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共戦神話(原罪の堕天使)





天地創造の際天使であるヌーラは地上の植物の中に誤って知恵の木を入れてしまう。

ヌーラは人間が神の姿に似せて作られていた為地上に神と同一の存在を作ろうとしているのだろうと勘違いし知恵の木を地上の植物の中に混ぜてしまう。


その後その誤解に神が気付くのはアダムとイブが知恵の木の果実を口にした後であった。


神は激しく怒りヌーラに対して人間界の原罪の責任を取るように命じた。


ヌーラは神の命と自身が犯してしまった過ちの重さに激しく後悔し板挟みとなった。


そして一度は悪魔になりかけるも時の審判者であるビランチより“行いは許されるべきものではないが、神の命に対する忠誠は今も天使のそれである”と判断を受け天使として人間の盛衰を最後まで見届けることこそが原罪の責任であると審判を下される。


このことからヌーラは原罪の堕天使と呼ばれ悪魔でも天使でもある者とされる。


また一説では生命の木も入れられていたのではないかとされていて完全な堕落を免れたのはその果実まではアダムとイブに食べられずに済んだからではないかとされている。

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