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【ChatGPTビジネス講座】-12- ChatGPTはあなたのことを覚えてくれる?!

……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。

「仕事でChatGPTをうまく使っていく」ことをテーマにした《ビジネス教室》が開設されたようですよ。


文乃:「先生、最近なんか気づいたんですけど、ChatGPTが私の好みをちゃんと覚えてる感じがして…コレってそういう機能があるんですか?」

堂前:「あぁ、それ思ったことある! 前に話した内容を踏まえたアドバイスが出てくるんだよね。すごい便利だけど、どうしてそうなるのか謎だったんだ。」

やまなし先生:「お二人とも、いい質問ですね。それはChatGPTの『メモリ』機能が働いているからなんです。」

文乃:「メモリ…って、パソコンとかのメモリですか?」

やまなし先生:
「それとはまた違うもので、ChatGPTの“記憶”だと思って下さい。

ChatGPTの『メモリ』は、皆さんがChatGPTに伝えた情報記憶して、次回の会話に反映させる仕組みのことです。

例えば、文乃さんが以前『好きな食べ物はパスタです』って言ったら、次回からそれを覚えて、パスタに関連するアドバイスが出てくるんです。」

文乃: 「え~やっぱりそうなんですね。やけに私のことわかってるなぁって思ってたんですが、気のせいじゃなかったんですね」

堂前: 「それって、特に何もしなくても自然と記憶されていくんですか?」

やまなし先生: 「はい、ChatGPTくんとの会話の中身を参考にして、自動的にメモリは貯まっていきます」

堂前: 「じゃあ、僕の情報もメモリに残ってるんですか?」

やまなし先生: 「その通りです。堂前さんがChatGPTくんとやり取りした内容を元にメモリを更新していってるんですよ。」

堂前: 「あはは、ちょっと恥ずかしいな。どんなコト、覚えられちゃってるんだろう (´ω`)」

やまなし先生: 「どんな内容がメモリに記録されているかは、ChatGPTくんに聞けば確認できますよ」

文乃: 「どうやったらそのメモリの中身を見られるんですか?」

やまなし先生: 「簡単ですよ。『メモリに記録されている私の情報を見せて』ってChatGPTくんに伝えると、記録された情報を教えてくれます。」

堂前: 「例えば『これを覚えてください』って言えば、ちゃんと記憶されるんですか?」

やまなし先生: 「はい、その通りです。情報を追加するには、プロンプトで『◯◯を覚えてください』と伝えればOKです。

また、『最近、仕事が◯◯に変わったからメモリを更新して』なんて言えば、記録が更新されます。」

文乃: 「やってみよ~。『私は美術館めぐりが好きです。これを覚えて下さい』

やまなし先生: 「そうしたら、『メモリに記録されている私の情報を見せて』って伝えてみてください」

文乃: 「はい!……あ、確かに『ユーザーは美術館めぐりが好き』って出ました」

堂前: 「あれ…??
先生、僕のメモリに『ユーザーは今年入社したばかりの新入社員』って入ってます。僕、もういい加減ベテランなんだけど(^_^;)」

文乃: 「誰か別の人の情報が入っちゃってるのかな?」

堂前: 「あ、そういえばこの前、新人の前野くんといっしょにChatGPTを使ったことがあったな。その時にメモリに記憶されちゃったのかも…。

先生、この記憶を忘れてもらうことってできるんですか?」

やまなし先生: 「はい、できますよ。セリフのまま、『前に伝えた「私は新入社員です」という記憶を忘れてください』とお願いすれば大丈夫です。」

堂前: 「やってみます。……あ、メモリから消えたみたい」

文乃: 「先生、メモリの内容を一度に確認したり、削除したりするやり方はありますか?」

やまなし先生: 「はい、ありますよ。パソコン版のChatGPTを例にお話しますね。

1)右上にある「ユーザーアイコン」をクリックします。(画像では「EI」と書かれているモノ。中の文字はユーザー名で変わってきます)出てきたメニューの『設定』をクリックしてください。

