ひょいっと、下関

2019.10.13~14、
山口県下関市で開催された「第52回日本薬剤師会学術大会」に参加した。
学会参加はこれが2回目、日薬主催の学会は初めてだった。

そんな私がなぜ学会に参加しようと思ったのか、
学会で何を学び何を感じたのか、
そして「後輩よ、同じ過ちをするでない!」といった内容を、
つらつら~っと、ゆるゆる~っと、つづろうかしらと思う。

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↑今学術大会のパネルの色、私好みに合わせてきた?(傲慢にも程があるとは思いながらもあえて言うスタイル)って言いたくなるぐらい、この色の組み合わせが好き。

“学会”という響きに私は恋をした

そもそも山口で学会があると知ったのは今年の6月下旬~7月頭ごろ。
Facebookでどこかの誰かさんが“興味あり”を押したものが私のタイムラインに流れてきた。
その時は「ふーん、山口か。遠いなあ。」っていう気持ちと
「これ参加したらいろんな薬剤師の先生方にお会いできるんやろな~」
ぐらいしか思ってなくて、参加しようという明確な意思はないに等しい状態だった。

しかし、どうしても会いに行きたい人がいたのだ、博多に。
薬薬トークセッション内の「薬学生からの処方箋」という企画では大変お世話になったので、直接ご挨拶をしたかったのだ。
また、8月末に大阪にて開催された日本薬学教育学会にこれまたふらっと(初)参加した時に、なんとまあ楽しいことよ!と味を占めたわけなんですよね。
単純なことに喜びや幸せを見出すのが得意な私は、この時点でもう頭の中がお花畑。

「博多で会いたい人に会え、学会でも会いたい人に会え、さらに現場における専門的知識を垣間見できるとか。一石三鳥じゃね?」

と思い、ほんなら行ってみるか~となった。
ほんまに行くと心を決めたのは8月下旬~9月頭だった。
うだうだ決めかねていたら事前登録の期間は過ぎていた。
↑ああしておけばよかったポイントその1、を参照。
学会へ参加した感想を一言で表すと、

学会、超楽しいで!!!
やけどな、どのセミナーに参加したいのかをよく計画を組もうな!!!
じゃないと楽しみ半減してまうで!!!

こんな感じかしら (全然一言で収まらなかった)。
ここからはポイントごとにコメントしていこうと思う。

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↑博多でお会いした方に連れていっていただいたラーメン屋さん。
めっちゃおいしかった、やばい!!!(語彙力)

・楽しかったポイントその1

「ツイッタランドでもリアルでもご活躍されている先生方に直接お会いすることが出来る」
これはTwitterをされている方の醍醐味であろう。まじで楽しかった!!!
いつもは画面上で会話しているのにリアルでお話させていただけるなんて、やっぱ嬉しいですよね(そして皆さんとてもフランクに話しかけてくださりました。圧倒的感謝…)。
そうそうたる方々とお話させていただき、なんかシャンと身が引き締まりました。

・楽しかったポイントその2

「ポスター発表の内容がほんまにいろんなジャンルがあって面白い」
そもそもポスターの数がなんとまあ多いこと!
全部をじっくり見ることが出来たわけでもないですが、実臨床における輸液関連の課題解決へのアプローチや、中高生やマラソンランナーをターゲットにした知識啓発に関するアンケート、薬薬連携を円滑にするツール開発や患者さんとの意思疎通をより明確にするための聞き取り内容、災害医療における薬剤師の在り方、などほんまに様々。
私自身は啓発活動・教育分野に強い興味があるので、そういった内容に関してはめっちゃじっくり一つ一つ拝見しました。実際の業務内で感じる疑問や課題をポスターにして発表されているんや~というのがわかり、いい意味で学会発表に対する堅苦しさやめちゃくちゃ難しい、といった印象が少し晴れました(今年から倫理委員会の審査が必須項目になった云々の記事をどこかで目にした覚えがあるので、実際はかなりハードルが高いのかもしれませんが…)。

・楽しかったポイントその3

「分科会では専門性を深め、かつ熱い討論を聞くことが出来る」
私は分科会26「薬剤師は薬害に対して何ができるか」に参加。
どんな切り口で話がなされるのか単純に気になったのと、事前情報としてHPVワクチンの話が取り上げられると風の噂で聞いたので。
かなりセンシティブな議論(というか講演?)が繰り広げられていたので、私が公の場でああ感じたこう感じたという無責任な発言をするのは避けますが、私のぽんこつ頭に叩き込まれている専門的知識からみても、いろいろ思うところ考えるところは多々ありました。また、HPVワクチン接種を国が推奨していた時期に私自身も接種をしているので、今のこの社会情勢の中で接種を受けさせる親の気持ちも接種を受ける高校生女子の気持ちも、なんとなくわかるような、でも全てはわかり得ることができないような、そんな気持ちになりました。
具体的な内容はともかく、このように学術的・専門的な話に触れることのできる学会は、めちゃんこ有意義なこと間違いなしです。
悪いことは言いません。参加したら、わかるから!!!


ここからは懺悔シリーズ。

・ああしておけばよかったその1

「事前登録しておけばよかった…」
いや、これほんまに大事。
実は“若手薬剤師・薬学生情報交換会”なるものに参加しようと思い、当日受付にかけていた。
だがしかーーーし!!!
まあそりゃ予約で埋まるよね。甘えていた私があほやった。笑
それだけでなく、コングレスバッグも事前申し込みをされた方への特典やったりとか(今回は台風の件もあり、余裕ができたので当日参加の私もゲットできました)、薬剤師の方は参加費が安くなったりするので、事前登録して損はないですおそらく!

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↑コングレスバッグ。めっちゃ丈夫やし、個人的にはこのワンポイントがかわいいからお気に入り。早速学校で使用しております。

・ああしておけばよかったその2

「もっと予定組んでいけばよかった…」
これ行きたい!あれも聞きたい!!でもそれも見逃せへん!!!

\(゜ロ\)えっと、えっと… (/ロ゜)/
あああぁぁぁぁああぁああぁあ( ノД`)泣

ってなりました。前々日から調べて頭に叩き込んでいたはずなのに!!!
こうならないように、慣れていない方は事前から目星をつけ、会場の位置関係を把握し(方向音痴の方はここを念入りに。私のことですが。)、余裕をもってスマートに行動できるようにしておくと、より学会を楽しめるかと思います。

・ああしておけばよかったその3(番外編)

「日本酒の試飲、しとけばよかった…」
私、日本酒めっちゃ好きなんです。うへへ(にやける)。
なので、ポスター発表会場入り口付近でお兄さんたちが
「日本酒、試飲やってます~!」
って掛け声されるたびに私の脳内には
「いけばいーじゃん♪飲んじゃえ飲んじゃえ~♪」
とささやく小悪魔(いや、悪魔)がいたのですが…
結局行きませんでした。一人で行くのはチキりました。
今となっては、行けばよかった…(笑)


以上、
関西在住の女子大生が単身でひょいっと下関まで学会に参加してみた感想でーした!
薬学生の方で、学会1人で参加するんはちょっとびびるな…って思っている方にとって、少しでも「なんとかなるやん!」と思っていただけたら幸いでございます。実際、なんとかなりますから!

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↑帰りに寄った、門司港。めっちゃ夕焼けが綺麗やった。

おわり。

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