すごいよね ボタン一つでデリート。だ 嫌になったら はい、デリート。 それで終わり 今までのことが なかったことになるんだ そんな簡単にデリート。 あいつもデリート こいつもデリート そうやって消していく 消したヤツがどう思っていようが 知らないさ だってもういないから だから君も はい、デリート。 サヨウナラ
壊れてしまった感情は もう…戻らなくて… 何度も何度も拾い集めた ガラス細工のよう いびつに ゆがんでたわんで もう元の姿がわからない どんな姿だったんだろう 本当の自分 この形を成しえているのは 表面だけ 中身は崩れて とどめることもなく 流れていってしまった 掻き集めても、掻き集めても 指の隙間から零れ落ちてしまう 中身のない 造られたモノ 今日も ぎこちなく微笑んで 己の存在をたしかめる 生きているのかと
降りしきりる雨の中 貴方が 私を見つけてくれました… ずぶ濡れの心を そっと 抱いて 「大丈夫」と言ってくれました もう…二度と… 人に心は許すまいと そう…思って…いたのに 悲しみの雨は いつか止み 雲の隙間から 日が差し込むように 優しさが…降り注ぐ あぁ… 神様… もう一度…もう一度… 信じてみても いいですか… 今度こそ 失わないよう 私を見つけてくれて ありがとう… 優しくしてくれて ありがとう… −−−−−−−−−−−−
今宵 再び咲かせましょう… 人知れず、儚く、 移ろう 世を見つめ 私は ここに いるのです。 けっして 見つからぬ 白い…彼岸花 誰にも 誰にも この心は 譲れない たとえ 時が流れ この身が朽ち果て 夢幻（ゆめまぼろし）となっても 思いだけは。 言の葉は 千の時を越え 君の幸せを 願い 八千代へ 八千代へと… 瞼（まぶた）閉じて 静かに 祈る 今宵も独り 静かに 静かに… 俯き 咲くのは 白彼岸花 白く 白く… 宵を彩る 永遠（
今日も夜空を見上げる 天空の回廊 星々の輝き その中に一人佇む 幾万幾億光年の光の中 自分の存在なんて 点描の中の一点にすぎない 誰にも気付かれず 一瞬の瞬きで 消える命 なんて儚い‥ この小さな光が誰かを照らすことが 出来るのだろうか せめて届いたらいいな 君へ‥
