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『ルイスと不思議の時計』ネタバレ感想

『ルイスと不思議の時計』観てきました。
『累』とどっちにしようか迷ったんですけど気分的にこっちで。
https://lewis-movie.jp/
面白かったです。観ると元気になるファミリームービーですね。

吹き替えで観たんですけど「うん、佐藤二朗だ・・・佐藤二朗だな・・・・・・とても佐藤二朗だ・・・・・・」って感じでした。
あと「高山みなみだ・・・・・・うん、高山みなみry」っていうのと、「松本梨香ry」っていうのと「あ、宮沢りえなんだ」と思いました。

いいですね話が大きくなりすぎなくて。タービーが巻き込まれないのがね、報いがあれだけで良いのかと思わなくもないですけどまぁ少年同志の友情話じゃ無くてあの家にまつわる3人の話だからね。
ルイスの亡くなった両親の描写やティマーマンの過去についての描写がほぼ無かったのもよかったですね。
しんみりしがちな段取り芝居が無くて話の焦点が合ってる感じ。

あの3人は家族というより友人とか同志としての色合いが強くてそこが既存の家族の枠組みが苦手な人(私だ)にもいいんじゃないかと思いました。
子供っぽくて気ままな叔父さんと内気だけどしっかり者の甥っこ。
すごく美人のお隣さんと仲良しなのに恋仲ではなく悪友。
叔父さんも隣人もルイスを子供扱いしないんですよね。
叔父さんは父親らしく振る舞おうとしないし隣人も母親的な顔をしないしそんな描写も無い。
ポーカーには手心を加えるけど最初から対等に過去の話をしてくれるし叔父さんとの関係を聞かれても「子供がそんなこと聞くものじゃありません」って理不尽な子供扱いをしない。
ルイスが落ち込んでる時チョコチップクッキーを持ってきてくれるシーンも
落ち込んでる子供に料理を振る舞う女性の描写で無く自分ら3人が好物にしてるお菓子を持ってきてくれるっていうシーンだからあれは友人とか仲間としてのキーアイテムなんですよね。

ホラー描写はほんとに怖くて前半で叔父さんが時計を探してるシーンも人形やカボチャが襲ってくるシーンも
「おおおおおこれは怖い・・・・・・!!!」ってなりました。特に敵の奥さんがぐるんぐるんしながら変身するシーンマジで怖かった。
「これ子供トラウマになるやつじゃない!?」って思った。
あと体だけ赤ちゃんになるところも「ぎゃあああ!!」ってなった。造形の異様さがすごくうまくできてて観てる方の不安感がすごい。

というわけで、オススメです。

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