半月板損傷2〜入院まで〜
どこまで話したっけな。
そうそう。タクシーに揺られて着いた整形外科では看護師さんが車椅子持って待機してくれていた。
問診票を書いて手続きの間車椅子の自分を自撮りして旦那と息子と友達に送るくらいには能天気だった。
レントゲンを撮ってドクターが脚を捻る。
「これ痛いですか?」
「痛くないです」
「これは?」
「ちょっと響くかな?」
診断結果は脚の筋肉の筋のどこかを痛めたのではと言う診断。
私もそんなにひどい事になってると思わずそんなもんか、やっちまったなと思っていた。
職場に今週いっぱい休むと言って松葉杖で自宅に帰った。
帰ってしばらくは痛かったが週末にはズリズリと歩行はできるように。しかし階段が登れなくてもう一週間休んだ。有給なくなるなぁなんてまだ呑気に構えていた。
流石にそろそろ出勤しないと給料がないと仕事復帰するが全然良くならない。ますます痛くなる。
近くの整形外科を二件ほどまわったが皆同じ診断。湿布と痛み止めばかりが増えていく。そんな事を繰り返していると職場から大きな病院でMRI撮って来なさいと言われた。確かに一月も治らないのは変である。
折しもお盆明け。ずっとお盆中休んでいたにも関わらず治らないのでそのまま病院に直行するよう言われた。
11時20分に予約取って診て貰えたの18時ですよ?信じられます?
途中お昼を食べてきて良いですよって言われたけど病院の中に売店も食堂もない。この脚でどこ行くの?
地獄の一日だった。
しかもその日は診察だけ、MRIは来月って!
有名な整形外科らしいけど今もこんな感じなのかしら?
あれから色々調べてみたけどMRIがある施設と言うのがそもそも限られていて通うなら近くが良いとなるとここ周辺の人がみんな来るんだなと。それに加えて有名だから県外からもくるらしい。スポーツやってる人とかくるみたい。
職場に紹介されて行ったから職場も仕方ないと言ってくれたけどいよいよ傷病手当の申請をする。
健康保健に入っていてマジよかった!と思う瞬間でした。
MRI撮っても結果聞くのも来月とか言うしほんとに診断降りるまで三か月くらい無駄にしました。どっかでMRIだけ撮ってかかりつけ医を変えればよかったって今では後悔しています。
どこもこんな感じ?
診断結果は
「変形性膝関節症」
軟骨がすり減って間に挟まって膝関節の動きを良くしている半月板が不安定になり割れてしまったと言う。
治療方針は
1.人工関節
(主に高齢者向き最終手段)
2.半月板を縫う
(入院期間は短いがまた割れてしまう可能性大)
3.骨切り術
(術後リハビリに一年かかるが膝は安定する。人工関節まで持たせられる)
医師には3を勧めらたが早く職場に復帰したくて2を選択。
手術は11月末。七月に発症してから四か月である。
しかしここから更なるどんでん返しが待っていた。
続く