再録「エンクレイブ・レイディオ(mixi日記09.6.12)」

 ハロー、偉大なるnWo臣民よ。私だ。小鳥・満太郎・猊下だ。

 こちらは、この冷たく不合理なインターネットで暖かさと理性の声を届ける“猫を起こさないように”。

 では、ここでひとつ霊的な引用を。小鳥・満太郎・猊下自身が、あなたの心に届けよう。

 「萌え画像を送るのは、なぜ送らなかったかを説明するより、簡単だ」。

 少し話をしたい。もっと大切なことを話しあうべきだ。

 私たちは貧困、欲望、暴力、そして陵辱ゲー発禁の時代を生きている。

 そして、中堅テキストサイト“猫を起こさないように”は、いまやネットのトラフィックを増大させる更新頻度の少ないブログにまで成り下がってしまった。

 ネットのトラフィックを増大させる更新頻度の少ないブログよ、なぜ“猫を起こさないように”はこうなってしまったのだ。

 インターネットで最もアナーキーだったテキストサイトが、ブログ化の果てに死んでいくのを、なぜnWo臣民たちは黙って見ていたのだ。

 答えは極めて単純だ。それは、力の喪失だ。最高更新責任者が力を失ったことだ。君たちは、愚か者に管理と更新を預けてしまった。

 そこで私は考える。

 民主主義の基本は、多数決ではなかったかな?

 萌え画像を送られない小鳥・満太郎・猊下は、少女の肢体、媚、愛液と体液の混然となったシズル感、欲しいものをすべて手に入れられなかった。

 だから彼は怠け者になった。そうだ、怠惰は更新を生まないのだ。

 私は誓う。過去のテキストサイト管理者が犯してきた間違いを繰り返さない。更新できないから閉鎖する、それは愚か者の思考だ。

 小鳥・満太郎・猊下が作るテキストサイトは、更新の無いまま長く続いていくテキストサイトだ。餌の無いトラバサミに獲物がかかるのを座して待つ、それが、nWo流だ。

 親愛なるnWo臣民よ、君は値しないのか。アングラ時代から密かに支援していた芸人が愚かな一般大衆へ突如認められるとき、奴らの狂奔を尻目に「今更ねえ」と唇の端を歪める優越感を味わう未来に、値しない存在なのか。

 私がなにを言いたいのか、賢い君たちは理解していると思う。

 しかし、あえて言うならば、最高更新責任者として私はふさわしい萌え画像を得るまで、決して更新を行わない。それを厳粛に、誓うことを宣言する。本当の意味での、放置だ。

 親愛なるnWo臣民よ、そろそろお別れだ。待つべき萌え画像が大量にある。そして小鳥・満太郎・猊下は、それまで決して更新を行わない。絶対にだ。

 だが、寂しがることはない。

 私はnWoの意思だ。私は皆であり、また、君たちも私だ。

 では、また会おう。小鳥・満太郎・猊下から、さようなら。

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