。
おまけにこぶし、しゃくりに関しては検知してあげているだけの「全くの飾り」だそうで、全く点数とは関係ないようなのです。
確かに、今日は分析採点AIに当たってしまいましたが、ビブラートやこぶしを多用するよりも、ロングトーンでただ単調に音程を取りに行く方が点数が出やすいと思います。
これでJOYSOUNDの採点は私にとって全く信用ならないことになりました。
たしかに歌の上手さとカラオケの点数は違うとはいえ、まだ単調に音程を合わせるよりも、こぶしやハンマリング等の技術が詰まっていた方がまだ歌が上手いと言えるのではないか、と私は考えます。
私はもうこれ以上音程を機械的に合わせにいく音ゲーをしたくありません。
JOYSOUNDならびにエクシングの方、いくら採点”ゲーム”と言えどももう少し採点に力を入れてはどうですか?
ちょっとイラっとして書き過ぎました。すんません。
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一方こちらの分析採点AI、出来はまあまあです。
とりま、またYouTubeで調べてみてください。
分析採点AIという検索で、謎の言葉は出てきましたか?というか採点を深堀りしている解説動画すらないと思います。
なぜDAMは動画がたくさんあって、JOYSOUNDは動画が少ないか?
答えは単純。深堀りするものがないからです。
DAMの精密採点ではいろいろな歌唱技法や抑揚などを使える必要がありましたが、JOYSOUNDの分析採点では歌唱技法や抑揚はいりません。
JOYSOUNDの分析採点は音程を合わせて、ビブラートを入れるだけで簡単に高得点が取れます。
難しいことをしなくても良い点数が取れるなら、みなさんJOYSOUNDの分析採点で良い点を取るには?とかいう動画は出しません。マヨネーズの袋の開け方とかいう動画がないように。
みなさんは難しいことをしないといけないので、それを伝えたいために動画を出すのですから。
⑤曲の多さ
マイナーな曲を歌いたいときに、その曲がカラオケに入っていなかったらがっかりしますよね。
そのため、搭載されている曲数を比較してみましょう。
DAM
JOYSOUND
こんな感じです。
マイナーな曲はJOYSOUNDのほうが入っている確率が高いのではないでしょうか。
ただし、ごくごく一般的な曲を歌うならば関係ないですけどね。
⑥UI・操作性
スマホやパソコンのように操作は慣れれば簡単ですが、初めて使うときにはどのくらい操作がわかりやすいかは重要です。
DAM
DAMのデンモク(曲を選んだりするリモコン)はこんな感じです。
各機能がボタンで表示されており、後述のJOYSOUNDのキョクナビのタブ形式と違い、すこし分かりづらいです。
JOYSOUND
JOYSOUNDのキョクナビはこんな感じです。
JOYSOUNDのキョクナビは、機能ごとに上部のタブで分けられており、選曲したいなら曲を選ぶタブを、採点をしたいなら採点タブを、とわかりやすい操作になっています。
たぶんみなさんは、カラオケ本体にはあまり触らないと思うので、解説はしませんが、カラオケ本体の操作性はどちらも同じくらいです。
DAMはカラオケ本体でできることが多いですが、UIはきれいにまとまっています。
JOYSOUNDはカラオケ本体でできることはほとんどないので、超シンプルになっています。
初心者にとっての操作性はJOYSOUNDのほうがいいかと思います。
結論
とりあえず最初に迷ったら、簡単に高得点が出るJOYSOUNDでもいい。
ただし、精度の高い採点や一人カラオケで時間を節約したいときにはDAMがいいかと思います。
また、カラオケで90点取ったよ!と言っても、DAMとJOYSOUNDでは全くすごさが異なります。
よって、点数が低くてもくじけずに、初めから高い環境でカラオケがしたいなら、DAM一択ですね。
ま、カラオケで「DAMかJOYSOUNDどちらにしますか?」と聞かれたら、「DAM Aiで」と答えることを私はおすすめします。