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『ミステリと言う勿れ』の整くんの言葉にやられた話


整くんの言葉は優しく、とても鋭かった


King Gnuのファンなので、彼らが主題歌を担当したことから、『ミステリと言う勿れ』を知った。

ドラマ版から、整くんの語る言葉に感動しまくりだったのが、映画版でやっぱりやられて帰ってきた。

これから作品を観る方もいるかもなので、私の心に刺さった整くんの言葉のみ書きとどめておきたい。

「弱くて当たり前だと、誰もが思えたらいい」

この言葉の前後のセリフもとてもいいのだ。シチュエーションも。

強くて壊れない人がよい、と誰が決めたのだろうか? 強くて壊れないって、たぶんだけど、ある意味、鈍感でないとできないと思うけど。

私はかつて、神経質で打たれ弱い人間だった。その片鱗は、少し残っていると思う。でも、今は家族でさえ、私を「強い」という。

なぜそう言われるようになったのかを考えると、私の場合は至極単純で、痛みに慣れたことと、意図的に痛みに対して鈍感になり続けたからだ。

弱さを自覚したから、鈍感になり、生きるつらさを緩和したわけだけど。それと引き換えに、失ったものもあるな、というのが本音。

「下手に見えたということは、それだけ目が肥えたということ。下手に見えたときが伸びしろ」

ハッとさせられたのだ。

だって、得意とか好きなものを、「下手に見えた」という理由で諦めたことが何度あっただろうか。あの時もう少し粘ったら、もっと好きとか得意という気持ちになれたかもしれない。

世の中にはたくさんの与えられる楽しみがある。音楽、ファッション、ハンドメイド、学問、運動、料理・・・ブログもその一つ。

でも、それを見聞きして楽しむ側から、プレイヤー側に回りたいと思うものって圧倒的に少ないんじゃないだろうか。その中から「上手くなりたい」と思えるものはもっと絞られるはず。

であるなら、今やっていることは、縁があるに違いない。

「困難な時ほど、希望に向かう」

元来、私はポジティブとかネガティブというのが好きじゃない。いつもポジティブに、とかいうのも、そんな必要あるのかなと思っている。だって、落ち込みたい時だってあるし、ネガティブな状態だからこそ見える景色や、知ることもあるわけで。

でも、この言葉には深く頷いた。そう、困難な時ほど、意思を持って希望を探し、そちらに向かわないといけない。

困難は残念ながらついて回るもの。回避できない困難だってたくさんあるからね。

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他にもいい言葉がたくさんあった。整くんの言葉は、いつも私の心にずしんと刺さる。そして、毎回いかに自分の視野が狭いかを思い知らせてくれるのだ。

エンドロール後もお楽しみが

そんなわけで、またドラマとかで続編があるのをとても期待している! あるかないか、どうかなぁ。

主題歌の『硝子窓』は、映画のストーリーを知ると、グッとくる。常田さんは天才だな。そして、井口さんの優しくて切ない声が、さらに深く余韻に浸らせてくれる。

これからご覧になる方は、エンドロール後も席を立たず、最後まで観ることをおすすめします。

『ミステリと言う勿れ』とても面白いので、ぜひ!

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