6/7 私の死因はきっと考えすぎ
6月7日(月)
今日もよく仕事した日だった。めちゃくちゃ空気を読んでしまう。私の良いところでもあり、悪いところでもある。
作品を褒めていると、
「なんか口が上手くなったんじゃないの〜」と笑いながら仕事相手の人に褒められる。
「いや〜、先輩の下で鍛えられてるんで」と一緒にいる先輩を巻き込みながら、返す。我ながら、いじりを、うまい返しに変えられた。
口上手くなったな私…とその時思う。仕事を進めるうちに、コミュニケーション能力が爆上がりしている。口が上手いだけじゃなく、そこに考えとか、腕が伴う人でありたいなと同時に思う。あくまでいい作品、いい仕事のための口のうまさ。誰かを騙したり嘘をつくために使わない。
朝出かけるときは、とても憂鬱だったけれど現場にいると不思議と感謝とか、喜びの方が大きくて、幸せでハイになる。悩んでたことも忘れちゃう。
そんな仕事があるだけで、幸せだなぁと思う。
一方で、今の状況に満ち足りて幸せを感じてしまう自分を気持ち悪くも思う。実はずっと苦しんでいるほうが楽だし。
自分のなかでの、幸せ心とグレ心。葛藤である。この先ずっとこの戦いは続くのだろうか。
帰り道、昨日の日記にも書いた自分をカッコよく見せようとしてしまうことについて考える。カッコよくみせるだけじゃなく、自分を必要以上に弱く見せてしまうこともある。その方が社会の中で「接しやすい人」というくくりに入れられるからだ。でもそれは、自分を偽っていることになるだろう。
誰かに懐柔するように、弱さを演じることはしたくない…する人でありたくない。
けれど、自分を弱く見せることなく、そのままでいたとして、私と関わっている人は本当に納得してくれるだろうか。「ありのままでいいんだよ」なんて臭いセリフが言われるのは、ドラマの中だけの出来事じゃないかな。
誰しも、自分より弱いと判断する人のそばで安心できるのではないか。私も、そういうところがあるのではないか。ますます難しい。
自分を偽らないってことが、どうしてこんなに難しいものか、これまで考えたこともなかった。悩んでいる…。偽っていない本当の私がどれだけ魅力的だというのか……自信喪失…まじむり。とか考えながら帰宅。病みそうだからあんまり気にしないようにしよう。
体力極限まで働いたのに、帰宅したら歌いたくてたまらない。これも頭がおかしい。やるべきこと、たくさんあるのに、歌っちゃう。自分の精神状態が歌を求めているのか、聞いてもらうことを求めているのか…。わからない。
21時まで歌って、なんとかメイクを落としたり、15分タイマーをかけて、その間だけ部屋を掃除したりして、布団に倒れ込む。自分との戦いに勝てる人でありたい、負けず嫌い、生きづらい。あ、韻ふんだ。
きのうのぶん
エチカ
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