見えない障害との戦いも味方がいれば大丈夫

場面緘黙症

これは不安障害の一種で目に見えない障害だ。
外見からはわかりにくく、どこにでもいる中学生に思える。
だから学校行事ではよく好奇な視線に晒されることが多い。
体育祭・授業参観は何も知らない親御さん達から、
「あの子なに?なんで先生が付き添ってるの?」
とよく聞かれる。
普段の学校生活でも理解している人が多いとはいえ、他学年の子達からもわざとなのか言われることが多い。

私は二学期から今までずっと車椅子を使って生活している。
空いている先生が男性だけでも対応できるために。
緘黙症の症状で緘動と言って体がカッチカチになってうごけなくなった時も車椅子の存在に助けられた。
車椅子は私にとってなくてはならない存在だ。

毎日学校に来ることだって
頑張って力を振り絞って登校している。
このことは先生方全員が知っているらしく、私が学校に来ると「よく来れたね 頑張ったね〜」と沢山褒めてくれる。
おかげさまで自分の自己肯定感が上がり
もっと頑張ってみようかな?と努力することだってできるようになった。

でもいいことばかりではないのが現実だった。
同学年の子から
俺も車椅子乗ってみてーわ
なんであいつばっかり…
と言われることだってある。
けど、私にはたくさんの味方がいる。

先生・クラスメイト
たくさんの人にから味方をしてもらっている。
いくら酷いことを言われても周りの人がいつも
どんな気持ちで車椅子に乗ってるかわかる?
などを言ってくれ守ってくれた。

だから私は自分らしくいることができる。
表情が変わらなくても、動けなくても私は私で変わらない。

少しずつ自分のやれることを探して成長すればいい。
たとえ何年かかっても。

人生という長い階段を一段一段登ってけばいいと思う。