薬学生が考える、薬局でやってみたい面白そうな企画3本立て

2か月前、こんなツイートをした。

そう、考えが頭の中にあふれていた当時の私は、
何かの媒体に頭の中身を書き下ろすことを宣言したものの、
有言不実行のまま時が過ぎ、2019年も終わりに近くなってしまった。

書かんな。書きたい。書けない。もやもや。

としていたのをやっと先月~本日にかけて、カタカタと文字に起こしております(我ながら遅すぎると反省)。
てなわけで、もうすでに需要がない可能性も否めませんが、
ご興味あるかたはちらっと覗いていただければと。

れっつごーーー⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*

1.お仕事・学校前に朝活!@薬局

最近かなりブームが去ってしまったような気もしますが、朝活です朝活!
朝活を薬局で開催するというのもありとちゃうかな~って思う。
それも「読書の朝活」を、薬局で。

というのも私自身が朝活読書会に参加したのがひらめきの源泉やねんよね。
↓私が参加したことのある朝活読書会

何が良かったかって、
・人それぞれ読む本が異なる
→その人の価値観が垣間見れる
・互いに本の内容をシェア
→普段手に取ることのない本の内容を知ることが出来る
→自身の取り組みとの化学反応を想像しやすくなる
・人と人のつながりができる
→そこからさらに枝分かれし、今まであり得なかった出会いが実現する

これを薬局内でするメリットとして、私は以下のように考える。
・顧客対象となる人たちの興味を知ることが出来る
・薬局内の雰囲気を感じ取っていただける
・「処方箋なし」での薬局の利用方法(健康相談)を体感して頂けるチャンス

薬とか健康とかの切り口からのイベントやとどうしても健康に興味のある層にしかヒットしづらいと思うんよね、いろんなイベント行っていろんな人と話しててそう思う。

じゃあ、切り口を別にして場所は「薬局」っていう発想はいかがかしら、と思ったわけであります。実際にフラワーアレンジメントとかアロマとかしてはる薬局さんは聞いたことあるけど、読書の朝活はないぞ…⁈というわけで、個人的には結構やってみたいな~って思っています。

2.アーティストの個展開催@待合室

このアイデアは私がこちらの団体と関わらせていただくようになった昨年から温めていたもの。
↓こちらはその団体・作品紹介

こんなに感性に訴えかけてくる芸術・表現に出会ったのは私自身初めてで、
もっと広まればいいのに、響く人はたくさんいるのに、って思っていた。

アーティストの方がこんなことを仰っていた。
「医療は絶対みんなどこかでお世話になるけど、アートって絶対必要かと言われたらそうじゃない人もいるよね。だから、難しい。」と。

ほんなら絶対どこかでお世話になるであろう薬局に、必ずしも必要とはいいきれないけどなにかを感じ取るきっかけとなりうるアートを融合すればいいのでは?
アーティストの存在をもっと身近に感じるツールとして薬局というのが機能する、というかんがえかたがあってもいいのでは?
アーティストの方同士が個展を見に来るついでに、薬局で取り組んでいる活動とか薬剤師に何ができるのかを知るきっかけになるのでは?

単純な私はそう思ったわけであります。

3.薬剤師体験に化学の要素を!

※このテーマ内で使用する"調剤"は狭義の意味、つまり「くすりを取りそろえること」という意味であることを前提にお読みいただけたらと思います。

「薬剤師体験って、調剤体験がメインよね。軟膏をつめたり、ピッキングしたり、分包機を使ってみたり。薬剤師の本質的な仕事でもある”重複投薬の有無の確認”や"相互作用の確認”といった業務についてはこの体験内容では知ってもらいにくいから『薬剤師?薬取り揃えてる人やろ?』って言われてしまうこともあるんちゃうん?」っていつも思ってた。
その時に思いついたのが、
「薬剤師だからこそ知っている化学を体験に取り入れる」というアイデアだ。実際に私自身が病院実習でセフトリアキソンとCa剤を混合したら数分後に白色沈殿になっているのを見てめちゃくちゃ衝撃を受けたので、これはこどもにもウケるのではないか、と思ったのも動機の一つである。

画像1

↑私が衝撃をうけた白色沈殿(写真の使用許可は取っています)

薬剤師の持つ薬理学、薬物動態学、製剤学などの薬学的知見に基づいて薬学的管理・指導が行われているというのを、果たして従来の調剤メインの「薬剤師体験」だけで得られるのか。私はそうは思わない。
まあそもそも薬剤師体験のゴールをどこに設定するかによってこの案が良案か没案かわかれるとは思うが、

くすりを取りそろえる前に処方箋を見て、一緒に飲むと悪さをするくすりがいないかのチェックをしているよ。もし悪さを見逃したらこんなことになっちゃうよ。

というのを理解してもらえるような体験ができたら、
薬剤師さんってくすりを取りそろえるだけじゃなくて、こうなることを防ぐためにたくさん勉強してはるんやね!
ってならへんかなあ、なってほしいなあと思う私がいるわけだ。
まあでもこれって実際の医療用医薬品を用いた化学実験になってくると、いろいろ難しいところがあるのかもしれへんなあ。どうなんやろ。。。

<おまけ>
おとな薬剤師体験も並行して行うと面白いかも

これはほんまに思いつき。
こども薬剤師体験のついでに「おとな薬剤師体験」をしたら良いのでは。
内容は簡単。
まずはこどもに薬剤師体験をしてもらって、
今度はそのこどもがおとな(親)に薬剤師のお仕事を教えるシステム。
自分のこどもが一生懸命教えてくれる姿に親子関係も深まり親も薬剤師の仕事について体感で学べる、というメリットがある。

そもそも需要があるのかは怪しいけど。
あったらすでにやってそうやもんね(笑)

おわりに

やっとこさ書き上げることが出来ました。
正味どこでもやってそうなことしか書けへんかったかもしれへんけど、

関西にいる一薬学生はこんなことを頭の中で思い描いているのね

ぐらいに認識していただけたら嬉しく思います。
すでに実施されているものなどありましたら是非教えていただきたいです。
また、もし使えそうなアイデアがありましたらぜひパクってください。
その時は「こんなことしたよ~」という報告をいただければ幸いです。

おーーーーーわりっ!

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