過去にpixivに投稿した物語
『capsule/プロローグ』
『はわーー!遅刻遅刻ーー!> <』
日曜日の朝方
穏やかな春咲町(はるさきちょう)に騒がしい声が響き渡った
赤毛のポニーテールを風になびかせ、制服姿でパンを口に咥えてひたすらダッシュする少女の姿が見えてくる…
彼女の名前は、夢乃(ゆめの)つむぎ
中学2年生である。
なんともベタな漫画のような1日の幕開けを迎えているわけだが、なにか『特別な物語』が始まるわけでもなく、ただ純粋に遅刻という現実と向き合っていた。
『あ!むーちゃおはよう!