31歳という地点から振り返る景色
去年生前葬をして、20代のきらめきを存分に成仏させてから、少女性というものへの苦しい執着がすこしだけ、いや、かなり、手を離れたような気がしています。ほのかに寂しい気持ちはたしかにありますが、それよりはるかに、やっと視界が開けたような清々しさがそばにいてくれるようになりました。
今年は面白いことがどんどんやってきて、わたしのそばにいて、通り過ぎていきました。わたし(の内面)もおそらく驚くほど変わりました。変わればそばにいる人や馴染みの場所も変わるもので、去っていくものたちへの寂しさは感じていますが、棘が刺さるような痛みではなく、やさしいさみしさです。
例えば自分の体型について、太っている痩せているではなく、調和していると感じるようになりました。面白いことはたましいを生き生きとさせていれば向こうから必ずやってくると信じられるようになりました。そういう小さな確信の集まりが実体となって、わたしを確固たるわたしにしてくれている。
だからこれからも、わたしが信じているこの流れに身を任せたい。今わたしと人生が交わっている愛しい人々、いつかこんなにも愛しかったことを忘れてしまうまで、同じ人生を生きましょう。わたしはわたしとして輝きながら生きることで、あなたにとびきりのラブレターを毎日送り続けています。
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