見出し画像

何かの代わり

いつも何かの代わりをさがしているのかもしれない…と思った。

それは欲しいものが必ず手に入るわけでない世界の法則で、手に入ったとしてもそれに満足できない人間の性。

ラーメンを食べる代わりに、にゅうめん。

こないだ言えなかったあの言葉の代わりの、今日の態度。

欲しい服の代わりに、家に飾る花。

悔しい思いをした仕事の代わりの、新たな仕事。

好いてもらえないあの人の代わりの、あなた。

倫理的に間違っていると言われるかもしれない。

満たされない何かを他のもので埋めるのは、自分を騙すことか?つまりそれは、他者をも騙すことかも。

いつも欲しいものに一直線ではいられない。私たちは犬じゃないから。

騙し騙し、自分の欲望に蓋をしたりする。満たされたような気持ちになって、進む。

間違っていると言われても、そうやってバランスを取って生きているのだなぁ。

白黒はっきりさせることが全てじゃない…と学びつつある。それは、鋭い眼差しを失うことや、曇りなき眼を手放すこととは一致しないと信じてる。

愛に満ちたグレーを漂うように、代わりを探してる。

画像1

エチカ

いただいたサポートは自分磨きのため(書籍代・脱ひきこもり)などに使わせていただきます。