ガールズクラッシュのお手本!MAMAMOOに学ぶ「私は私と言える強さ」

ガールズクラッシュという言葉をご存じですか?
今や世界中で大流行しているK-POPカルチャーの中で生まれた「女性が憧れる強くかっこいい女性」という意味の言葉です。
中でも韓国のガールズグループMAMAMOO(ママム)は「私は私」というメッセージを発信し、世界中の女性たちから支持されています。
女性のエンパワーメントが叫ばれる今の時代の象徴ともいえる彼女たちから、今を生きるヒントを見つけられるはずです!

ーMAMAMOOとは?


左からムンビョル、ソラ、フィイン、ファサ

身長が高く、スラリと華奢で色白、そんなアイドルのイメージとは少し違う彼女たち。
写真を見て、アイドルに見えないという印象をもった方もいるのではないでしょうか。


彼女たちは2014年のデビュー以来、常にトップを走り続ける韓国の超人気グループ。
堂々としたパフォーマンスと圧倒的な歌唱力で、デビュー当初から「新人らしくない新人」といわれてきました。

日本ではまだまだ目にする機会は少ないかもしれませんが、全世界のチャートを席巻するほどの人気を集めています。
MAMAMOOの最大の魅力は「私は私自身を愛している」という気持ちを表明し続けるところです。
メンバーそれぞれが絶大な人気を誇り、2018年からはそれぞれソロデビュー。
デビューから7年が経った今もなお世界中の人々を魅了し続けています。

ソラ(Solar)

グループ最年長、奇跡の美貌を持つ31歳。
メンバー全員からいじられる愛すべきリーダー。
アゴが外れるんじゃないかと思うほど大きく口を開けて歌うのが特徴。


ムンビョル(Moonbyul)

中性的な声のラッパーでボーカルも担当する28歳。
タカラジェンヌような雰囲気を持ち、メンバーを気遣う言動はまさに紳士。
実際はソラにべったりで、ちょっかいをよく出す。


フィイン(Wheein)

どんなテイストの曲もだって歌いこなすハスキーボイスのをもつ27歳。
天才的な歌唱力でグループを下支えしている。
ファサとは中学時代からの親友で、うるさいほどボケるムードメーカー。

ファサ(Hwasa)

最年少には見えない、グループの末っ子27歳。ボーカル担当。
フィインとは中学時代からの親友で、独特の表現で数々の名言を生む「名言製造機」と呼ばれる。
「彼女が食べれば売れる」と言われているほど、圧倒的な影響力を持つ。

ー個性を貫く彼女たち

個性豊かな4人が集まったMAMAMOO。
抑圧や批判をはねのけ、真っ向から勝負する彼女たちのエピソードをいくつか紹介します。

【女だから何?私は私のしたいようにする】


2019年のソウルでのコンサートのとき、Tシャツの襟を掴み、ビリビリッと勢いよく破いたソラ。トレーニングが趣味の彼女は女性アーティストらしからぬバキバキに割れた腹筋を披露しました。
「男性アイドルは服を破るパフォーマンスをするのに、女性はしないじゃないですか。
私もやってみたくて、コンサートで服をズタズタに破るパフォーマンスをしました」

テレビ番組でこのように語るソラ。
男だから、女だからという固定概念にとらわれず、自分がしたいと思ったことにチャレンジする姿勢に勇気づけられます。

【時代の美の基準に私が合わないのなら、私が新しい美の基準をになるんだ】


MAMAMOOはデビュー前に「ビジュアルのせいで売れない」と言われた苦い過去があります。特にファサは外見至上主義の韓国で厳しい批判を浴びました。当然若かりし頃の彼女はひどく傷つきます。

ですが、そこで転んだままではないのがファサの強さ。

批判をきっかけに彼女を彼女たらしめる名言が生まれたのです。

「この時代の美の基準に私が合わないのなら、私が違う基準になるんだ」

時代に合わせるのではなく、時代を私に合わせる。
10代の女の子の発言とは思えない力強い言葉。
誰かと比較せず自分自身を愛する強さの根底に揺るぎない自尊心を感じます。

【私は私の思う通り選ぶ、答えは楽曲に】

自分らしさを発信し続けるMAMAMOOのメンバーたちはその注目度の高さから、今まで何度も批判の対象となってきました。パンツが見えそうな私服、露出度の高いすぎる衣装、セクシー過ぎるパフォーマンスなど、やりすぎともいわれかねない表現でたびたび議論を巻き起こしました。
そんな批判に対して、楽曲の中でそれぞれの意志を表明しています。

問題視 my fashion 気にしないただのaction
私を批判した皆さんに感謝 おかげで私のメンタルは強くなった
鼻水のついたTシャツ はみ出したパンティー べたついた髪 私がすればHIP 

※HIPとはかっこいいという意味のスラング

批判も圧力も全部受け止めて、私は私なんだから放っておいてと歌い上げる強靭さ…!
さらに楽曲の中で私の真似したっていいよ、とも。
数ある「私は私」と歌う楽曲の中でも、ファサを中心にメンバー全員が作詞に携わった「HIP」は彼女たちの想いをまっすぐに吐き出しているといえます。


ー現代を生きる私たちを勇気づけてくれる

歌声だけで観衆を魅了するほどの技術と見ている人全員を巻き込むノリのいいパフォーマンスは一見の価値あり!

ガールズクラッシュを体現する彼女たち。そんな姿から想像もつかないようなギャップも魅力のひとつです。
常に楽屋ではずっとギャーギャーと騒いでじゃれあっているほどメンバーたちは仲良し。
バラエティ番組では芸人顔負けの言動で周囲を笑いの渦にすることもよくあります。
よく食べ、よく笑い、時には涙する。飾り気のない等身大の姿を見せてくれるのです。

「ありのままのでいい」と楽曲のみならず生き方からも教えてくれる彼女たちの魅力を感じていただけたでしょうか。
他人の評価を気にせず自分を表現することはとても難しいことかもしれません。
でも一度きりの人生、傷つくことを恐れて臆病になっているのはもったいない。
彼女たちのように「私は私が好き」と自分を認めて、愛してあげることが自分らしく生きるヒントになるはずです。

少しでもイイね!と感じたなら、ぜひYouTubeでライブ映像を確認してみてくださいね。
彼女たちからきっとエネルギーをもら貰えるはずです!

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