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愛妻の日(1.31)に

今日は「愛妻の日」だそうです。ご存知でしたか?

私がその存在を知ったのは去年のこと。買い物中にふと覗いた花屋さんで、そう書かれたPOPと、可愛らしいアレンジメントを見つけた。
一緒に買い物に来ていた夫に、さりげなく、でも本当はちょっと勇気を出して言ってみた。

「ねぇ、愛妻に、花を贈ってくれませんか?」


そしてまた今日。今度は狙って花屋の前を通り、夫に「今年はこれがいいな」と観葉植物をおねだりした。


もうすぐ結婚10周年の我が家だけれど、私がこうやって素直に夫に甘えるようになったのは、ここ1、2年のこと。

それまでは自分の気持ちを伝えないくせに、察して欲しかったり、勝手に期待したり、それで怒ったり、とにかく一人相撲で、そのことが悲しくてやるせなくて、絶望したりもした。


夫のことが大好きで大切で無くてはならない存在だと思うけれど、夫がこの人である必然性はない。私が必要としているのは、大好きで大切で無くてはならないと思う、その気持ちだけ。誰かを愛することが出来るのは、とても幸せなことだ。夫にとっての私もまた然りなんだろう。

誰でも良かった。でも私達は巡り会った。世間はそれを運命と呼ぶのかもしれない。


夫がこの人である必然性がないと気がついてから、私は私のためだけに、夫に気持ちを伝えたり、甘えるようになった。とてもワガママだけど、とても満たされる。


私は私のことを愛せるようになったのだ。


プレゼントしてもらった観葉植物を愛でながら、そんなことを思っている愛妻の日です。






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