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創作、エッセイ、思考

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自作した小説、エッセイ、詩っぽい何かをまとめています。引用文は架空の作者と本です。
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2023年12月の記事一覧

「本気でそう思い込んでいることほど恐ろしいものはないわ。これは正しいという確信が、あなたの思考と理性と想像力を奪う。これを読んでもきっとあなたは気づかない。すぐ後ろに怪物がいることを。この道は間違っていないかと、あなた自身が振り返らぬ限り──」

九十九もずく『信念という怪物』

小鳥遊ひよの
6か月前
3

「常識なんだからって何の理由にもなっていないのよ。常識がなぜ選ばれているのか、そこにどんな意図があるのかが大事なの。『常識なんだから』で説明した気になっている人は、常識を疑ったことなんてないのでしょうね。それが呪いだとも気づかずに今日も唱えている」
九十九もずく『日常に棲む呪い』

小鳥遊ひよの
6か月前
3

死ぬまで文字の海を泳ぐ鳥でありたい。

小鳥遊ひよの
6か月前
7

夕暮れ時が一番好きだ。
世界が飴色になって、黒く融けて一つになる。
自分と世界の境界が曖昧になっていく。
夜だけがぼくを包んでくれる毛布だ。

小鳥遊ひよの
6か月前
6

「あなたの五感を奪う文章が書きたいの。見た瞬間に本へ落ちてしまうような──。それは読むという段階を踏まない。それは物語の中で、あなたの人生として経験される。気づいているかしら、あなたはもうここに居るということに──」

九十九もずく『感覚を掬う』

小鳥遊ひよの
6か月前
3