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NKM-001 『猫恋人 キミにまたたび あのコに小判』について

ことさら出版は、イシデ電『猫恋人 キミにまたたび あのコに小判』(以下『猫小判』)を8月12日に発売予定です。価格は1500円+消費税となります。

『猫小判』は、ことさら出版の第二弾商品となる、紙の漫画の単行本です。下記のページにて、豪華な(本当に!)方々が寄せてくださった推薦コメントを見られますので、ぜひご一読ください。

本作には、イシデさんがコミックビーム誌で連載していた「猫恋人」の8話から最終話が収録されています。そして、1話~7話が収録された単行本『猫恋人』(以下『無印』)も、コミックビーム誌の版元・KADOKAWAさんから発売されています。「猫恋人」は連作短編オムニバスなので、『猫小判』から読んでも話はわかるし、掛け値なしに面白いのですが、登場人物が共通していたりするので、『無印』も読むとさらに爆発的に面白くなります。

もちろん『猫小判』に興味を持っていただいた方のほとんどは、『無印』時代からの読者かと思うのですが、万が一『猫小判』から知ったという方は、ぜひ『無印』もチェックしてみてください。読もう、コミックビーム&ビームコミックス!

そしてそして、イシデさんのnoteでは、『無印』収録の7話のうち、2話をまるまる公開中です!ので、イシデさんの漫画を読んだことがない方は、ぜひこちらを。これを読んでしまっては、『無印』も『猫小判』も買わずにいられないはず…!

『猫小判』そのものを読まずとも、作品の内容や面白さや、イシデさんがいかに凄い漫画家であるのか―といったことは、上記の特設ページの推薦コメントやnoteを見れば大体伝わると思うので、ここでは制作そのものの話について記します。

『猫小判』紙版だけ、ことさら出版から出る理由

まずはこの点から。以前、質問箱にお寄せいただいたこともあるのですが、改めて。

イシデさんとは共通の知人を介し知り合い、たまに飲むことがあるのですが、「猫恋人」の連載が始まる前に、コミックビームで連載が決まったという話を伺いました。ただ、「単行本は出ない」という条件だというのです。

その頃は、ことさら出版の「こ」の字もありませんでしたが、このような活動をするつもりではいたので、「単行本出なかったら、個人出版やるつもりなんで出させてくださいよ」と多分その場でお伝えした気がします。イシデさんがどれだけ真に受けていたのかはわかりませんが(笑)。

ただ、読めばわかりますが、「猫恋人」はそれはもう面白いので、連載開始後アンケートなどがよかったのでしょう、結局KADOKAWAさんから1巻(無印)が出る運びとなりました。しかし、売上が芳しくなかったのか、連載終了&2巻は未刊行となりそうな情勢であったため、残りはことさら出版で出させていただく形になった次第です。

そして見出しに「紙版」とあるように、電子書籍については『猫小判』もKADOKAWAさんから出版されています。その切り分けについては、紙の単行本の許可について、イシデさんからコミックビーム編集部に相談していただいた際に決めていただいたことで、具体的な流れは正直よくわかっていません(笑)。私は紙の本ならつくれるかなあ、とは思っていたのですが、電子書籍はよくわからないし、イシデさんが自分でやってみたいという思いもあったようなので、もしも電子書籍版もKADOKAWAさんから出ないとなったら、イシデさんが自分で制作・販売をされていたのではないかと思います。

といったわけで、理由としては、こちらでできるなら全部やるつもりだったけど、出版社が出してくれるならそのほうがいい本になるし、届くべき人に届くだろうし、単価も安くなるしで良いことづくめなので、ことさら出版でやれるところだけやらせていただいた、という格好です。

『猫小判』の仕様について

元々イシデさんは、電子書籍に限らず、紙の本も版元から刊行できないようなら自分で出すつもりでいたはずで、その際には、絶対にボラーレの関さんに装幀をお願いしたいと考えておられました。

これは私も、完全に同意見でした。まあ、ゼロベースからつくっていたら別の選択肢もあったのかもしれませんが、『無印』の素敵すぎる装幀を見てしまっては、他にやりようがない…といった感じ。

そんなわけで、『無印』のデザインを思いっきり踏襲して、カバーの一部や奥付などを除けば、KADOKAWAさんの電子書籍版とまるっきり同じにさせていただいたのですが、これって何気に掟破りな気がします。

昨今、電子書籍しか出ないタイトルが増えていますが、その紙版を著者さんやインディーレーベルがつくるケースがあったとしても、電子書籍とは別のデザインになるのが一般的な気がします。こんな形での出版を許可いただき、コミックビーム編集部の皆様と関さんには感謝してもしきれません。ありがとうございました。

で、忘れてはいけないのが値段の話。以前、このテキストで、

できるだけ価格は抑えたいと書いたものの、小規模出版にありがちな価格かな…というあたりに落ち着いたと思っています。

これは、値段や販路を相談していたとき、イシデさんがAmazonでの取り扱いをご希望されたことが大きいです。Amazonで売らなければ1300円+税くらいにはできたかな、と思います。とはいえ、発送などもAmazonがやってくれる「e託」というサービスの利用手数料が40%で、そこから制作費を勘案して決めたのですが、倉庫代と送料、そして何より日本一の軒先を貸していただけるわけで、十二分に良心的です。Amazonさんが悪いわけではなく、今となっては、1300円にするのは頑張りすぎな気がしないでもない。

代わりと言ってはなんですが、今週予約注文ページをつくる予定の、ことさら出版のBASEショップで発売日前にご予約いただいた分は、送料無料&イシデさんのサイン入りで販売します。サイン本は発売前予約限定になると思いますが、送料無料は発売後も継続予定です(最低でも実費よりは安くします)。

ちなみに、『猫小判』もKADOKAWAさんから出ている電子書籍版は1000円以下でお求めいただけます。1500円+税は厳しいなあ、と思われる方はこちらをぜひ。

『猫小判』の単行本と電子書籍の違い

実は『猫小判』、紙版と電子書籍版で、色々と違いがあります。まず、物質とデータ、値段が結構違う、というのは大前提なのですが、他にも、

・紙版
○帯がある(志村貴子さんとベッド・インさんのコメント入り)
○「紙版あとがき」がある
△カバーと奥付が電子書籍版と違う
△広告ページが電子書籍版と違う
×本文の中身は全てモノクロ

・電子書籍版
○本文の1・5~8ページ、広告ページがカラー

といった違いがあります。どちらも買っちゃう大イシデファンの読者様は、ぜひ見比べてみてください。

ちなみに、買うなら紙版だけでいいんだけど、冒頭のカラーページが気になっているアナログ派の方もどうぞご安心ください。下記のKADOKAWA公式ページの試し読みでカラー部分が見られます!

と、いうわけで、BASEを含めた販売方法のご案内も今週中にはいたしますので、もう少々お待ち下さい!

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小規模出版のインディーレーベルです。 http://www.kotosara.net/

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