#45 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(46話 強制とコントロールの悪)
子供は、親から虐待を受けると、「人は信じてはいけないもの」ということを学ぶ。
人との対応は、その忌まわしい、自分の身に起きた悪い出来事、経験から、「目の前の人も必ず、私を裏切る、傷つける」ことを確信するところから始まる。
大人になり周りの人間とうまくいかないことで、同じで職場で長く仕事を続けることができない・・・
恋人ができても、長続きしない・・・結婚までいたらない・・・
すべては、虐待を受けた結果だと考えるであろう。
「目の前にいる人は、今、自分を裏切ったり、傷つけたりしていないし、
これから先もするような人ではない」
そうと思っていても「過去の経験」が、その先に進むことを邪魔する。
過去は終わったのだ。
過去にこだわれば、自分の人生を台無しにしてしまう。
目の前にいる人は良い人だ・・・
「人を信じることを学ぶ」
選択するのは自分だ。
とは、言え、簡単なことではない。だろう
私は虐待を受けた経験がない。
心の傷、痛みは決して理解することは出来ない。
親が子供を虐待することの罪の重さ・・・
子供の一生を台無しにしてしまう罪・・・
そこから、脱するためにどれほどの時間と自身との闘いを必要とするかの罪・・・
自覚の無い親。人間として失格だ。
【幸せな人間関係を築くために ~46話・完結~】
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