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5日目:子育てシェアハウス

うちには赤子がいる。
生後9ヶ月になる女の子。
私の子どもではなく、夫の子どもでもない。
シェアハウスをしているもう一組の夫婦の子どもだ。

今はハイハイがご盛んで、うちのスペースにもよく散歩をしにきている。
最近は私の顔を認識してくれたようで、私の顔を見ると後追いしてくれるのが可愛い。
子どもという生態は職業柄馴染みが近いんだけど、0歳児をこんなに間近で体験させてもらうことはなかったので、これから子どもを迎えたいと思っている私はありがたく思っている。
夫も「”よく乳児の手の届かないところに置いてください”って書いてあるけど、その意味がわかったわ…」とよだれでベトベトになったじょうごを見て呟いていた。

もっとみんな、赤子の近くで生活したらいいのにな、と簡単に思う。
昔は大家族で常に赤子が近くにいたとか、今は初めて触れる赤子が実子だから困惑が大きいとかは、子育てコラムでよく読む話だ。
最近聞いているコテンラジオでは、日本は外国に比べて障がい者と関わる割合が圧倒的に少ないと言っていた。
だから障がい者に対して怖いと感じる。知らないから。
今読んでいる本では(松井和著『ママがいい!』)、ママとパパが年に1回ずつ別の日に保育士体験を進めている。
意図するところは親自身の成長なんだけど、子どもがどう育ちどう遊ぶか知らないから、その体験が強く残る。

まあ、面倒くさいけどね。赤子に限らず、人と関わるって。
その”面倒くさい”を、どうおもしろがって共にできるかな気がする。
赤子なんて面倒くさいでしかない。
でも、やつらって可愛くて面白くて尊いんだよな〜。
面倒くさいってユーモアだ。

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