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新しい一年のスタート
水曜日に始業式があった。
新学期初日は友達と一緒に行くことを前日に約束していた。
いつも緊張して初日は休みがちになってしまうので、友達から
一緒に行こうか?
と言ってくれた。
友人の心の優しさはいつも助かっている。
おかげで私は休むことなく学校に行くことができた。
始業式当日。
私は朝からずっと緊張しっぱなしで、顔がこわばってしまった。
何故なら4月から少しずつ教室に戻ろうと思っていて本当に戻れるのか不安で仕方がなかった。
心配でしょうがなくて友達に言った。
それを聞いて友達は
千秋ちゃんのできるペースで戻ればいいんじゃないのかな?無理して戻っても千秋ちゃん自身がもっと辛くなっちゃうからさ。
こう言ってくれた。
これを聞いて私は少し安心した。
今すぐに戻る必要はなく、ちょっとずつ戻ればいいんだという事を再確認できた気がした。
そこからはいつも通り友達とケラケラ笑いながら学校まで行くことができた。
でもやっぱり、学校に入ったとたん声を出すことも体を動かすこともできなくなってしまった。
校門のところでピタッと動かなくなってしまったので、友達とそこに居合わせたクラスの女の子たちが手を引っ張って昇降口まで連れていってくれ保健室の先生に引き渡してくれた。
やっぱり初日は緊張していることもあり、靴を履くことも1人で行うこともできなかったので先生がリュックから室内シューズを取り出し履かせてもらった。
そのため保健室の先生の判断で
初日は緊張がすごくて体に力がかなり入っているからオンラインで行われる始業式は別室で見ることになった。
始業式では担任発表、副担発表等があり、その他にも今年着任した先生の紹介もあった。
担任の先生は変わらず持ち上がりだったが、
去年私のことをいつも支えてくれていた副担任の先生は新一年生の副担になってしまい代わりに新しく着任した先生が私のサポートをしてくれるようになった。
先日その副担任の先生と初対面したが、とても明るく優しい先生で沢山話しかけてくれた。
学校では声を出すことが出来ないのでよく
話すのが嫌いな子
と思われてしまうが
私自身お話しすることは大好きなのでこれから沢山先生と話していこうと思う。
最初は相槌を打つことしかできないが、いずれか筆談できる日が来るといいなと思う。
3年生になり、中学校生活最後ということもありたくさんの行事があったりするが、その時は自分の体の調子を見ながらできるだけ沢山参加することを目標に頑張ろうと思う。
中学校生活も最後。
今年はどんな一年になるのだろうか。