マイルチャンピオンシップ2024
マイルCS
◎チャリン
○ナミュール
▲オオバンブルマイ
△ブレイディヴェーグ
△ソウルラッシュ
△マテンロウスカイ
見解
秋のマイル王決定戦。
京都の外回りであることを踏まえてもだいたい差し馬が台頭する。5年に1回ぐらいやたら速くなるのをのぞいてだいたい勝ち時計が32秒後半から33秒ぐらいの決着になるレースで、強い馬が普通に強いタイプのレース。大体その年の安田記念で上位に来れる馬は上位に来る。
創設時から変わらないリピーターレース、阪神開催でもリピーターがきていたぐらいのリピーターレース。前年の連対馬がいたら警戒していくと良いので今年はナミュールとソウルラッシュは警戒。
昨年一昨年の配当は跳ねたが、後方一手の馬が被った人気になって往年の力がなく差し込めなかったというデュランダルメソッドでの飛び起因なので高齢馬の信頼度を下げ気味に予想すれば大体正解に近づくだろう。
買う馬
本命はチャリンにする。外国馬だが実績はどう見ても最上位と言えるほどのトップマイラー。直線でばかり勝っているがムーランドロンシャンも2着なのでコーナーは問題ないように見える。前走で破ったファクトゥールシュヴァルはドバイターフの勝ち馬でナミュールに勝った馬なので単純比較でこちらの方が強いみたいな短絡的な話もできる。日本の馬場適性というか時計対応できるのかみたいなところはあるが、秋の京都開催はそこまで速くならないので外国馬でも対応できるだろう。実際過去にサプレザも馬券になっている。これだけ不利要素が少ないところに欧州トップマイラーが遠征してきて想定1番人気にならないならこの馬から張るべき。
相手はナミュール。春の安田記念の時にも書いたと思うが、牝馬同士より牡馬混合戦で瞬発力を活かすのが合うタイプ。実際ヴィクトリアマイルは同型の馬との争いを背後から行ってしまってジリジリ詰めるだけになってしまったが、混合戦の流れるレースでの切れ味勝負なら現役だとこの馬が一番上だといえる。母父ダイワメジャーだし2歳から一線級だった馬なので衰えがあるかもしれないが、日本馬ならこの馬を最上位評価に取りたい。
単穴はオオバンブルマイ。オオバンブルマイでチャリンチャリンみたいなしょうもないことをみんな思って買うんじゃないかという気もするが、馬自体はマイルの方が良さそうなのにここ最近スプリント戦ばかり使っていた状況からやっと適距離のマイル(NHKマイルで最後止まったし1500がちょうどいいのでは説もあるが)に戻る今回は人気もしなさそうなこともあって狙っていきたい。どうせ後方大外一手なので全く来ないこともあるだろうが。
連下は普通の有力馬のみなさん。
ブレイディヴェーグは逆ドウデュースの成績リズムなので次は2着か。まぁ内枠に入ってしまって先週のルメールを見ている限りだと内枠の時の焦り騎乗みたいなのも不安ではあるので軸にはしたくない。この馬はスローの牝馬戦で瞬発力勝負をする方が合っているというナミュールと逆のタイプのように見えていて、GIの牡馬混合戦では追走力不足にならないかが心配なところ。典型的なヴィクトリアマイルの方が良さそうなタイプ。ナミュールは去年勝っていて適性があることを示しているわけだから逆のタイプだとちょっと評価しづらい。これで1番人気想定なんだから押さえるだけにしたい。
ソウルラッシュはどうやっても切れない。なんならこの路線の中心の馬で馬場状態不問コース不問なので絶対に崩れないし、馬券はこの馬の前に何頭出るかという考え方で行きたい。個人的には6歳という年齢が引っかかりを覚えるので、安定はしていても勝ち切るまではどうかと思って連下評価にとどめるが連複軸にしてもいいだろう。ずっとセリフォスと一緒に走って先着し続けているのでこの馬の評価がここだからセリフォスは無印ではあるがこの馬が軸の人はセリフォスも一緒に買った方が無難。
最後に穴馬ではマテンロウスカイを。天皇賞・秋5着というだけで価値がある。ここ2走は止まってもいない伸び負けという感じで着差もそんなにない。有力馬に後方の脚質の馬が多いのでこういった器用に立ち回れる先行馬が抜けてしまって残るということは往々にしてありうる。どちらの意味でも怖い鞍上も加味して押さえておきたい。
買わない馬
コムストックロードは個人的には紐に入れるが、流石にここまで手を回していたらというライン。前走久々のマイルでちょっとやれそうな気配は出していたが。
バルサムノートも同様。なんならこの馬は左回りの方がいい。
ジュンブロッサムは印が回らなかっただけ、天気予報的にちょっと渋りそうなので外したという所存。前走取らせてもらってるので買いたいが、鞍上が戸崎なのでGIでは割引(この秋ずっときてるのは置いておく)。近年富士Sの勝ち馬が連覇したりしているのでそういった意味でも追い風ではあるが、明らかに叩きだったメンバーに対してメイチだったように見えていて今回は逆転する感じがするのでここが試金石の一戦。そんなに人気しないで良馬場になるようなら。
フィアスプライドは唯一のディープ産駒なのでそれだけを理由にした流れ込みはあるかもしれないが、これも牝馬限定戦の方がいいタイプだろう。崩れず一桁着順入線ではないかと見る。
ニホンピロキーフは取り立ててセールスポイントもない。馬券圏内から一番遠いイメージ。
レイベリングは元々の素質を高く評価されていた馬でようやくGIの舞台まで再び漕ぎ着けたという感じ。右回りの方が絶対に良いのは良いだろうがこのメンバーでどうというイメージもできないので今回は消し。
アルナシームは勝ち鞍の大半が1800なのでマイルは短い。横山父がマテンロウを選んでるのもあるので今回は消し。
ウインマーベルは逆に1400の馬。とはいえ1600を使うのは今回が初めてなので未知の魅力というのはある。京都得意の松山鞍上というのもあるし、血統的にどうかとは思うが紐に入れて楽しいかもしれない。
セリフォスは能力的に圏内だとは思うが、ダイワメジャー産駒の早熟性、中内田厩舎の古馬GI成績などを踏まえるとあまり積極的に買いたいとは思えない。もちろんこーゆーときほどこの手の馬は来るものだとは思うが(ブラックホークも急に人気落ちた安田記念を勝ったし)それでも馬券は軸がちゃんとしてれば当たるのでこの馬は紐まで。
タイムトゥヘヴンは元々中山の方がいい馬で2走前はそれが出ただけ。今回は無視でいい。
取捨に悩むラインのエルトンバローズは前走が復活というには物足りない感じの3着。ホウオウビスケッツ比で天皇賞でもいい勝負になったような気はするがこちらに出てきたあたりどうなんだろうか。大外なのはあまり良くないようにも感じる。リピーターという意味では去年4着ではあるので人気がないようなら紐に入れてもいいかもしれないが、やはり去年の状態にはない気はするので個人的には切ってしまう。
買い目
推奨なのは見
個人的には11から馬連と三連複で遊ぶ。
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