10年前と今と。

10年前、自分が何をしていたか覚えてますか?
どんなことに注力して、何に熱意を注いで、何を目指していたか。

10年前、私は大学生だった。
週一度、ナレーションスクールに通っていた。
毎週1回、3時間。
すごく熱くて、悔しくて、それでいて楽しかった濃厚な時間。

多分その時は本気で何かに成りたかったんだと思う。
声優やナレーターになりたかったのか、と言われると自分でもよくわからない。
でも何かを目指していたかった。いわゆる思春期ってやつだ。

クラスには高校生〜アラサーのお兄さんお姉さんも居た。
みんなで集まって公園で練習したり、カラオケ屋で声出ししたり、エチュードをしたり。
たった1年だった。けど、それはそれは濃い思い出だ。

みんな向いてる方向は違えど、物凄いエネルギーと熱意があった。
あのときの咽返るような熱意は多分、あのときにしか得られないものだったんだと、10年経って思う。

そんな青い、青臭い10年前から私は何か変わったかというとどうだろう。
大人ってこんなもんだっけ?
相変わらず自分の人生に必死だ。
青臭さは多少減ったかもしれないけど。
他人の想いなんて入り込む余地もないほどキツキツで、心の隙間に紙1枚すら入らないと思う。

社会人になってそれなりに経験は積んだが、それで何かゆとりができたかというと、多分そうでもない。
できないこと、得意なことがわかったくらいか。
それはそれで大きな収穫だけれど。

見えないなりに今からだって、漠然と挑戦しようとしていることはたくさんある。
10年経って変わったことといえば、お肉のつく場所とかそんなもんか?(言ってて悲しい)

でも、それでもいいかな、と思っている。
何者かに成りたかった私はもう居ない。

イメージコンサルタントの資格も取りたい
企画を仕事にしたい
フリーの広報として仕事もしたい
音楽と関われる仕事もやりたい

やりたいこと全部やってみたいのだ。
青臭ささが多少減少したかな、と思ったけど案外そうでもなかったな〜!
10年たってやりたいことが増えた気さえする。

昔ほど一つのことに注力して熱意は注げないなら、少しずつがんばって目を育ててみるのもきっと悪くないよ、と自分を奮い立たせる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?