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養生手帳の変遷

鍼灸師の若林理砂先生が発行してらっしゃる養生手帳。

2015年に公式で発行されてからの変遷をご紹介します。

発端

きっかけは先生のフォロワーである養生クラスタが
「先生の毎朝の『養生予報』を記録できる手帳があったら良いな」
「季節ごとの養生が載ってて」
「ペットボトル温灸のポイントや風邪の漢方チャートが載ってるような」
とツイッターで盛り上がったことでした。

スケジュール管理よりライフログに特化した作りで
若林先生のメルマガや本の読者がいざ養生を実践する時に
体調管理日誌として使うイメージですね。

で、フォロワーたちが
「欲しい欲しい」「先生作ってください」「自作しました」と
きゃっきゃうふふしていたら、何と若林先生が公式で発行してくださいました。

2015年

1日1ページ版と1/2日1ページ版があり、
私は1日1ページ版を購入。
冊子状になってて持ち運ぶには重いので
カッターで前半と後半を分冊。
オタクは分厚い冊子の分冊には慣れているのよ。

マンスリーページ

旬の食材と季節の過ごし方が載っています。

本文。

天気図・気温・湿度・気圧を書き込める欄が上にあります。
ここに毎日の養生予報を記録できる訳です。
ページ下には「若林先生のきょうのお言葉」が載っています。ふふふ。

巻末
ペットボトル温灸や爪楊枝鍼の手順、経絡図、食養生のページなどあります。
風邪の漢方チャートや東洋医学の古典 黄帝内経『四気調身大論』が訳文付き載っていたりして盛り沢山です。

ところでこの手帳、2015年2月始まりなんですが
何で2月始まりなのかというと、制作に入ったのが
前年の年末で、印刷所さんは絶賛冬コミの入稿対応だったからだそうで。
つまりこの手帳、同人誌なんですよ。

2016年

リング式になりました。
1/2日1ページのみで、縦綴じと横綴じがありました。
私は縦綴じを購入。
ここでもいったん全部リングから外して3カ月ごとに綴じ直して
持ち運んでました。

マンスリーページ
季節の食材と過ごし方。若林先生の季節のプチコラムが載っています。

本文。
天気図が下に行きました。
22時には寝ましょう。

巻末の読み物ページ。
レイアウトが変わって見開きで見やすくなりました。

2017年

リフィル式になりました。
養生の読み物ページは別冊に。
紙と印字が薄くなりまして手帳としてはほぼ完成形。

システム手帳としてはサイズが変形なので
自前でカバー調達する場合は注意が必要。
エトランジェコスタリカのB6カバーが一番お手軽でお安いと思います。
私は表紙カバー込みで購入。

マンスリーページ
今月気をつけたいこと 今月を振り返って チェック項目2つ
季節の過ごし方だった欄が自分で色々書き込む項目になりました。

各季節のページ
前年まで巻末収録だった「四気調身大論」が春夏秋冬の始めの月に合わせて
レイアウトされました。季節の養生に身が入りますね。

本文
天気図がまた上に行きました。日本地図が見やすく書き込みやすいです。
写真だと見づらいですが食事日記に役立つ「ごはんマーク」が新たに導入されています。

別冊
読み物ページが別冊化しました。
それだけ読み物が盛り沢山な訳ですね。
従来の読み物の他に
この養生手帳の使い方、天気図の書き方、ごはんマークの説明などが
載っていて至れり尽くせりです。

2018年

仕様は前年と同じ。

別冊に気象病概説、円スケジュールなどが追加されました。
円スケジュールは先生の近著から。
気象病もここ数年先生が集中して取り組んでいたテーマで
巷でも「頭痛ーる」や佐藤純先生の活躍で認知度が上がってきてますね。

こんな感じで養生手帳は
その時の若林先生の活動・研究成果がどんどん反映され進化する訳です。

2018年版発売は今月いっぱい。

みんな、まだ間に合うぞ!
買うんだ!!

よろしければ投げ銭いただけると狂喜いたします。