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同棲1ヶ月目を振り返る

彼と同棲をして1ヶ月が過ぎた。
あっという間のようだったが
彼のいる生活が日常へと変化した1ヶ月だった。

この1ヶ月で改めて気付いたこと。
それは、彼は私と似ているようで
実は全く正反対なところもあるということ。

彼は自分を律することができる人なので、
気分のアップダウンやムラがない。
自分の機嫌の良し悪しで
態度や行動が変わらないのだ。

例えば、私たちは同棲を開始するタイミングで
「2人の定番」を作った。
たまたま私がnoteで目にした投稿が素敵で
私たちも作ろうよ!と話したことがきっかけだった。

私が提案した定番は「疲れた時にはマッサージ」だった。
私は気分屋で1週間で1度くらいしか実現できていないのだが、
彼はほぼ毎日寝る前に足ツボマッサージをしてくれる。
彼曰く、その日によって浮腫や痛がる部分が違うらしく
昨日の私は胃が疲れていたらしい。

彼の定番はなかなか決まらなかった。
何にしようかなぁとしばらく悩んでいた彼が提案したのは
「カレンダーを買って毎日メッセージを書く」だった。
その日あった出来事や思ったことを
一言ずつ書き留めていきたいとのこと。
早速無印でカレンダーを買って冷蔵庫に貼った。
私は数日サボってまとめて書いたりするのだが、
彼のメッセージはほぼ毎日手書きで追加されている。

大抵は晩御飯が美味しかったという内容なのだが、
今日は何て書いてるかな?と朝起きて冷蔵庫を見るのが日課になった。
毎日顔を合わせているけれど、短い交換日記のようで楽しい。
慌ただしい毎日の中で、何でもないような毎日を
振り返り味わう時間があることが嬉しい。

1回だけなら誰でもできる日常の小さくて些細なこと。
だけど安定的に毎回同じことを
同じようにできる人はなかなかいない。
少なくとも私はそうしたコツコツ繰り返すことが
限りなく苦手なタイプの人間だ。
彼は、決して当たり前じゃないことを、
当たり前かのように継続できる人。
彼のそうした安定感が、私の心の安心感にも
繋がっていることに気が付いた。

毎日残業だらけで多忙な彼は、
自分は食べないのにも関わらず
毎朝早起きして朝ごはんを作ってくれる。

朝が苦手で寝ぼけてぼーっとする私の隣で
既にスーツを着て歯磨きをしながら
鼻歌を歌ってクイックルワイパーをかけている。

天気予報を見ない私に、
今日は○度で曇り、風は冷たいみたい!
コートは要るかもね!と言いながら家を出て行く。

ゴミ出しもいつの間にかやってくれていて、
前の晩洗ったお皿もしまってくれている。

いつも家を出て行った後に気がつくから、
ありがとうを伝えるのがLINEになってしまうけど
お礼の代わりにと私は晩御飯を作る。
決して料理は得意ではないのだが
なるべく野菜を沢山使って、
あったかい出来立てを食べてもらえるように、
彼が家に帰ってくるのを待っている。

この間ふとした時に聞いてみた。
なんで毎日朝ごはんを作ってくれるの?と。
そうすると、彼は彼で
私が夜ご飯を作ってくれるのが嬉しくて
そのお礼の意味もこめていると話してくれた。

このプラスの感情の循環、なんかいいなぁと思った。
この先も続けばいいな。続くように頑張りたいな。

相手の思いやりが、当たり前にならないように。
ありがとうと伝えたり、別の形で返したり。
「やってあげた」じゃなくて
自然とやりたいなと思う気持ちが続くように。

ゴールデンウィークも今日で終わり。
明日からまた始まる日常を大切に生きよう。
まずは家に帰ったら、
2日分のメッセージをカレンダーに書き込まないと。
マッサージは、また余力がある時に。(笑)

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