2)ChatGPTの「設定画面」が表示されるので、左側のメニューの中から『パーソナライズ』を選んでください。

3)『管理する』というボタンを押すと、「メモリの管理画面」が表示されます」

文乃: 「あ、こうして一覧できると便利ですね」

やまなし先生:「それぞれの記憶の右端にある“ゴミ箱”ボタンを押すと、削除ができますよ」

文乃: 「『ChatGPTのメモリをクリアする』を押すと、全部を削除するんですか?」

やまなし先生:「はい、そうですね。一度、削除してしまうと元には戻せないのでクリアする時は注意してくださいね。」

堂前: 「一つひとつを選んで削除できるのはカンタンでいいね。先生、特定のメモリを選んで、内容を“編集”することはできますか?」

やまなし先生: 「メモリの内容を“書き換える”、ということですね。残念ながら、それはまだできないようなんです(2024年9月現在)。

そのメモリを一旦削除して、書き換えた内容をまたメモリに記憶してもらう、というやり方を採るのが一般的ですね」

文乃: 「先生、“わたしの情報”以外にもメモリに覚えてもらうことってできますか?」

やまなし先生: 「と言うと?」

文乃: 「ChatGPTくんと一緒にアイデア出しをしてると、『あ、いいアイデアが出てきた。このアイデア、ChatGPTくんにも覚えておいてもらいたい!』って思うことがあるんです」

堂前: 「別の会話の時にも、そのアイデアを覚えておいて使ってほしいってことね」

文乃: 「そうそう。できませんか?」

やまなし先生: 「そのアイデア出しをした会話の“要点”をメモリしてもらうことはできますよ。
『この情報は、次回以降の会話でも覚えていてほしいです』なんて伝えてみてください」

文乃: 「なるほど! そうやって伝えればいいんですね」

やまなし先生: 「会話の全体、一言一句をメモリするわけではなく、あくまで“要点”だけを記憶するものですが、なかなか使えますよ」

文乃: 「へぇ~、メモリ機能って結構便利ですね」

堂前: 「覚えたいことを確実に記憶して、いらない記憶は消せるってのもいいですね。人間もそうだったらいいのにね(^^)」

文乃: 「……ホント、そうですよね……。あんな記憶、きれいさっぱり消えてしまえばいいのに……」

堂前: 「あ、なんか“地雷”踏んだっぽい……。先生、ちょっとコーヒーでも飲みに行きません?」


【やまなし先生の解説】

ChatGPTを長く使っていると、
 
「なんか私好みの回答をしてくれるようになったなぁ…」とか、
「私の仕事を知ってるみたいな回答をくれるなぁ」と思ってことはありませんか?

それは気のせいじゃなく、ちゃんとしたChatGPTくんの機能のタマモノなんです。
 
ChatGPTの「メモリ」機能は、
1)  あなたがChatGPTくんとした「会話から得られた情報」を”記憶”し、
2)  次の会話に”活用”する

という仕組みなんです。
 
たとえば「あなたがどんなものを好きなのか?」、「どんな活動をしているのか?」などを覚えておいて、その後の会話では、よりあなたに役立ちそうな情報を選んで回答してくれるんです。
 
つまり、あなたと話せば話すほど、ChatGPTくんは賢く、あなた好みになっていくということ!
 
ChatGPTくんと話をした「時間」「回数」「会話の内容」がとっても大切になってくるんですね。
 
『できるだけ早くChatGPTを使い始めた方がいい』
『使い続けた方がいい』

 
そう言われる理由のひとつが、この「メモリ」機能なのです。

趣味でも、お仕事でも…色々な会話をしていくと、ChatGPTくんはどんどん成長していきます。
ぜひ、たくさん会話をしていってください!


【今日のまとめ】

◆ ChatGPTの「メモリ」機能は、過去の会話提供された情報記憶し、次回以降の会話に活用してくれる便利な仕組み

◆    情報の“追加”“更新”“削除”ができる

◆    「この会話の内容を覚えておいて」という指示もできる ※ 内容を要点化してメモリする

◆    情報の削除もできるので、必要な情報だけを残すようにするのがポイント


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https://note.com/kotonoha19/m/m2d54f54571a9


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どちらも場面でも、生成AIはとても頼りになります!

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「AIを使って、何をしたらいいの?」

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・・・・

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