世界旅行者が見るディズニーシー

※注意!
ディズニーに詳しくはないけど色々旅行した人が楽しくディズニーシーを考察する記事です。未熟ですので温かいお心で読んでいただけると嬉しいです。


先日、ディズニー大ファンのお友達にエスコートされてディズニーシーを満喫してきました。
まったりカフェ巡りをしたりパーク内を歩くうちに発見があったので、モデルとなった現実世界と比較しながらあれやこれや書いて行こうと思います。

ディズニーシーには7つの海を模して7つのエリアがあります(8つ目のエリアのファンタジースプリングスは淡水エリアなのでノーカウント)。
列挙はしませんが、今回注目したいのはいくつかのエリアと、全体を通した言語の扱われ方についてです。


ディズニーシーとリアル世界の比較

メディテレーニアンハーバー

入ってすぐのメディテレーニアンハーバーは地中海という名前の通り、イタリアがベースになっていることは有名かと思います。
ヴェネチアのゴンドラ、フィレンツェのベッキオ橋などなど…
それからソアリン横の壁がローマの水道橋がモチーフかな?というところまでは気づけました。
イタリア語には詳しくないですがスペイン語を少々齧っている身として、ミラコスタという名前の由来も気づいた時にはハッとしました。
(スペイン語的にはmirar (見る)+ costa(海岸)でミラコスタかな、と)

さて、地中海と一口に言ってもフランス南部やスペイン、ギリシャなど有名な国は多々ある中、なぜイタリアをベースにしたのでしょうか?
「Roman roads lead to everything(すべての道はローマに通ず)」をイメージしたのかな、と私は思いました。
どこのエリアに行くにも必ず通るメディテレーニアンハーバー。ここからどんなところにも行けるんだよ、ここから全ては始まるんだよ、という意味が込められているのではないかなぁ…と。
もちろん、ロマンチックな雰囲気がディズニーシーの世界観にマッチしていることは言うまでもありません。

マーメイドラグーン

マーメイドラグーンも、ロマンチックさではメディテレーニアンハーバーと一二を争うときめきエリア。
屋内でアトラクションも小規模なものが多いので、どちらかといえば子供向けに設定されたエリアという印象があります。
なぜマーメイドラグーンが子供向けポジションになったのか?
想像、言語、共存の3つのポイントから考えてみたいと思います。

  • 想像

実在のモデルがある他のエリアと違い、水中であるマーメイドラグーンは殆どが想像の産物だと言えます。
子供の無限の想像力がなんとなくこの世界観とリンクするように感じました。

  • 言語

後ほどさらに深掘りしたいのですが…
水中世界では、この言語!という言語はありませんよね。
子供はまだ特定の言語をマスターしておらず不安定、かつ子供が楽しく遊ぶのに必ずしも言語が必要ない、といった部分が水中世界と重なる気がしませんか?

  • 共存

これはわかりやすく…さまざまな種族が共存している海の中、みんなも仲良く過ごそうね!という教育的メッセージです笑

ディズニーシーと言語

さて、ここからはディズニーシーの中で登場する言葉たちについて。
私が確認できた範囲では、どのエリアもモデルとなった国々で使われている言葉がエリア内の店の名前や看板、落書きなどところどころ使われていました。
新エリアのファンタジースプリングスは北欧をモデルにしたアナ雪のエリアでもあることからゲルマン系の言葉が、ロストリバーデルタは中央アメリカなのでスペイン語が、メディテレーニアンハーバーではイタリア語が、といった具合です。
マーメイドラグーンは先述の通り、特定の言葉がありませんのでお店の名前も英語がメインになっています。

アラビアンコースト

ここで気になったのが、アラビアンコーストの扱いです。
アラブやらペルシャやら、モデルとなっている場所の説は多々ありますが、イスラム世界であることは間違いがなさそうです。
だとしたらアラビア語のような文字がエリア内に書かれていてもおかしくないはず…?
と思い散策してみましたが、私には見つけることができませんでした。

アラビアンコーストとそれ以外のエリアではリアルへの寄せ方に差があるように感じてしまったのですがいかがでしょうか?
キャストさんの衣装も、よりリアルに寄せるのであればターバンやら大きめの布やらで頭部を覆った方がそれらしい雰囲気になります。
…が、そこまで行くと雰囲気が物々しくなりすぎて、ディズニーのコンセプトである「夢が叶う場所」とマッチしなくなってしまうのでしょうね…。
(国同士の関係も多少影響している気はしますが…。)

さて、長くなってきたので今回はこの辺りで。
お読みいただきありがとうございました!


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