#22 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(22話 自由・力の欲求が強く、愛の欲求が弱い人)

【2010年6月11日(金)6:49 伊豆むあんブログより転載】
10年前の連載記事を転載しています。
情報や状況が古い可能性もありますが、当時の想いが今もなお価値のある情報としてお届けできることを願っています。

自由・力の欲求が強く、愛の欲求が弱い人の中には、危険な人もいる。
このタイプは、相手を利用することだけを考え人と付き合う。

ターゲットが現れると、そのためのアプローチを始める。

異性に対してなら、このタイプは、どんな話をし、どのように振舞えば相手が自分に対して良い印象を持ち、好意を持つようになってくれるかを知っている。

相手の異性が愛の欲求が強ければ、自分に対する相手の行動が、自分への愛であるかのように、思い込んでしまう。

自分の話を良く聞いてくれて、協力もしてくれる、やさしくしてくれる、大事にしてくれる。
君に出会えてよかった。君のためならできるだけのことをしたい・・・

本当は、「獲物」に出会えたことに喜びを感じているだけなのだが。

相手が、自分に好意を持ち、「あなたが好き」となり、自分の所有となったことが確信されると、少しづつ、強制とコントロールが始まる。
相手に対して、これてして、あれしてが増えてくる。
最初は相手になんやかやとしていたこともしなくなる。


この人の目的が金銭的な利用であれば、「ちょっと1000円貸して」から始まり、食事に行っても「今日財布忘れた」とか、買い物をしても「キャッシュカード貸して」とか、そのうちに「絶対迷惑かけないから印鑑貸して」と言ってくるかもしれない。


愛は盲目である。などというが、相手の心の世界を知らないことが、幸せどころか自分を不幸にしていくような「選択」はあってはならない。

最初から自分を利用しようとして、偽りの演出をし、偽りの愛を口にする者に対して、防御策はないのかもしれない・・・が、
相手の自分に対する行動の変化をしっかりと観んじ取ることができれば、最悪の結果を招く前に自らが行動し避けることはできるはず。

たとえ相手の心の世界が見えなくても、必ず現実の行動に現れてくることが「真実」である。

人間関係など、最初から築くつもりもなく、自分の求める目的、相手の利用価値がなくなれば捨て去り、次のターゲットを探していくような、人間に振り回されることのないように、自らの「人間力」を高めていきたいものだ。


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